銀河元老院議員時代
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「パドメ・アミダラ」の記事における「銀河元老院議員時代」の解説
人々は法律を改正してまで彼女の女王としての任期を延長させることを願ったが、パドメはこれを辞退。任期満了で退位した後は姉に影響され、結婚して家庭を持ちたかったが、相手もおらず、後任のジャミーラ女王の要請により元老院議員となる。そして10年後、ナブー女王であった頃よりさらに美しく聡明に成長した彼女は、共和国の有力者として政治の場で活躍するようになる。やがてドゥークー伯爵率いる数千の星系が共和国からの脱退を表明したことにより、銀河元老院で行われる共和国軍創設案の是非をめぐる重要な投票のため赴いたコルサントで、何者かによる暗殺未遂事件に遭遇。この時、ナブーの戦いの際に出会った少年アナキン・スカイウォーカー(愛称:アニー)と再会。彼はジェダイ・パダワンとして、パドメを護衛する任を与えられていた。パドメはジェダイ評議会の命により、首都コルサントを離れ、故郷ナブーの邸宅でアナキンと逃避生活を送ることになる。この期間に、パドメとアナキンは急速に互いの距離を縮め、許されざる恋であることを自覚し葛藤しながらも惹かれ合った。その後、アナキンが母の苦しむ姿を夢で察知したことを重く受け止め、命令に反してナブーの地を離れ、タトゥイーンへ向かう。アナキンの母シミの死やアナキンの抑えざる情緒の揺らぎを目の当たりにし、アナキンを意中の人として意識するに到る。 ジオノーシスに潜入したオビ=ワンからのメッセージを受けた二人は、メッセージ内での彼の指示通りにそのメッセージをコルサントに転送するが、同時に彼が分離主義者のバトル・ドロイドの部隊に襲われて危機に陥っていることも知る。これに対しメイス・ウィンドゥはアナキンにその場に留まり、オビ=ワンの救出は自分達が行うと告げるが、パドメは「遠いコルサントからの救出は困難だけど、タトゥイーンからジオノーシスまではたったの1パーセク」という理由を付けて自分達も救出へ向かうべきとアナキンに提案し、さらにはメイスの指示の手前苦悩するアナキンに「あなたの任務は私の護衛。私は行きます」と告げた上でオビ=ワンを救出するためにジオノーシスに潜入。ドロイド工場に迷い込んだパドメは入り口の通路から落下してしまいアナキンとはぐれるも、工場の危険な機械の中を優れた身体能力で切り抜ける。しかし、見張りのジオノージアンには力で圧倒され、大ポッドに落とされた。あわや高温の銑鉄をポッドへ注がれる直前でR2-D2によって救われるが、直後にジオノージアンに包囲され、逃げ場を失った彼女は拘束された。ほぼ同時にアナキンも工場の機械に巻き込まれた末にライトセーバーを破壊されたところを現れたジャンゴ・フェットに銃口を向けられて拘束される。拷問こそされなかったが彼女に対する取調べは相当理不尽なものだった。パドメはこの屈辱にも歯をくいしばって耐え、ドゥークーからはナブーを分離主義者側に付ければ命を救うと交渉されるもこれを拒否する。彼女とアナキンの2人は死刑を宣告された。死を目前にして、パドメは自分がいかに深くアナキンを愛しているかを悟り、アナキンと二度目の口づけをかわした。そして二人はアリーナへ連行される。民主主義のリーダーとして活躍した彼女にとって、独裁国家を営むジオノージアンの前に引き出され、大衆の前で鎖で繋がれる姿を晒すことはこの上ないほど屈辱的なことだったが、まだ諦めたわけではなかった。処刑では自分を殺そうと迫る怪物ネクスーに対して機転を利かし、自分を拘束していた鎖を逆に利用して攻撃し、背中を引き裂かれる傷を負うも撃退する。増援に駆けつけたジェダイ・オーダーと共に戦い、戦闘の最中拾ったブラスターを手にジェダイ達にも劣らぬ戦いぶりを見せ、ヨーダがクローン軍を交えて救援に駆けつけるまで生き延びた。クローン軍は独立星系連合のドロイド軍と壮絶な戦いを繰り広げるが、やがて形勢は逆転し、独立星系連合は撤退。アナキン、オビ=ワンと共にドゥークーを追うが、敵の砲撃を受けた振動でガンシップから転落し、砂漠の地面に叩きつけられ、数メートル転がり、気を失う。意識を取り戻した頃にはすでに遅く、同じく転落していたクローン・トルーパーに命じて増援を要請して彼らと共にドゥークーが逃げ込んだ宇宙船格納庫に到着するが、そこでドゥークーが乗る宇宙船が発進するところに遭遇し銃撃するも致命傷を与えられず、逃げられてしまった。共和国はこの戦いに大勝するが、結果として銀河系は後に「クローン大戦」と呼ばれる、歴史の分岐点となる全面戦争へと突入することになる。そしてパドメは後に第一次ジオノーシスの戦いと呼ばれるこの戦闘を生き延びた後、ジェダイには一切の恋愛が許されない掟があることを知りつつ密かにアナキンと結婚した(そのため公式には独身のままだった)。この結婚はアナキンの師匠であるオビ=ワンやジェダイ評議会はもちろん、パドメの家族や友人にも秘密にされたものであり、真相を知るのはナブーで秘密裏に行われた結婚式に立ち会った進行役の聖職者アゴラーガとC-3PO、R2-D2だけであったが、神父を通じてパルパティーンも2人の結婚を知ることとなる。2人が自ら結婚を打ち明けた唯一の人物は、クローン大戦でアナキンの副官を務めていた第501大隊クローン・トルーパー・キャプテンのレックスのみ。レックスはパドメらが夫婦の時間を過ごせるよう軍やジェダイ評議会に根回しをするなど隠蔽に協力していた。聡明で思慮分別に富みながらも、若さゆえに時として直情的な行動に走るパドメの一面は、警備を担当していたグレガー・タイフォ隊長の危惧するところでもあった。
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