Mi-24シリーズとは? わかりやすく解説

Mi-24シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 12:17 UTC 版)

Mi-24 (航空機)」の記事における「Mi-24シリーズ」の解説

Mi-24(Ми-24初期型。A-12.7機銃搭載している。 Mi-24A(Ми-24А) 初期改良型1969年初飛行テイルローター取り付け向きにより、前期型後期型分けられる多く機体ソ連空軍運用されたが、のちにその一部ベトナムエチオピアリビアアフガニスタンアルジェリアなどに輸出された。ベトナムでは近年まで稼働中写真流布しており、恐らくは現在でも運用中であると見られている。Mi-24B(Ми-24Б) Mi-24A派生型。A-12.7機銃にかえ、4銃身YakB-12.7をUSPU-24ターレット搭載試験用開発された。 Mi-24U(Ми-24У) Mi-24A練習機型前部座席にも操縦装置追加している。A-12.7機銃搭載しない。少数のみの生産であったが、ベトナムでは現在も運用中である。 A-10(А-10Mi-24A派生機で、記録飛行用に開発された。 Mi-24VMT(Ми-24БМТ) Mi-24Aから改修した機雷掃海型。 Mi-24D(Ми-24Д) 中期改良型1972年初飛行タンデム式変更され操縦席など、大規模な機体構造変更がなされ、初期型欠点改善した固定武装は、Mi-24Bに引き続きYakB-12.7がUSPU-24ターレット搭載された。しかしながら動力などの根本的な改善はされなかったため、より全面的な改修型であるMi-24Vまでの繋ぎとして扱われた。生産数多く各国輸出なされたまた、Mi-24V戦力化後は練習機としても使用され、Mi-24DUに改修されたものもあった。Mi-24DU(Ми-24ДУ) Mi-24D練習機型前部後部座席ともに操縦機能有している。 Mi-24Dハンガリー空軍のスペシャルマーキング機 Mi-24Dポーランド空軍Mi-24V(Ми-24В) エンジン換装し、システム更新した後期改良型。ただし、初期型Mi-24Dとほぼ同等機体である。1972年初飛行新型対戦車ミサイル9M114 シュトゥールム-Vを運用する。なお、ポーランドではポーランド語言語上の理由からMi-24Wと表記される。Mi-24K(Ми-24К) Mi-24V陸軍直協観測機型。ソ連軍のみで使用。現在は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ運用されている。Mi-24VK-2(Ми-24ВК-2) Mi-24V発展型。輸出名称Mi-35VN(Ми-35ВН)。 Mi-24V前期型コンゴ共和国空軍Mi-24V後期型ソ連空軍機 Mi-24W後期型ポーランド空軍Mi-24KhR(Ми-24ХР) Mi-24DおよびMi-24V機体から製作され化学放射能偵察型電波化学偵察型:Вертолетрадиохимической разведки)。1978年初飛行ソ連軍のみで使用。現在は、ロシアウクライナなどで運用されている。Mi-24R(Ми-24Р)、Mi-24RKh(Ми-24РХ、ドイツ語方式ではMi-24RCh)、Mi-24RR(Ми-24РР)とも呼ばれる。Mi-24RKhR(Ми-24РХР) Mi-24DおよびMi-24V機体から製作され化学放射能偵察型電波化学偵察型)。ソ連空軍のみで運用チェルノブイリ原子力発電所事故でも現場投入された。Mi-24R(Ми-24Р)とも呼ばれる西側では「ハインドG1」というコードネーム呼ばれていた。冷戦後機体継承したロシアウクライナによって国連平和維持活動などにも提供されている。 Mi-24P(Ми-24П) 30mm連装機関砲GSh-30K搭載型。従来の12.7mm機銃では火力に不安があったため開発された。1974年初飛行西側では「ハインドE」のコードネーム呼ばれた。Mi-24PK-2(Ми-24ПК-2) Mi-24P発展型。輸出名称Mi-35PN(Ми-35ПН)。 Mi-24PN(Ми-24ПН) Mi-24P夜間攻撃能力など改良型1999年初飛行Mi-24PU1ウクライナ語版、ロシア語版)(Мі-24ПУ1) ウクライナコノトープ航空機修理工場ウクライナ語版、ロシア語版)が、既存Mi-24P改修した機体対戦車ミサイルウクライナ独自に開発したバリエールV(ウクライナ語版、ロシア語版)を装備するMi-24VP(Ми-24ВП) YaKB-12.7機銃換え新型のNPPU-23ターレットに23mm連装機関砲GSh-23-2を搭載したMi-24Vの12.7mm機銃では攻撃力が不足、Mi-24Pの30mm機関砲では弾数が不足かつ重量過多であったため、そうした問題解決するため従来戦闘機用の航空機関砲地上軍高射機関砲として広く使用されてきたGSh-23-2を搭載する派生型開発された。1986年初飛行1989年より量産入ったが、新型機銃不良冷戦の終結もあり少数生産終わったロシア空軍ウクライナ陸軍航空隊運用されている。西側では「ハインドF」というコードネーム呼ばれていた。Mi-24VM(Ми-24ВМ) 23mm連装機関砲GSh-23Lを搭載したMi-24VP改良型新型対戦車ミサイル9M120 アターカ-V(ロシア語版英語版)を運用する1999年初飛行Mi-24PS(Ми-24ПС) 警察向けに開発され機体機関砲かわりに大型投光器搭載するなどしている。1997年初飛行

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