イージーアウトローラーシート
シート脚部に車輪を付け、シートを外したときの移動を楽にさせるようにした車輪付き着脱式シート。クライスラー・ボイジャーの2列目席と3列目席に採用されている。シートが大きく重いので転がして運べる利点は大きい。なお、PTクルーザーも後席は同様な機構にして、クライスラーではクイックレリーズ式リヤシートと呼んでいる。
イージーアウトローラーシート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 01:56 UTC 版)
「クライスラー・タウン&カントリー」の記事における「イージーアウトローラーシート」の解説
1995年、取り付け・取り外し・再配置を簡素化したシートシステム「Easy-Out Roller Seats」を導入した。取り付けた時、シートは床のストライカーに固定される。固定ラッチを外すと、8個のローラーが各シートを持ち上げ、前後に回転できるようになる。ローラー用の床の溝にはローラーの位置決め用のくぼみがあり、簡単にセットできる。シートバックの人間工学に基づいたレバーは、工具を使わずに片手でフロアラッチを解除し、シートをローラー上に一気に持ち上げる。さらに、シートバックは前に折りたたむように設計されている。ローラー用の溝は床に固定されており、またシート支柱が整列されているため、シートの縦方向の移動を容易にする。ベンチシート支柱は、シートフレームの曲げ応力を軽減するため内側に移され、軽量化を可能としている。 2座および3座のベンチ(4代目に設定)の場合、イージーアウトローラーシートは扱いにくい場合がある。200年以降、2列目・3列目のシートは「quad」構成で利用可能となった。2列目はバケットシートまたはキャプテンシート、3列目は3人乗りの50/50分割「ベンチ」(各々の重量は50ポンド未満)である。「イージーアウト」は第5世代まで使われた。特定のモデルは、2人用ベンチ「および」「Stow'nGo」システムの床下コンパートメントを備えていた。 クライスラーミニバンのバッジエンジニアリング車であるフォルクスワーゲン・ルータンは、2列目シートにイージーアウトローラーシートを採用した。これらは、「Swivel'n Go」シートの廃止後、タウン&カントリーの上級仕様に設定された。
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