79期生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 08:53 UTC 版)
狩野達の1年上の年代。15名で構成されており、長野、錦、天津、楠、信楽平一郎は春の選抜大会(選抜高等学校野球大会)のメンバーとして甲子園に出場している。長野と錦は狩野達の指導員。 入学当初の狩野達が驚くほどの実力を有しているが、最強世代と呼ばれる78期生と豊富な人材がそろう80期生の間にはさまれており、このままだと新チームの半分は下級生になると金川からも釘をさされている。 鬼頭が起こした事件により1ヶ月の部活動停止、半年間の対外試合禁止により春の選抜出場がなくなったことに加え、下級生の狩野が主将になったことで、従来の3年生が持つ特権が使えなくなった上、伝統のユニフォームも狩野の意向で変更させられるが、退学転校者が出た80期生と違い一人も欠けることなく活動している。 狩野が主将に就いた当初は信楽兄弟などの強い反発はあったが、試合を通じ徐々に狩野を認めていくようになっていく。 長野 孝広(ながの たかひろ) 声 - 陶山章央 遊撃手。右投左打。泉レッドブルズ出身。中学時代はふくよかだったが、2年次では痩身となっていた。その後、3年次には体格がかなり大きくなっている。80期生が1年生の時の指導員の一人。口は悪いが面倒見は良く、1年生には細かに生活指導を行っている。しばしば、1年生(ほとんど狩野)の不始末のとばっちりを受け、3年生から暴力を受けている。春のセンバツではベンチ入りしている。紅白戦では巧みな守備を見せた。よく「い゛ぃ゛〜い゛ぃ゛〜家康」と意味不明な言葉を呟く。 烏丸の改革路線に賛同している。 錦 大蔵(にしき たいぞう) 声 - 山本祥太 三塁手。右投右打。古風な口調で、威厳に満ちている。 何故か長野からは同輩であるにもかかわらず「錦さん」とさん付けで呼ばれている。 春のセンバツではベンチ入りしている。紅白戦ではタッチアップしようとした狩野の視界を体で防ぐ姑息な振る舞いを行った。 炊事当番では、石松の嗜好を熟知して巧みな盛り付けを行い、花本を驚嘆させた。 3年次にはスキンヘッドになっている。 天津 太郎(あまつ たろう) 投手。左投。睫毛が長く、童顔の美少年。髪型は2年次では丸刈りだったが3年次には金川と同様の髪型にしている。 最高時速142kmの球を放つものの技巧派投手で、ゆったりとしたフォームから鋭いボールを投げ込む。 春のセンバツには試合に出場し、2勝を挙げている。反骨心が弱く金川の指摘通りチームの二番手に甘んじている一面があると自覚する。 紅白戦で狩野が引き起こした「事件」により、2年生・3年生が怒る中、冷静に狩野を諭す側面も持つ。 狩野の実力を高く評価しており、狩野の主将就任に対して真っ先に賛成を表明した。 楠 和也(くすのき かずや) 捕手。右投。顔にそばかすがある。強肩好守を誇る。プレー中にラップを心の中で歌っている。センバツには天津と共に試合に出場している。狩野からも「キャッチングでは勝てない」とみなされている。 信楽 平一郎(しがらき へいいちろう) 中堅手。右投左打。双子兄弟の兄。練習用ユニフォームには「信楽兄」と書かれている。小柄で、2年次では弟より少し髪が長い丸刈りにしていたが、3年次では古谷と同様の髪型にした。愛称は「マリオ」。 センバツでは試合に出場し、三塁打を含む3打数3安打5打点を挙げる活躍を見せ、長野からもその実力を警戒されている。また全国屈指の高い走塁技術を持っている。 烏丸の付き人。金川同様に保守派で、烏丸の改革路線に反発している。 狩野が烏丸のバットを無断使用しチームの輪が乱れた際は彼をボディブローで制裁したように二年次は厳格な態度をとっていたが、三年になると下ネタ発言をするなどやや砕けた性格になった。 二年の中でも狩野が新主将に就任することを最も快く思っていなかったが、徐々に狩野を認めるようになる。 信楽 平二郎(しがらき へいじろう) 中堅手。右投左打。双子兄弟の弟。練習用ユニフォームには「信楽弟」と書かれている。東台寺シニア出身。小柄で、2年次では丸刈りにしていたが、3年次では兄とほぼ同じ髪型にしたが、兄と違って側頭部を刈り上げている。また、右前頭部に傷跡がある。愛称は「ルイージ」。私学大会では主将に任命されている。 紅白戦では右打ちの構えでバントを決めていた。また、モーニング掲載時には「センバツベンチ入り」とされていたが、単行本ではなかったことにされている。 兄と同様に、烏丸の改革路線に反発している。 練習中に水を飲んだ門松に制裁を加えようとしたが、烏丸の指示により断念した。兄同様、二年次は生真面目で後輩に高圧的な態度であったが三年でやや砕けた性格になった。兄弟仲は良く、攻守ともに高校野球史上連携ナンバー1ツインズを自称する。 兄と比較すると走塁技術に対しては劣るが、兄よりも強い打球を打つことができる。 春日部 大地(かすかべ だいち) 左翼手。右投右打。紅白戦および私学大会では4番打者を務める。紅白戦では「ハンパない威圧感」と紹介されていた。 重度のイップスを患っており、外野から返球する際、ボールを真下に叩きつけてしまうことがある(通称「ガチョン」)。 山村(やまむら) 投手。私学大会にはベンチ入りに登録されているものの故障している。 中(なか) 一塁手。紅白戦では「2年でパンチ力No.1」と紹介された。 沖田(おきた) 二塁手。紅白戦では「北越のいぶし銀」と紹介された。 歌森(うたもり) 右翼手。紅白戦では「50m5秒8の俊足」と紹介された。 高杉(たかすぎ) 二塁手。紅白戦では「ベースランの鬼」と紹介された。 怒谷 内野手。モーニング掲載時、LESSON/37で「横枕」と表記されているが、単行本で修正された(ただし、LESSON/38のメンバー表での表記はそのままである)。 角川 外野手。モーニング掲載時、LESSON/37で「榮倉」と表記されているが、単行本で修正された(ただし、LESSON/38のメンバー表での表記はそのままである)。 鰻 投手。 神宮 外野手。
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