code
「code」とは、記号・暗号・行動規範・法典のことを意味する英語表現である。
「code」とは・「code」の意味
「code」とは、「記号、暗号、信号、行動規範、慣例、法典、条約、規約」といった名詞、「~を暗号にする、コード化する、プログラムする」といった他動詞の意味を持つ英単語である。元々は「法典」を意味する言葉に由来するとされ、「規約」や「行動規範」といった意味で用いられていた。例えば「dress code(服装規定・ドレスコード)」や「student code of conduct(学生行動規範)」などが該当する。また、「暗号」といった意味においては、「code words(婉曲表現・隠語)」、「cheat code(チートコード、隠しコマンド)」などがある。情報を表現するための記号体系という意味においては「postal Code(イギリス英語における郵便番号)」、「zip code(アメリカ英語における郵便番号)」などが該当する。更にそこから、コンピューターにおけるデータや命令を表現したものを意味するようになり、情報化社会の発展に伴って、「computer code(プログラムコード)」「code signing(コード署名)」のような「code」を含むIT用語が増えつつある。なお、IT用語における「code(コード)」は、プログラミング言語で記述された、プログラムを表現する文字列のことを意味する。正式には「source code(ソースコード)」であるが、略称として「code(コード)」と呼ばれることも多い。また、「プログラミング言語を用いて、ソースコードを記述すること」を「コーディング(cording)」と言う。
日本においては「コード」というカタカナ語が定着しており、「プレスコード(新聞社内にある倫理規定)」や「コードブック(暗号書)」、「コードネーム(暗号名・秘匿名)」など、様々な形で用いられている。なお、音楽において用いられる「コード(和音・音の重なり)」は英単語「chord」をカタカナ読みしたものである。更に、コンセントなどに接続して給電できるようになる「電源コード・延長コード」の「コード」は、英単語「cord」をカタカナ読みしたものである。
「code」の発音・読み方
「code」の発音記号は「kóud」であり、カタカナ読みすると「コウド」となる。「code」の語源・由来
「code」の語源は、「法典」を意味するラテン語「codex」に由来するとされる。「code」を含む用語の解説
「codeタグ」とは
「codeタグ」とは、HTML言語において用いられるコードの名前である。タグの書き方としては、「」で始まり、「」と閉じることで成立する。プログラミングを解説する場合など、文章中に何らかの言語のソースコードを示したい場合に、この「codeタグ」で囲むことによってユーザーの視認性が上がるといった効果が期待できる。また、HTMLのコードはブラウザが読み込んだ際にプログラミングとして処理されてしまうが、この「codeタグ」などを活用することで、単なる文字列として認識させることができるようになる。更に、検索エンジンなどのロボットがコンテンツを読み込む際に、「これは文章中に記載されたコードである」ということを理解しやすくなるというメリットもある。
「Ten-code(テン・コード )」とは
「Ten-code(テン・コード )」とは、アメリカの警察の無線通信などで利用される省略した番号のことを意味する。もしくは「テン・シグナル (Ten-signal)」とも呼ばれる。現在は100近くのテン・コードが存在する。
「code」の使い方・例文
「code」を「法典、規則、規範」という意味で用いる場合は、「There is no dress code.(服装規定は特にない)」や「This is a book about the Code of Canon Law.(これは教会法典について書かれた本です)」、「According to the Urban Traffic Code, pedestrians have the highest priority.(都市交通法によれば、歩行者が最優先だ)」などと使うことができる。また、「暗号、符号」といった意味では「Please crack this code.(暗号を解読してよ)」や「Surprisingly, their genetic code is identical. (驚くべきことに、彼らの遺伝情報は同一だった」、「There is a message written in code.(暗号で書かれたメッセージがある)」といった用い方がある。IT用語としては、「I checked the code because I got an error.(エラーが出たのでコードを確認した)」、「Let's finish the coding by this weekend.(コーディングは今週末までに終わらせましょう)」などとなる。
コード
コードは、英語の「cord」「code」もしくは「chord」のカタカナ表記であり、それぞれ主に「紐」「符号」「和音」のような意味をもつ語である。
「電源延長コード」と「ドレスコード」および「コード進行」の3語に含まれる「コード」は、それぞれ違う原語に由来する同音異義語である。
「電源延長コード」のように電線・配線などの意味で用いられることの多い「コード」は、英語の「cord」に基づく語である。cord は「紐」「縄」「綱」状の、太くも細くもない糸状の物体を指す。ちなみに、英語ではコードより細い糸をstring(さらに繊細ならthread)、コードより太く頑丈な糸はropeと呼ばれる。
「ドレスコード」や「放送コード」などの語における「コード」は、英語の「code」に基づく。code は「規則」「規定」といった意味の語である。「符号」という意味もあり、コンピュータプログラミングにおける「コーディング」やデータ圧縮における「エンコード」、あるいは「文字コード」などの語は code である。
音楽理論や楽器演奏における「コード」は、英語の「chord」に基づく語である。chord は弦楽器の「弦」、および、その楽器から生み出される「和音」を指す。なお、不協和音はディスコード(discord)という。
「和音」の意味に対応する英単語としては、コード(chord)の他にハーモニー(harmony)も挙げられる。ただし harmony は「和声」を指すことが多く、楽器演奏における和音はもっぱら code である。
作曲はメロディー(旋律)と共にコード進行も意識する必要がある。コードの組み合わせや運び方はあらかた体系化・理論化されている。そのようなコード進行に関する理論をコード理論と呼ぶ。
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