Dの軌跡の主要登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 23:04 UTC 版)
全主要キャラ中唯一、年齢が明記されている。 飛高 大悟(ひだか だいご) 異伝『Dの軌跡』の主人公。高校生。体術などの心得は無いが、生まれつき反射神経や動体視力などが人よりも優れている。「理論上最強のバイク」D4型を駆り、戦場でも使える専用スーツで正体を隠す「一夜限りの闇狩人」。 幼いころの落石事故で両親を一度に亡くして以来、自分の死にさえ恐怖を感じないほど感情が麻痺している。 大介同様、復刻版第5巻のカバー折り返しに「復刻版未登場の御二人」として専用スーツとヘルメットを被った姿のカットが入っている。 非公式設定として『⊿』の「標なき旅」編で登場した場合の裏設定も用意されていたが、新規の読者が混乱することもあるため登場させなかったことを坂口がTwitterで述べている。 桂木 詩乃(かつらぎ しの) 異伝『Dの軌跡』ヒロイン。大悟の同級生。恋人が殺され、悲嘆して後追い自殺しようとしていたのを大悟に止められ、波多に彼の過去を聞かされる。のち波多が一件に巻き込まれて死亡したことで、彼の遺志であった「大悟に笑顔を取り戻させたい」という願いを実行に移すために接近。大悟は拒絶するものの、結局は大吾に接近していたことがあだとなり、のちに大悟と永田重工の間に巻き起こった最後の戦いに巻き込まれる。大悟に助けられた後、決着をつけようと決戦の場に赴く彼に「待っている」と伝えたことで、大悟に「待つ人がいる」ことを自覚させ、彼を闇の世界から光の元へと引き戻した。 波多(はた) 大悟の幼馴染でありクラスメイト。バイクが趣味でルーレット族に興じている人物でもある。幼馴染ではあるが、大悟の両親の事故以降は、大吾自身が孤児として地元から離れていったために疎遠となっており、クラスメイトになったことで再会を果たした。そのため大悟の幼いころの事情を知る人物でもある。大悟からは避けられているが、本人は大悟のことを心からの親友と思っていて、いつも気にかけている。幼いころは大悟より「コウちゃん」と呼ばれていた。第2話で不良同士の抗争に巻き込まれ、事情を知り遅れて駆け付けた大悟の目の前で死亡してしまう。 立花 藤次郎(たちばな とうじろう) バイクメーカー立花技研工業の会長。あらゆるレースレギュレーションに対応しながらも、既存のあらゆるオートバイの性能を凌駕する「史上最強のバイク」と、それを駆る者の安全性を完全確保した「あらゆる危機下でも生命を確保できるレーススーツ」を夢に見て開発をし続けた技術者。大悟が乗るD4の開発者。 本人は、あくまでも自身の夢を追い続けていただけだったが、その研究を兵器メーカーの永田重工に着目され、知らぬうちに担当技術者をヘッドハンティングされてしまい、レーススーツの技術を軍事強化服の基礎技術として利用されそうになる。それに感づいたがために永田重工のエージェントに殺害されるも、死の間際、自分を見つけた大悟にD型とその全てを託し、大悟が駆るD型のエンジン音に「自分の夢が叶った」と確信し満足の元で逝ってしまう。そのため大悟を「一夜限りの闇狩人」にした人物でもある。 永田 滉一(ながた こういち) 兵器メーカー永田重工の社長子息。常に他人を虫けらのように感じ、その傷つく様や命を失う様に対して、自らの万能性を感じプライドを充足させるという外道この上ない高校生。取り巻きに金と武器をバラ巻いて傅かせ、進学校の不良グループのトップに立っていた。詩乃の彼氏と波多を自らの手で殺し、その報復として大悟に誅殺される。その際、大悟に「他人は愛さなくても自分だけは愛してたようだな」と指摘された。 永田(ながた)社長 永田重工の社長。滉一の父親。息子の死に際して調査の果てに大悟の存在を知り、彼をあぶりだすため子飼いの暗殺者たちに、大吾の同級生や行きつけの店の店長など大吾の周囲の一般市民たちを無差別に殺戮させた。息子に対しては単に息子の敵討ちというのではなく「あのバカ息子に会社は継げない」と評価した上で「他人に壊されるなら自分が壊すべきだった」と、人間的な親子関係ではない愛玩動物扱いにしていた(大吾に対しての復讐は、親子の情によるものではなく、自分のモノを他人に壊されたことに対する報復でしかなかった)ことを認めたうえで「自分も他人には壊させない」と、大悟を巻き添えにした大量の爆薬を用いた爆死による自殺を目論む。
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