鷲ノ森高校 逆境編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 03:43 UTC 版)
「クロカン (漫画)」の記事における「鷲ノ森高校 逆境編」の解説
甲子園の後、怪物・坂本にあこがれた粒よりの選手たちが県内各地から集まったていたが、柱となるべきほどの選手はいなかった。よって、全員の結束で勝つチームに仕上げることが黒木の目標だった。 秋の大会の直前、校舎が出火し、全焼するという事態が起こった。県大会にどうにか出場はするものの、試合のできる精神状態ではなく惨敗を喫した。さらに、もともと人口減少による廃校の話があった鷲ノ森高校だったが、校舎がなくなったことでその計画が前倒しされ来年度以降の生徒の募集は行われないことが決定した。部員の中には他校へ移る者も多くあり、黒木にも他校野球部からの誘いがあったが、鷲ノ森に残った2年生3人、1年生13人の部員とともに、残りの2年間に甲子園優勝への道を賭けた。 鷲ノ森2度目の夏は県ベスト8止まりで、遂に部員は13人のみとなる。少人数で選手交代も気軽に出来ないため、全員が複数のポジションで守備が出来るように鍛え、打線も強打のチームに育成した。その年の秋季大会に優勝し、関東大会でもベスト4にまで進んだ。これが評価されて春のセンバツへ出場となった。 土壇場での精神面も鍛え直され、夏、鷲ノ森高校にとって最後となる大会において、3年生13人だけしかいない部員達で遂に全国制覇を成し遂げることとなった。
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鷲ノ森高校 逆境編
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「クロカン (漫画)」の記事における「鷲ノ森高校 逆境編」の解説
備前大介 キャプテン。セカンド、キャッチャー、ピッチャーをつとめる。初球から積極果敢に狙うスイッチヒッターで、塁に出れば牽制の癖を見抜いて次の塁を脅かし、守れば堅実なボール捌きでピッチャーを援護。野球センスの固まりで、まさに走攻守揃った名選手。しかし、人はその技術よりもたぎる闘志に敬意を表し、彼を「ガッツ備前」と呼ぶ。監督からの信頼も絶大で、その精神力の強さは周囲の大人達も舌を巻くほど。敗北寸前でチームの和も崩壊しそうなピンチでも絶対に諦めず、命を削るような気合と魂を込めたプレーで味方を励まし勝利へと導く炎のキャプテン。1年夏からベンチ入りするも甲子園準決勝で痛恨のサヨナラエラーをしてしまい、それがトラウマとなり苦しむが、そのどん底から這い上がり逞しく成長し3年夏はセカンド、キャッチャー、ピッチャーの三役をこなす大車輪の活躍ぶり。浅井の後継となる精神的支柱の役割を見事に果たした。 小鹿養太郎 ピッチャー兼ファースト。備前と同じリトルリーグ出身のピッチャー。重い速球を主体とするピッチングで、1年秋からは左の久賀と二枚看板を形成した。泣くと球威が増すことからニックネームは泣きの小鹿(バンビ)。大人しい性格で、書く文字が小さい。 久賀稔彦 ピッチャー兼ライト。バカ肩、バカ足、バカ頭と、なにかにつけてバカと呼ばれる。だが「バカになれ」がモットーのクロカン野球によって、その能力は十二分に発揮された。左腕投手で、中学時には県大会準優勝。怪物・坂本にあこがれ、強豪校の誘いをけって鷲ノ森へ入学した。ピッチング専門の小鹿と違い、運動能力に優れる久賀は外野手としても一流である。全身バネの異名があるだけに守備範囲は広い。打っては左の強打者として存在感を示した。素質だけなら抜群、しかし頭を使うピッチングができない。調子が良ければどんな打線でも敵ではないが、悪ければどんどん打たれて深みにはまる。黒木が「究極の気分屋」、「毎試合が丁半博打」と語っているように、エースナンバーをつけるにはいささか不安があった(実際に最後の夏の大会では、小鹿と競争させる意図もあってエースナンバーを剥奪されている)。卒業後はプロへ進む。 大竹豊 センター、ファースト、サードをこなす。強肩強打の大型野手。1年夏は五番センター、秋からは四番ファースト。オールディフェンス体制時にはセンターやサードをつとめた。卒業後は久賀と共にプロに進んだ。気の強い性格で、先輩にも堂々と意見が言える。そのためか部内でトラブルを引き起こしてしまうこともあったが、甲子園では何本もホームランを放ち、高校球界屈指の強打者としてチームを牽引した。 田代良治 キャッチャー兼ファースト。相撲から野球に転向した異色のキャッチャー。もっとも、黒木が目をつけたのは何よりもそのパワーだった。外れも多いが当たれば長打、四番の大竹と強打コンビを組んだ。巨体に似合わぬ柔軟な身体でキャッチャーとして守備でもピンチを救う選手に育つ。 堤隆俊 ショート、キャッチャー、レフトをつとめる。他校の監督からも一目置かれる好選手。仕事人と評され、打撃でも守備でも安定感がある。卒業後は大学へ。黒木は「大学でみっちり鍛えればプロも夢でない」と評していた。 建部浩之 サード。主に三番打者を任され、巧さはあるもののパンチ力には欠けると評される。潔癖症であり、ユニフォームを汚すことを嫌う。 国定 センター。同期の13人の中で、地元の鷲ノ森村出身の部員は5人(国定、田代、桜井、木下、高野)。その筆頭格がこの国定である。地元出身者がぬけるわけにはいかないと厳しい練習に耐え抜き、解散するまで野球部の一員として活躍した。俊足を活かして甲子園でセーフティバントも決めている。
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