骨壺 【こつつぼ】
骨壺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/21 14:46 UTC 版)
骨壺(こつつぼ、英: cinerary urn)は、火葬した人および動物の遺骨を長期間収めるための容器を指す[注釈 1][注釈 2]。
日本の歴史
古代においては蔵骨器(または骨蔵器)とよばれ、土師器や須恵器の甕(かめ)を転用したものが多かった。
中世以降は、常滑焼、瀬戸焼、信楽焼などの陶器が用いられ、五輪塔などの石造物の下ややぐら内に埋納された。
素材・意匠
日本
円筒形状が多い。骨壺の素材は陶磁器が多い[注釈 3]。蓋部構造は、ラウンド型と切立型などがある。
寸法
| 寸法 | 直径 | 高さ |
| 2寸 | 6cm | 7cm |
| 3寸 | 9cm | 11cm |
| 4寸 | 12cm | 14cm |
| 5寸 | 15cm | 17cm |
| 6寸 | 18cm | 20cm |
| 7寸 | 21cm | 24cm |
| 8寸 | 24cm | 26cm |
| 9寸 | 27cm | 28cm |
地域性
東日本では全収骨(骨をすべて収納)が一般的のため大型の骨壷を用いる(7寸型など)。
西日本では部分収骨が一般的のため、より小型の骨壺を用いる(5寸型など)。収納しなかった骨は、霊園の共同墓地に埋葬されたり、細かく砕かれゴルフ場の芝生や花卉栽培農家の肥料になったりする。
なお、琉球では厨子甕とよばれる石製、陶器製のものが骨壺であった。それ自体が礼拝の対象に堪えうる外見をなしている。
アメリカ
アメリカでは、土葬が主流のため、骨壷は一般的とは言えないが、陶器製、金属製、ガラス製などが存在し、意匠が凝らされたものもある。
形態・使用方法
日本では骨壺の形状は古代以来おおむね円形である。通常骨を納めた骨壺をそのまま使用することはない。白木の骨箱に納め、色や柄の付いた骨覆を上から被せる。布張りの骨箱を使用する場合は骨覆を用いない。一部地域では焼骨を骨壺ではなく直接骨箱に納める。また箱でなく骨袋とよばれる小さい布製の袋であることもある(おもに分骨用)。近代の戦死者のように白木の箱のみであることもあった。
葬儀後は骨壺ごと墓石の下のカロウト(唐櫃)に埋葬(埋骨)するか、骨壺より取り出して骨を埋める。骨壺は腐食せずに半永久の使用が可能なので、寺院の納骨堂や納骨室に安置されることもある。
出典
脚注
- ^ さらに骨壺を木製の骨箱の中に収納する場合も多い。
- ^ 蓋や本体に銘文が陰刻されることも多く、金石文史料である。
- ^ 最近ではデザインも多彩となり、中には終活の一環で自ら絵付けしたものを生前に選定しておくことも行われるようになった。
関連項目
- 火葬・火葬場
- 遺骨
- 墓
- 甕棺墓
- 壺棺墓
- 納骨堂
- 聖骨箱 - 宗教的に展示される骨箱
- 家形骨壺文化
- 家形骨壺 - ヨーロッパの石器時代に使われた骨壺で、家を模倣した土器・石器であるため、当時の家を考察する資料ともなる。
外部リンク
骨壷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 13:55 UTC 版)
「青田墓地という墓地の隅に稲田家之墓という墓があり、そこの骨壷の中にある粉骨を憎い人間にふりかけると、その人間は必ず3日以内に死ぬ。」という都市伝説に女子高生が巻き込まれて…。
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