高解像度化
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ニンテンドー3DSの画面サイズに合わせ、下画面が256×192→320×240、上画面が256×192→400×240と大きくなった。。
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高解像度化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 16:53 UTC 版)
「EPSON PCシリーズ」の記事における「高解像度化」の解説
1990年12月発売の「PC-386S」は25MHzの i386DX と互換の EGC グラフィック処理プロセッサ を搭載し、同時発売の「PC-386G」では33MHzの i386DX とハイレゾモード(高解像度モード)を搭載するという方針の大転換を行った。これはNECより安価で高速な高解像度機であったが、NECは高解像度機を NESA搭載のPC-H98シリーズに移行している。エプソンはこの時期にNECとの間でNESAに関するライセンス契約を結んだとされるが、これはそこに包含される一部仕様のライセンス取得が主目的であったらしく、最終的に同社は NESA 搭載機を製造販売せずに終わっている。 この頃、フロッピーディスクが5インチから、ワープロ専用機等で爆発的に普及しつつあった3.5インチへと一気に移行しつつあった。その隙間のニーズを突く形で、エプソンは1991年6月の「PC-386GS」から、3.5インチフロッピーディスクドライブ(FDD)2基と5インチ・フロッピーディスクドライブ1基を搭載するモデルを投入した。フロッピーディスクドライブを標準で3基搭載するパソコンは他社製品では日本IBMの5550シリーズの一部に見られた程度で、5インチドライブと3.5インチドライブを混載とした例は他になく、この時期の EPSON PC の特徴として知られている。 1990年から1992年にかけて、セイコーエプソンは欧米でのパソコン不況や日本の景気後退の煽りを受け、苦境に陥っていた。EPSON PCはNECの機種に比べて粗利が少ない分、収益を確保するために多く販売する必要があったが、不況の影響で販売量が伸びない状況にあった。また、NECが高性能機から低価格機まで幅広く商品を展開していたのに対し、セイコーエプソンは低価格機の展開に注力し、32ビット高性能機の商品展開でNECに後れを取っていた。 1992年6月発売の「PC-486GR」では、i486SX 25MHz、グラフィックアクセラレータ専用32ビットローカルバス搭載、CPUをメモリコントローラーと共にドーターボード搭載とし、これを差し替えることでオーバードライブプロセッサによるものでない正規の Pentium へのアップグレードを保証、とNECの同世代機に比してCPUクロック、グラフィック描画性能について圧倒的な高性能を低価格で実現し、ベストセラーとなった。後から部品交換や追加することでマシンの性能を段階的に向上可能とするこの設計コンセプトは「UP GRADE コンセプト」とよばれ、以後のエプソン製互換機の一大特徴となった。続く PC-386/486 ノートシリーズ各機種でも、CPUやハードディスクドライブ、増設フロッピーディスクドライブやカード、液晶モジュールなどのパーツを、交換できるような設計がされた(PC-386NAR、PC-486NAS以降)。また、ノートシリーズ用のハードディスクドライブパックを内蔵できるデスクトップ機もあった。 また、変わったところで PC-486 PORTABLE(PT)というペンコンピュータがこの時期に発売されている。 性能的には高価格帯に移行していったとはいえ、それでもシステムセット価格ではNECの主流より、実売価格で2割から3割以上安価に供給されていた。また、高解像度をオプションとすることで価格を下げた「PC-486GF」も発売された。エプソンの i486 機の方がNECの i386 機より安かったのである。このことはPC-9801FAまで従来路線を踏襲していたNECに、主力デスクトップ機の製品計画を見直させるきっかけになった。 この時期のエプソンの動きとして注目されることの一つに、Sound Blasterシリーズで知られるクリエイティブテクノロジーとの共同開発による、Cバス対応版Sound Blaster 16の提供がある。これは、NEC純正のサウンドボードが低機能な PC-9801-26K か高機能で非常に高価な PC-9801-73 しかなく、当時流行しつつあったマルチメディア対応、特に Windows 上でのPCM音声の取り扱いに適当なサウンドボードが存在しなかったために開発されたものである。 もっとも、その一方でこのボードは本来のSound Blaster 16相当のFM/PCMサウンド機能だけではなく、PC-9801-26ボードとのFMサウンド機能の互換性を持たせるため、オプションとしてOPNチップとその周辺チップを追加搭載するためのソケットが用意されているという特徴があり、アイ・オー・データ機器の取り扱いによるボードの外販もあって本家NEC製98のユーザーにも普及し、一時は海外からの移植ゲームを中心に対応ソフトが提供されるなど、98用サウンドボード市場に一大勢力を形成した。
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