公正とは? わかりやすく解説

こう‐せい【公正】

読み方:こうせい

[名・形動公平で偏っていないこと。また、そのさま。「—を期す」「—な取引」「—な判断

→公平[用法]

[派生] こうせいさ[名]


公正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 07:45 UTC 版)

公正(こうせい)とは、判断や言動などに偏りがないこと。また、そのさま。対義語は偏向。




「公正」の続きの解説一覧

公正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 01:00 UTC 版)

分析的マルクス主義」の記事における「公正」の解説

分析的合理選択マルクス主義は、共産主義から改良主義的な社会民主主義まで左派のうちに多様な政治シンパ持っている。彼らシンパは、1980年代には、資本主義経済的ダイナミズムプロレタリアート階級利害によって革命が起こるというマルクス主義説明を,ほとんど信じなくなっていたのだが、分析的合理選択マルクス主義は、そんな彼らがマルクス主義見直契機となった分析的合理選択マルクス主義者たちは、資本主義変革倫理的なプロジェクト実験ローマー)であると、大筋合意している。こうして1980年代英語圏マルクス主義研究者の間で、公正の理論マルクス主義貢献できるかどうかという議論発展したこうした動き明らかにジョン・ロールズ『公正の理論』(1971年以後復活した規範的政治哲学と結びついていた。 分析的道徳哲学は、すべての利害について等し道徳判断をするために、人はすべての状況で自由であると考えるのだが,その一方でマルクスが、「公正」の概念ブルジョアジーイデオロギー産物としてしか見なかったという者もいる。「公正」の概念は、賃労働契約において資本家労働者対等であるとすることで、搾取正当化しているとして、マルクス主義者たちはいまだに公正の理論について敵対的だというのである。。 しかし大抵の分析的マルクス主義者たちは、上記のような見方否定している。先駆者として役割担ったコーエンであったが、分析的マルクス主義者は、マルクス主義者の公正の理論平等主義焦点合わせたものでなければならない主張するコーエンにとって、このことは、市場交換の非公正性証明するために道徳哲学政治哲学を結びつけ、適当な平等主義測定基準作り上げることを意味する。この主張は、コーエン最近著作自己所有、自由、平等』(1995年)や『もしあなたが平等主義者ならば、なぜそんなにお金持ちなのですか?』(2000年)の中で論じられている。 コーエンは、伝統的マルクス主義者主張とは違って資本主義労働者疎外もたらす故に、つまり労働者としての自己実現欠如をまねくが故に不正であるという主張否定するコーエンによれば伝統的マルクス主義者のこの主張は、人間本性歴史発展についての受け入れがたい形而上学的な主張:すなわち、このすべての人間が、あるひとつの目的生産的な労働者になろうとするただひとつの目的目標持っているという主張基づいている。こうした主張ア・プリオリ論理的真理経験から導き出すことは不可能であるので、分析哲学承認する厳密な手段によっては正当化できない。 かつてのマルクス主義者とは違ってコーエンはさらに、資本主義を、不公平な搾取特徴とするシステムとして論じる際に、労働者雇用者によって「盗まれている」が故に搾取されているのではなくシステムの「自律性」が侵害されその結果利益苦役配分が「不公平」になってしまうが故に搾取されていると考える。伝統的なマルクス主義は、搾取不公正は、労働者労働によって生産され価値を、労働者以外の誰かが自分ものとする故に生じ、どの階級生産手段所有せずたがって労働者作り出した価値をどの階級自分のものとできない社会主義社会においては克服されるだろうであると説明してきた。コーエンはこうした伝統的説明支えているのは、労働者は「自己所有」を持っているという仮定であると主張する労働者は彼/彼女が労働通じて生み出した価値よりも少な賃金支払われるために、資本家労働者労働から剰余価値引き出し、つまり労働者作り出すもの、つまり労働力時間一部盗み取ると言われるコーエンは、自己所有概念は、「それぞれの人の存在や力を超えた権利」、つまり、目的として扱われるものはいつもそう扱われ決し手段として扱われないものを保障するロールズ原理にとって有利であると主張するそれだけでなく、コーエンは、マルクス主義者の公正の説明から、正反対立場であるロバート・ノージックリバタリアニズムまで、自己所有が彼らに共通の基盤与えていることを強調する。 しかしコーエンは,人々個人的力を,だれも優先権主張できない外部的資源のように扱うかどでロールズ批判するのと同様にノージックについても,自己所有概念右派自己所有テーゼのように過度に拡大するかどで攻撃するコーエン考えでは,ノージック間違いは,自分自身対す所有権と同じ道徳的性質をもった,合法的に外部資源獲得できる権利人々与えることである。いいかえればリバタリアニズム才能違い外部資源違いから生じ不平等許しているが,しかしそれは世界が「容易に手に入る」」ことを,つまり私的所有権として手に入ることを,前提としているが故に不平等を許すのである

※この「公正」の解説は、「分析的マルクス主義」の解説の一部です。
「公正」を含む「分析的マルクス主義」の記事については、「分析的マルクス主義」の概要を参照ください。

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公正

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 12:54 UTC 版)

名詞

(こうせい)

  1. 公平で、かつ正しいこと。

発音(?)

こ↗ーせー

関連語

翻訳

形容動詞

活用

ダ型活用
公正-だ

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