55年新潟大火当時の放送態勢とは? わかりやすく解説

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55年新潟大火当時の放送態勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 10:50 UTC 版)

新潟放送」の記事における「55年新潟大火当時の放送態勢」の解説

1955年9月30日 台風22号夜半佐渡沖通過する恐れ出たため、定時放送終了後もフィラー流しながら30分刻み台風情報伝えると同時に停電備え電源安定している網川原送信所アナウンサー待機する理由は、当時ラジオ新潟本社自家発電装置は古い自動車エンジン使用していたため、停電が長引くと装置が不安定となり使えなかったからである。 1955年10月1日1時36停電網川原送信所台風関連原稿送られ放送続けられる。 2時50新潟市医学二番町新潟県教育庁木造庁舎から出火強風煽られ東中通西堀通延焼3時05最大瞬間風速33.6mを記録新潟気象台)。 3時10本社スタジオ当直者に火事情報が入る。 3時15分県庁脇、交番付近から火災発生」の一報網川原送信所から放送フィラー止め火災ニュース繰り返されるアナウンサーデンスケを肩に下げ火災現場に向かう。放送消防車サイレン火災知った社員スタジオ集合する火災情報原稿本社から送信所送り、そこから放送していては情報追い付かない判断し大和デパート新潟店地下設置してある自家発電装置始動試みる。 「教育庁全焼」、「北村知事自衛隊新発田駐屯地出動要請」、「東中通延焼新潟日報当時新潟日報社同地にあった)も危険」の情報網川原送信所から放送する3時30自家発電装置始動する。「新潟日報ラジオ新潟避難開始」、「大黒屋旅館延焼」の情報本社スタジオから放送される梁取清助調整部長らが強風火の粉が舞う中、大和新潟店7階演奏所屋上マイクロフォン設置する4時15分 丹羽国夫アナウンサー屋上マイクロフォンから市中心部火災様子実況開始丹羽アナウンサー実況と共に走り回る消防車サイレンラジオから流れ続ける。 4時35分 「小林デパート前記大和デパートのほぼ斜め向かい位置する。のちの新潟三越)から火が出ました。では・・・実況を・・・この辺打ち切る事にします。危険ですからこの辺実況打ち切ります。」と、20分間実況放送中止し集合した社員達は午前中に放送された番組収録テープ十数LPレコード盤CM原稿2,3個の機材持ち出し避難する4時36分 「JODR、こちらはラジオ新潟です。本社スタジオ火災のため放送不能となりましたが、引き続いて、ここ送信所から火災情報お送り致します…」の第一声網川原送信所より放送再開4時50分 大新潟店屋上ラジオ新潟引火全焼。 夜が開け網川原送信所全社員が集合送信所テラス毛布囲まれ臨時スタジオ作られる長岡放送局直江津放送局から必要な放送機材集める。 10時00放送機材整備のため一時間放送休止する1100平日番組復旧する夕方過ぎ信越放送ラジオ東京(現・TBSラジオ)、ラジオ東北(現・秋田放送)から可搬型録音機録音テープマイクロフォンミキサーレコード盤文具などの応援物資到着する以後全国民放局から応援物資届けられる)。 新潟大火実況放送全て長岡放送局録音されており、その日のうちに長岡放送局から網川原送信所ライン送出され、無事だった新潟-東京間の専用回線ラジオ東京送られ全国放送された。 ラジオ新潟の仮本部坂口献吉社長自邸設けられその後火災から免れた古町八番町の元料亭移動する編成制作技術網川原送信所設けられた。

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