2014年春夏モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:47 UTC 版)
Z9X(50V型/58V型/65V型/84V型) - 直下型広色域LEDを採用した「4Kダイレクトピュアカラーパネル」を搭載したことで輝度・色域を向上し、メリハリのある色彩豊かな画質を描き出すとともに、LEDバックライトの点灯領域を高精細に制御するとともに画面の明るい部分のピーク輝度を復元することで画面全体のダイナミックレンジを拡大し、明るいシーンと暗いシーンのコントラストをくっきりと再現できる(84V型は「高輝度エッジ型4Kパネル(IPSパネル)」と「LEDエリアコントロール」を搭載)。また、デジタル放送の色域に圧縮された色を最明色(物質色の限界)を考慮した64軸の色座標軸を用いて6,144項目に及ぶ広色域復元データベースで復元してパネルの最大色域まで拡大し、広色域映像入力(ITU-R BT.2020)にも対応したことでより自然で鮮やかな色再現ができる「4K広色域復元」を搭載。自動調整機能は2013年秋冬モデルから採用されている「おまかせオートピクチャー」となり、部屋の明るさ・コンテンツの種類・画面サイズを認識し、設定した照明の種類(蛍光灯 or 電球)や背景色に応じて、色温度・ダイナミックガンマ・明るさ・色の濃さ・シャープネス・超解像技術・カラーマネジメントを自動調整するため、自分で調整することなく視聴環境やコンテンツの種類に応じた画質に調整してくれる。「4Kゲーム・ターボ」も進化し、歴代「レグザ」の倍速モデルで最速となる約0.6フレーム(約10msec)の低遅延表示を実現するとと同時に、民生用液晶デジタルテレビで初めて、HDMI 2560×1440 60pの入力に対応したことで高精細なPCゲームも緻密な映像で楽しめるほか、ゲームカラオケ向けの音声超低遅延モードも搭載し、約0.9フレーム(約15ms、HDMI入力 60Hz映像 LPCM48kHz音声時)の低遅延で音声のズレを気にすることなく快適に楽しめるようになった。「タイムシフトマシン」や「ざんまいプレイ」には4Kグラフィックスを採用してより見やすくなり、Z8シリーズ同様にBS/110度CSデジタル放送対応の「タイムシフトプラス1」と「ざんまいプレイプラス1」も搭載。アルミ素材を用いた狭額ベゼル(84v型を除く)を採用したことで、例えば65V型の場合、2002年モデルの50P2700に比べて幅を2.9cm短縮したため、今のスペースのままでサイズアップも可能である。また、幅広いニーズに対応するため50v型が新設された。 J9X(40V型) - 4K UHD対応「レグザ」で最小の40V型モデル。録画機能はUSB外付けハードディスク録画(「地デジ見ながらW録」対応)のみだが、「レグザエンジンCEVO 4K」、「4Kダイレクトピュアカラーパネル」、「4K広色域復元」、「4Kゲーム・ターボ(ゲームカラオケ向けの音声超低遅延モードは非搭載)」など、Z9Xシリーズで備わっている4K高画質の主要機能を搭載している。ナローベゼルの採用により、2003年モデルの32L4000に比べて幅を14.6cm短縮したため、今のスペースのままでサイズアップも可能である。Z9XとJ9X(2014年秋までに、Z8Xも無償基板交換サービスにより対応)は4K放送などに対応するHDMI端子を備えている(4K/60p、HDCP 2.2)。 G9(32V型/40V型/50V型) - 自動調整機能がG5シリーズの「おまかせドンピシャ高画質2」から「おまかせオートピクチャー」となり、部屋の明るさやコンテンツの種類を認識して、色温度・ダイナミックガンマ・明るさ・色の濃さ・シャープネスを細かく自動コントロールするため、買ったその日から自分で調整することなく、視聴環境や映像の種類に応じた画質に自動調整してくれる。また、G5シリーズに搭載されていた「ゴルフモード」が「コンテンツモード」に発展し、ゴルフだけでなく、サッカーといった芝をフィールドしたスポーツを美しくする「ゴルフ/サッカー」モードを備えるほか、アニメ専用の「テレビアニメ/レトロアニメ」モードも備え、コンテンツの種類に応じた最適な映像処理を行うことで高画質な映像を楽しめる。また、新機能として、独自の音声分離技術を活用し、リモコンのボタン一つで音声を再構築することで、映画やドラマではセリフが明瞭に、バラエティ番組では背景音を抑えることで音声がクリアに、深夜などで音量を低くしているときでもはっきり音声が聞き取りやすくなる「クリア音声」を搭載。また、約0.3秒で瞬間起動する「高速レグザ番組表」も搭載された。USBハードディスク録画に対応しており、「ウラ録」や「マイフォルダ」もG5シリーズから引き続き搭載されている。挟額縁フレームの「ナローベゼル」もG5シリーズから継続採用しているため、例えば、50V型の場合、2004年モデルの42P4000に比べて幅を19.6cm短縮したため、今のスペースのままでサイズアップすることも可能である。また、従来からの40V型・50V型に加え、ハイビジョンパネルを採用した32V型が新設されて3サイズとなった。 S8(23V型/32V型/40V型) - G9シリーズ同様、自動調整機能がS7シリーズの「おまかせドンピシャ高画質2」から「おまかせオートピクチャー」となり、部屋の明るさを認識して、色温度・ダイナミックガンマ・明るさを細かく自動コントロールするため、買ったその日から自分で調整することなく視聴環境に応じた画質に自動調整してくれる。また、電子番組表の起動時間を約0.3秒に高速化した「高速レグザ番組表」を新たに搭載した。ナローベゼルを継続採用しており、例えば、40V型の場合、2003年モデルの32L4000に比べて幅を13.7cm短縮したため、今のスペースのままでサイズアップすることも可能である。なお、S7シリーズで搭載されていた超解像技術「レゾリューションプラス」が非搭載となったほか、「レグザAppsコネクト」も非対応になっており、また、UIはパナソニックのビエラに酷似している部分(アンテナレベル表示など)がある。サイズラインナップも、S7の39V型から40V型に変更し、29V型を非設定にした3サイズとなった。 ※レグザリンク対応。 ※超解像技術:Z9X・J9Xは「絵柄解析 再構成型超解像技術」と「レゾリューションプラス7」を搭載。 ※映像エンジン:Z9X・J9Xは「レグザエンジンCEVO 4K」、G9・S8は「レグザエンジン」を搭載。 ※画質自動調整機能:「おまかせオートピクチャー」を搭載。
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