PTクルーザーとは? わかりやすく解説

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PT クルーザー



2008年モデル クライスラー・PTクルーザー 主要諸元表
 
車名 クライスラー
型式 ABA-PT24
通称名 PT クルーザー
形状 5 ドア ハッチバック
ステアリング位置
グレード クラシック リミテッド
 
寸法・重量定員
全長 (mm) 4,295
全幅 (mm) 1,750
全高 (mm) 1,630
ホイールベース (mm) 2,615
トレッド 前 (mm) 1,480
  後 (mm) 1,480
最低地上高 (mm) 160
車両重量 (kg) 1,460 1,470
乗車定員 (名) 5
車両総重量 (kg) 1,735 1,745
 
エンジン性能
種類シリンダー数 直列4気筒 DOHC 16バルブ
原動機型式 S
内径X行程 (mm) 87.5 x 101.0
総排気量 (cc) 2,429
最高出力 (kW/rpm) 105 (143ps) / 5,200 (ISO)
最大トルク (N・m/rpm) 214 (21.8kg-m) / 4,000 (ISO)
圧縮比 9.5 : 1
燃料供給装置 電子式燃料噴射装置
使用燃料タンク容量 (邃骭€) 無鉛プレミアムガソリン56
最小回転半径 (m) 6.1
10/15モード燃料消費率 8.6km/L
 
ドライブトレイン
駆動方式 2輪駆動
トランスミッション 電子制御式4速オートマチック (オートスティック機能付)
変速比 1 速 2.842
  2 速 1.573
  3 速 1.000
  4 速 0.689
  後退 2.214
最終減速比 3.909
サスペンション マクファーソンストラット
  コイル リジット
ブレーキ ベンチレーテッド ディスク
  ディスク
タイヤサイズ 195/65R15 205/50R17
* 〈SI 単位換算値従来エンジン出力単位PS」およびエンジントルク単位kg・m」からSI 単位への換算値次のとおりです。なお、整数単位までとし、小数点第1位を四捨五入します。1ps=0.7355kW、1kg・m=9.80665N・m
主要諸元道路運送車両法による型式指定申請書数値
燃料消費率は、定められ試験条件のもとでの値です。実際走行時には、この条件気象道路車両、運転、整備などの状況)が異なってきますので、それに応じて燃料消費率異なります
2008年モデル クライスラー・PTクルーザー ボディカラー/インテリアカラー組み合わせ表
 
グレード クラシック リミテッド
  インテリア カラー パステルスレートグレー パステルペブルベージュ パステルスレートグレー
ボディカラー シート生地 ファブリック レザー*2
ブライトシルバー メタリック クリアコート  
ブリリアントブラッククリスタル パールコート*1  
クールバニラ クリアコート  
ディープウォーターブルーパールコート*1    
インフェルノレッドクリスタル パールコート  
メルボルングリーンパールコート*1    
シルバースチールメタリッククリアコート*1  
ストーンホワイトクリアコート*1  
サーフブルー パールコート*1  
●: 推奨組み合わせ色 ※: 組み合わせにより、納期異なります
*1: 2008年新色 *2: 一部合成皮革使用してます。

クライスラー・PTクルーザー

(PTクルーザー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 08:30 UTC 版)

クライスラー・PTクルーザー
フロント
リア
概要
製造国
販売期間 2000年 - 2010年7月
デザイン ブライアン・ネスビット
ボディ
乗車定員 4/5名
ボディタイプ
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム クライスラー・PTプラットフォーム
パワートレイン
エンジン
変速機
車両寸法
ホイールベース 2,600 mm
全長
2001 – 2005
4,290 mm(168.8インチ)
2006 – 2010
4,290 mm(168.9インチ)
全幅 1,700 mm
全高
  • 1,600 mm
  • コンバーチブル:1,540 mm
車両重量 1,417 kg
その他
最小回転半径 6.2 m
総生産台数 約135万台
系譜
先代 クライスラー・ネオン (2代目)
後継 3代目クライスラー・デルタに統合
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PTクルーザー (英語: PT Cruiser)[注釈 1]アメリカの自動車メーカーであるクライスラー(現・ステランティス・ノースアメリカ)が製造・販売していたトールワゴン型の乗用車である。

概要

かつて1930年代に同社が生産していたセダン型乗用車であるクライスラー・エアフローをモチーフとし、近代的にアレンジし直した曲線を多用した意匠が特徴。担当デザイナーブライアン・ネスビット

クライスラー・ネオンなどに用いられていたクライスラー・PLプラットフォーム[注釈 2]をベースに開発されたが、最終的には専用のプラットフォームを採用。

元々はプリムスブランドより発売される計画だったが、諸般の事情によりクライスラーブランドでの発表・発売となった。

日本国内に投入されるモデルのハンドル位置は全て右ハンドルのみで、過去に左ハンドルのみのGTとカブリオがあったが、GTは2007年モデルで廃止され、カブリオも2007年モデルで右ハンドル化されたが、2008年モデルにて廃止された。なお、米国においては後部が暗窓仕様の3ドアバン「パネルクルーザー」(「PTパネルクルーザー」は誤記)もラインナップされていた。

その奇抜なデザインとは裏腹に、室内空間は緻密に設計されている。コスト削減のためにインパネ中央部[注釈 3]に集約されたパワーウインドウスイッチも慣れれば意外と使いやすい。初期型で不評だったステアリング上のハザードスイッチも、2006年のインパネ全面改良でインパネ中央に変更された。ヘッドランプバルブはエンジンルームからではなく、フロントのインナーフェンダーにあるカバーを外して交換する。また、前輪の切れ角が少なく、最小回転半径は6.2mもあり、Cセグメント相当の大きさの車としては小回りが利かない部類に入り、更に5ドアは全高が1,600mm(≒1.6m)以上に達しているため、特に日本国内では立体駐車場への駐車が不可能となっている。

2ドアコンバーチブル
2ドアコンバーチブル (リア)

歴史

  • 2000年 - 米国で発売。エンジンは2.4 L。生産はメキシコ合衆国のトルーカ工場。
  • 2000年7月 - 日本で発売。当初、日本向けは2 Lエンジンを搭載した。なお、日本仕様は2002年モデルまでオーストリアグラーツのユーロスター工場(グラーツ工場、現・マグナ・シュタイア)で生産された(2003年モデル以降はトルーカ工場製)。
  • 2002年 - 1月、小改良。バンパーを無塗装(黒樹脂)からカラードに変更。特別仕様「PTストリートクルーザー」を発売。ランニングチェンジ(年次改良)でアンテナを伸縮式からネジ込み(長さ固定のロッド)式に変更し、ヘッドレストの前後調整機能を廃止。
  • 2003年 - 小改良。新グレード「ツーリング」を設定。シフトノブを球型に変更。アンテナがフロントフェンダー上からルーフ後端中央に移動した。特別仕様「PTストリートクルーザー2」発売。
  • 2004年 - 日本向けも2.4 Lエンジンとなると同時にターボエンジン搭載の「GT」を発売。米国で2ドア4シートのコンバーチブルモデルを追加(日本向けはカブリオとして発売)。
  • 2005年 - 小改良。リヤゲートハンドルを電磁式に変更し、球型シフトノブを内装色に変更。GTの特別仕様「GTストリートスター」を発売(その後、日本向けのGTは廃止)。
  • 2006年 - 内外装(ダッシュボード、ヘッドライト、フロントグリル等)を大幅に変更。特別仕様「PTストリートクルーザー・ルート66」を発売。
  • 2007年 - ツーリングとGTを廃止。日本向けカブリオの右ハンドル化。特別仕様「PTストリートクルーザー・パシフィックコーストハイウェイエディション」を発売。
  • 2008年 - 小改良。リミテッドに17インチアルミホイールを採用。なお、この改良を機にカブリオは廃止されたが、日本では2007年モデルのそれを継続販売する。
  • 2009年 - 小改良。6連奏CDオートチェンジャーとサブウーファー付ボストンアコースティック製スピーカーを標準装備。
  • 2010年4月1日 - 生産中止を発表すると同時に、日本においての販売も終了することを発表。日本向け最終モデルとして「ファイナルエディション」を販売(限定50台)[1]
  • 2010年7月9日 - 生産終了[2]。総生産台数約135万台/10年。

タクシーとしての採用例

舞浜リゾートキャブで運用されていた車両

2002年千葉県浦安市にある京成電鉄グループのタクシー会社である舞浜リゾートキャブが看板車両として10台導入[3]、主に東京ディズニーリゾート周辺で活躍し、そのファニーなデザインゆえ利用客からも評判がよかったが、耐久性不足により故障が頻発する(もともとタクシーとしての使用用途を想定していなかったため)などして2007年までに全て退役し、現在はクラウンコンフォートクラウンセダンJPN TAXIに集約されている。首都圏の個人タクシー岡山県平和タクシーでも僅少だが導入されていた。

車名の由来

公式には"PT"は"Personal Transportation"の略であるが、クライスラー・PTプラットフォームもしくは"Platform Tall"の略でもある。また、"PT"は開発時のコードネームでもあった。

脚注

注釈

  1. ^ 韓国などではPTクルーザー・セダンと表記されている。
  2. ^ PLは「Platform Low」の意。
  3. ^ 5ドアはセンターコンソール後端にもある。

出典

関連項目

外部リンク



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