黒き白鳥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 02:13 UTC 版)
比良坂花雪(ひらさか かゆき) 年齢:17歳 第50代目ブラックスワン。彼女の代で、その実力はストラウスを凌駕した(ただし、周囲の環境に影響を与えないよう、力を相当抑えた彼相手であったが)。影の大物であるGM御前の孫であり、没落した名家である比良坂の姓は祖父との関係を隠すための迷彩。浪漫桜と書かれているクマのぬいぐるみが心の友。宇宙からの侵略者に対抗するために敵対者であるストラウスと一時的に手を組む。現在はストラウスと共にロケットのある島にいて彼を監視している。ストラウスの真実を知るため、歴代黒鳥計49人の記憶を探り続けているが、ストラウス曰く、深くやり過ぎると寿命が縮まるそうである。 オーバームーン作戦にあたっては、行動の読めないストラウスの監視に気を割き過ぎて体調を崩し気味である。また、所詮は子供であり、ストラウスやブリジットや森島らが結託していることなど全く見抜けておらず、自分達のシナリオ通りに事が進んでいると思っているようだが、オーバームーン作戦の破綻を知ると錯乱し、精神的な弱さを露呈した。ステラの首飾りに触れ黒鳥が暴走した際、暴走を鎮めるために現れたステラによって、ストラウスの隠していた真実を知った。 クールな仮面で装ってはいたが、実は物語の主人公に憧れる相当な夢想家。14歳の時事故に巻き込まれ、一生寝たきりと診断されていた。その際にブラックスワンに憑かれ、負っていた怪我は一瞬にして治癒。そのときの騒ぎを聞きつけ、宇宙人対策に追われるGM御前と初めて接触する(この点から、この二者が真に血縁関係であるかは不明)。 真実を知ってからは、空想に浮かれるばかりで現実を見なかったそれまでの自分を責め思い悩む。状況的には必ず花雪が勝つことになるため、逆にストラウスを殺すことに迷いを生じさせていたのである。だが、蓮火の霊剣を手にし、遂に決意を固めた。そして彼と死闘を繰り広げた結果、紙一重の差で彼を打ち破る。 ストラウスが死に、黒鳥から開放された後、魂を受け継いだ彼女が彼の死に号泣する。ステラの記憶の影響ゆえか、ストラウスを討つべき立場にいながら、彼を愛していた。 小松原ユキ(こまつばら ユキ) 第49代目ブラックスワン。彼女の代でストラウスと並ぶ実力に至る。刃蓮火とはちょっといい仲であったが、ストラウスがユキとの戦闘直前に蓮火から奪っていた二刀の霊剣に貫かれ、最期を迎える。さっぱりした性格で、ストラウスを「本当にいい奴」と恨むことなく死んでいった。 実は黒鳥は彼女の段階でストラウスを上回る力を手にしていたため、蓮火の霊剣の存在がなければ、勝負はユキの勝利になっていた可能性もある。このことは蓮火の負い目となって残っていたようだが、この因縁はストラウスの死によって遂に解かれた。 シンシア セイバーハーゲンが集めていた才溢れる娘の一人にして、初代黒鳥憑きの娘。黒鳥を憑けた1年後に、ストラウスに討ち取られる。 エミリー 2代目ブラックスワン。突然自分にとり憑いたブラックスワンの力に怯えていた。最終的には、ほかのブラックスワンと同様にストラウスとの戦いに臨み、彼を恨むことなく打ち取られる。
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黒き白鳥(ブラックスワン)
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セイバーハーゲンによって生み出された、ストラウスの永劫の追撃者たる霊的な寄生存在。宿主として霊力の強い人間に憑き、標的たるストラウスとアーデルハイトを追撃する。憑かれた人間の両腕には黒き白鳥の証たる紋様が浮かび、その両腕はあらゆる魔を消滅させる。憑いた人間の数が多くなる(代を重ねる)ほどにその力は増していく。宿主が死を迎えるか、もしくは5年以内に標的を倒さなければ宿主の命を奪ってどこかに飛び去る存在。理由は、代を重ねるごとに歴代の宿主の霊力・記憶・経験が蓄積されていき強くなるので、早いサイクルで強くなるため。次代が現れるまでに随分時間がかかることもある。
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