Ma mère loyeとは? わかりやすく解説

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ラヴェル:マ・メール・ロワ

英語表記/番号出版情報
ラヴェルマ・メール・ロワMa mère l'oye作曲年: 1908-10年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 眠りの森の美女パヴァーヌ "Pavane de la belle au bois dormant"1分30秒 No Image
2 親指小僧 "Petit Poucet"3分00 No Image
3 女王陶器人形レドロネット "Laideronnette, impératrice des pagodes"3分00 No Image
4 美女と野獣対話  "Les entretiens de la belle et la bete"4分00 No Image
5 妖精の園  "La jardin féerique"3分30秒 No Image

作品解説

2007年6月 執筆者: 和田 真由子

 おとぎ話に基づく5つの小品集めたもので、ラヴェル親しくしていたゴドフスキ夫妻2人の子供のために書かれピアノ連弾曲。
 この組曲を書くにあたってラヴェルシャルル・ペロー(1628-1703)、ドーニア伯爵夫人マリー・カトリーヌ(1650-1705)、マリー・ルプランス・ド・ボーモン(1711-1780)ら三人作家の子供向けの物語参照したタイトルは、ペロー作品マ・メール・ロワフランス語で、「マザーグースの意味)のお話(1697)』から採られたものである
 子供向け作曲されたため、技巧的に親しみやすいものになっているが、ラヴェルならではの語法個性が、洗練された形で生きている
 この曲は、ラヴェルによって管弦楽用に編曲され、さらに、「紡ぎ車踊り」と「間奏曲」の二曲加えてバレエ音楽にも改作された。

1.眠りの森の美女パヴァーヌ / "Pavane de la belle au bois dormant"
イ短調遅く

2.親指小僧 / "Petit Poucet"
ハ短調極めて中庸に。
道しるべ散らしたパン屑が、帰りには食べられていたため、おやゆびトムびっくり

3.女王陶器人形レドロネット / "Laideronnette, impératrice des pagodes"
嬰へ長調行進曲速さで。
彼女が衣服をぬいで、お風呂に入ると、人形達が、くるみやアマンドつくった楽器をひいて歌い始める。

4.美女と野獣対話 / "Les entretiens de la belle et la bete"
ヘ長調極めて中庸ワルツ早さ
容姿は醜いが心は美し野獣美女の恋の物語

5.妖精の園 / "La jardin féerique"
ハ長調遅くそして厳かに


マ・メール・ロワ

(Ma mère loye から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 08:59 UTC 版)

マ・メール・ロワ』(: Ma Mère l'Oye)は、モーリス・ラヴェルが「マザー・グース」を題材にして作曲したピアノ四手連弾の組曲。また、それをベースとした管弦楽組曲およびバレエ音楽




注釈

  1. ^ 夫シーパ・ゴデフスキの異母姉はラヴェルのパトロンであり後に『ラ・ヴァルス』を献呈されるミシア・セールである。

出典

  1. ^ アービー・オレンシュタイン、井上さつき訳『ラヴェル 生涯と作品』音楽之友社、2006年、219ページ


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