電気通信事業者としての歴史とは? わかりやすく解説

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電気通信事業者としての歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 23:14 UTC 版)

GN (デンマークの企業)」の記事における「電気通信事業者としての歴史」の解説

電気通信事業営んでいたDet Store Nordiske Telegraf-Selskab A/S(英語:The Great Northern Telegraph Company)は、日本では一般に大北電信会社呼ばれていた。明治時代には「大北電信會社」と訳されたほか、「グレート・ノーザン・テレグラフ株式会社」と記されることもある。 大北は、日本初め海底ケーブル陸揚げした後述)。以来およそ一世紀にわたり、日本国際通信において不平等な協定甘んじた。また1955年太平洋戦争被った損害賠償を、協議の上日本政府請求した。まず釜山上海廈門付近日本軍ケーブル切断転用し部分の再設置費用、それから揚子江廈門付近などケーブル系の損失最後に呉淞上海シンガポール等において、ケーブル・アンド・ワイヤレス倉庫内に保管されていた大北ケーブル損失。しめて30ポンド年内償還された。 1869年6月1日デンマーク=ノルウェーイギリス電信会社(英語:Danish-Norwegian-English Telegraph Company1868年4月設立)、デンマークロシア電信会社(英語:Danish-Russian Telegraph Company1868年設立)及びノルウェー英国海底電信会社(英語:Norweigian-British Telegraph Company)の3社合併により、デンマーク・コペンハーゲンの証券取引所ビルデンマーク語版)内に大北電信会社設立され旧社からデンマーク-ノルウェー間及び英国-デンマーク間の海底ケーブル運用継承した同年6月5日メン島(デンマーク語版)からボーンホルム島経てリエパーヤ当時ロシア帝国、現ラトビア)間の海底ケーブル開通させ、ロシアとの電信始めた同年10月ロシア政府からウラジオストクまでの電信建設運用認可を受け、1870年1月9日大北支那日本拡張電信会社(英語:The Great Northern China and Japan Extension Telegraph Company)を設立5月大東電信会社営業に関する取り決め1871年4月18日上海-香港間に敷設した海底ケーブル開通させた。欧亜陸上電信線は1872年1月1日ウラジオストクまで開通し後述ウラジオストク-長崎間及び長崎-上海間、さらには先に敷設され上海-香港間のケーブル接続された。なお、拡張電信会社同年2月23日大北電信会社合併されている。 1873年上海-香港間のケーブルアモイ接続ケーブル反対して民衆暴動度重なった。そこで中国政府1875年国内陸上線を大北電信から買収した翌年4月国有化され住民怒り鎮めるために全線廃止他方日本台湾出兵を受け、台湾-アモイ間のケーブル敷設した1878年李鴻章大北電信協定するために盛宣懐派遣している。 1906年、既に英本土ケーブル結ばれていたシェトランド諸島からトースハウンデンマーク領フェロー諸島)を経てセイジスフィヨルズル当時デンマーク領、現アイスランド)までの海底ケーブル開設1907年時点での海底ケーブル延長は約15,600kmに達した1950年デンマーク-イギリス間に同軸海底ケーブルとして当時世界最長の570kmの回線開通当初電信24回線供用されたが、数年後には海底中継器挿入により192回線増加した1962年1月英国スコットランド-トースハウン-ヴェストマン諸島アイスランド)間を結ぶ海底同軸ケーブル敷設参加し英国・デンマーク・アイスランド各政府との共同持分取得。さらに1963年には、ヴェストマン諸島-フレデリクスダル(現ナルサルスアークデンマークグリーンランド)-コーナーブルックカナダ)間の海底同軸ケーブルカナダ海外電気通信公社(英語:Canadian Overseas Telecommunications Corporation。現VSNL International Canada英語版))と共同運用開始した。 1985年9月、「GN Store Nord A/S」に改称。ただし、定款では次の7つの名称も営業使用することとしている。 Det Store Nordiske Telegraf-Selskab (Aktieselskab) GN Store Nordiske Telegraf-Selskab A/S GN Great Nordic Ltd. A/S The Great Northern Telegraph Company Ltd. A/S GN Great Northern Telegraph Company Ltd. A/S La Grande Compagnie des Telegraphes du Nord S.A. A/S GN Grande Companie des Telegraphes du Nord S.A. A/S 1991年9月9日ベルサウス(現AT&Tモビリティ)との合弁デンマークにおけるGSM900MHz帯携帯電話事業免許取得し、Sonofon(デンマーク語版)を設立1992年9月サービス開始したが、2000年7月13日TelenorGN Store Nord持ち株(Sonofonの出資比率の53.5%)を買収2003年12月10日にはベルサウス持ち株買収して完全子会社化し、2009年6月15日からは「Telenor Denmark」として営業している。 2000年電気通信事業リストラ発表相前後して事業整理進め2011年末のモルドバ線の期限満了をもって電気通信事業から撤退した

※この「電気通信事業者としての歴史」の解説は、「GN (デンマークの企業)」の解説の一部です。
「電気通信事業者としての歴史」を含む「GN (デンマークの企業)」の記事については、「GN (デンマークの企業)」の概要を参照ください。

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