後とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 時期 > のち > の意味・解説 

しり【尻/×臀/後】

読み方:しり

【一】[名]

人や動物胴体後部で、肛門の付近肉づき豊かなところ。けつ。おいど。臀部(でんぶ)。

動く人や物の後ろ。あと。後方。「行進の—について歩く」

物事の一番あと。終わり部分。しまい。最後。「ことばの—」「—から二番目成績

物の、最も後ろ部分最後部。「—の切れたわらぞうり

本・末のある長い物の、末の部分末端。「縄の—を持つ」

容器外側の底の部分また、果物底部。「鍋の—」

着物の裾。

物事や行為の結果結果として生じた事態また、事件の余波とばっちり

「その責任持ち込んで来る—はなかった」〈徳永太陽のない街

[補説] 他の語の下に付いて複合語をつくるときは一般に「じり」となる。

【二】接尾助数詞矢羽用い鳥の羽を数えるのに用いる。尾羽用いるところからの語。大鷲(おおわし)は14、小12(たか)は10で一尻という。

の羽百—、よき馬三疋」〈義経記・二〉

[下接語] (じり)脂尻・糸尻押っ立て尻織り尻仮名尻川尻為替尻勘定尻木尻口尻・鞍(くら)尻・交換尻湖尻言葉尻・賽(さい)尻・財布尻・鞘(さや)尻・地(じ)尻・瀬尻台尻(だん)尻・帳尻月尻出尻どん尻長尻・鍋(なべ)尻・沼尻半尻貿易尻幕尻・眉(まゆ)尻・目尻・矢

尻/臀/後の画像

あと【後】

読み方:あと

《「跡」と同語源》

人の背中向いている方向後ろ後方。「子犬が—からついてくる」「郷里の町を—にする」

ある時点からのち。

以後。「転んでから—のことは覚えていない」「—で悔やむ」「二年—には完成する」「問題解決を—へ回す」⇔先。

終了後。「番組の—で視聴者プレゼントあります

死後。「—に残され子供」「—を弔う

ある時点より前。以前

四五日—、おれが処へ来て何といった」〈文・西洋道中膝栗毛

連続するものの中で、次にくるもの。

㋐ある基準並べた順番の、終わりの方。「名簿の—の方」⇔先。

次の代わりのもの。「お—は何にしますか」「電車が—から—からやってくる

後継者後任。「宣伝部長の—を決める」

子孫後胤(こういん)。「—が絶える」

後妻。「—をもらう」

物事終わってから残ったもの

残った部分残され余地。「—の始末をつける」「—は次の機会に譲る」「追いつめられて—がない」

㋑なごり。あとあとまで心に残るもの。特に、思い出遺徳。「—を引く」「祖父の—をしのぶ」

副詞的に用いて)まだ余地のある状態を表す。今からさらに。「—一年任期が残る」「—三分終了します

接続詞的に用いて)それから。「—、気付いたことはありませんか

[補説] 2㋒の「後を弔う」では「跡」とも書く。


ご【後】

読み方:ご

[音](慣) コウ(漢) [訓]のち うしろ あと おくれる しりえ しり

学習漢字2年

[一]〈ゴ〉

空間的にあとの方。うしろ。「後光銃後人後背後

時間的にあとの方。のち。「後刻後日後手(ごて)/以後午後今後最後死後事後食後戦後老後

しり。「鶏口牛後

おくれる。「後家

[二]コウ

うしろ。「後援後宮後続後退後部後頭部

のち。あと。「後悔後期後継後難後任後年後輩後半後遺症

おくれる。「後進国

[三]〈のち〉「後後後程

[四]〈あと〉「後味後後後厄

名のり]しつ・ちか・のり・もち

難読明後日(あさって)・後妻(うわなり)・後朝(きぬぎぬ)・後込(しりご)み


ご【後】

読み方:ご

ある事件よりものちの日、または、時。あと。「その—」「数分—」


こう【後】

読み方:こう

⇒ご


のち【後】

読み方:のち

その時のあと。その事のあと。「晴れ曇り」「協議の—結論を出す」

これから先。未来将来。「—の時代を担う人」

死後なきあと。「—の世」

子孫後胤(こういん)。

「元輔(もとすけ)が—といはるる君しもや今宵の歌に外れてはをる」〈九九


ゆり【後】

読み方:ゆり

後刻後日

「我妹子(わぎもこ)が家の垣内(かきつ)のさ百合花—と言へるは否と言ふに似る」〈万・一五〇三〉


しり‐え〔‐へ〕【方/後】

読み方:しりえ

後ろのほう。後方。

万丈山千仞(せんじん)の谷前に聳(そび)え—に支(さそ)う」〈鳥居忱箱根八里

競技物合わせをするときの右のほうの組。

上の女房、前—と装束(さうぞ)き分けたり」〈源・絵合


読み方:うしろ

  1. 役者にセリフ後ろから附けること及びその役。黒衣(くろご)を着てゐるから黒ん坊とも呼ばれる新劇にあつては、歌舞伎黒ん坊様に舞台の上出しや張つてゐない。大道具の蔭にゐてやつたり、又は舞台構造に依つては、特に独逸舞台構造にあつては、舞台床下此のセリフ附ける役の居る処で出来てゐる。此の役目を、新劇に於てはプロンプターと云ふ。

分類 演劇

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

〒020-0601  岩手県滝沢市後

名字 読み方
うしろ
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

読み方
あと
うしろ
こう
しとり
たかご
のち

前後

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 02:01 UTC 版)

前後(ぜんご・まえうしろ)とは、方位(六方)の名称の一つで、奥行を指す方位の総称。この内、進む方向を(まえ)、これと対蹠に退く方向を(うしろ)という。




「前後」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 06:45 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. うしろ)(「後ろ」とも表記位置呼称。背の方向
  2. あと、のち時間呼称。ある時点に対して未来となる時点

翻訳

接尾辞

  1. 動作や行為に遅れて成立すること。

熟語


※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「後」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



後と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「後」に関係したコラム

  • FXのチャートのもみ合いとは

    FX(外国為替証拠金取引)のチャートがレンジで推移していることを「もみ合い」といいます。もみ合いは長い期間続くこともありますが、いつかはもみ合いが解消されて下降するか、上昇するかのいずれかの方向へ値動...

  • FXの2段上げ、3段上げとは

    FX(外国為替証拠金取引)の2段上げとは、為替レートが2段階にわたって上昇することです。また、為替レートが3段階にわたって上昇することを3段上げといいます。一方、為替レートが2段階にわたって下降するこ...

  • 為替の日足・週足の期間は

    為替レートを一定の期間で区切った1つ1つを「足」といいます。期間が1日の場合を日足、1週間の場合を週足といいます。足は、日付、始値、高値、安値、終値、出来高の6つの要素から構成されます。このうち、始値...

  • CFDの売買エントリーポイントをチャートパターンで見つけるには

    CFDの売買エントリーポイントを見つけるには、罫線のパターンやチャートのパターン、テクニカル指標の数値などの方法が挙げられます。ここでは、CFDの売買エントリーポイントをチャートパターンで見つける方法...

  • FXのチャート分析ソフトMT4のフラクタルの見方

    FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)のフラクタルの見方について解説します。フラクタル(Fractals)は、為替レートの高値と安値からトレンドの転換点を探...

  • FXのポイントアンドフィギュアの見方

    FX(外国為替証拠金取引)のポイントアンドフィギュア(Point and Figure、P&F)とは、為替レートの値動きに対して×と○のマークを付けて表示するテクニカル指標です。ポイントアンドフィギュ...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「後」の関連用語


2
54% |||||

3
54% |||||

4
54% |||||

5
54% |||||

6
54% |||||

7
54% |||||

8
54% |||||

9
54% |||||

10
54% |||||

後のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



後のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
日本郵政株式会社日本郵政株式会社
Copyright (C) 2024 JAPAN POST SERVICE Co.,Ltd. All Rights Reserved.
名字見聞録名字見聞録
copyright©1996-2024 SPECTRE all rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの前後 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS