赤字隠しとは? わかりやすく解説

赤字隠し(1)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:00 UTC 版)

橋下徹」の記事における「赤字隠し(1)」の解説

1998年平成10年度)から1999年平成11年度)にかけて、府は財政赤字額を縮小するために、5つ公社に対してそれまで行なっていた長期貸付金を繰上償還させ、翌年度以降貸付金年度末に一旦全額返済させて歳入とし、さらに新年度改め貸し付ける短期貸付金方式切り替えた2006年平成18年2月21日2005年平成17年度)の包括外部監査結果報告書提出されこうした短期貸付金が「実態反した不透明な処理」との指摘受けた同年10月20日府議会住宅水道常任委員会において、当時太田房江知事は、短期貸付金が「府民から見て不透明な部分はある」とした上で長期貸付切り替えるべきとの指摘に対して「中長期的な課題として受けとめる」と答弁した2008年平成20年12月橋下指示作られた府財政担当者研究会は、こうした短期貸付金解消について「多額財政負担生じる対応は中長期的な課題」としながら、「当面は(貸付額を)必要最小限抑えるべき」との結論出した2009年平成21年3月2日自治体短期貸付金会計処理に絡む「赤字隠し」を巡り同様の処理が北海道埼玉県福井県三重県滋賀県京都府兵庫県岡山県長崎県札幌市川崎市新潟市浜松市名古屋市京都市の9道府県と6政令市行なわれていたとの報道なされた2009年平成21年7月30日2008年度大阪府普通会計実質収支11年ぶりに119億円の黒字になった事が明らかとなった

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赤字隠し(2)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:00 UTC 版)

橋下徹」の記事における「赤字隠し(2)」の解説

2010年平成22年2月8日大阪府財政赤字隠していたことが再度発覚5つ公社への貸付金年度末3月31日にいったん全額返済させて歳入とし、新年度4月1日改め貸し付けていたことが、府の包括外部監査で「不当な操作」と指摘された。この一時返済なければ853億円の赤字であった幾つかの自治体基金からの借入金があったことが10月28日判明赤字回避宣言撤回した主な要因としては、人件費抑制などが挙げられる2010年3月19日橋下は、府議会住宅水道常任委員会短期貸付金について「公の組織資金繰り困って民間はやらないような手法とっている」「でたらめな財政手法」と述べた上で長期貸付への切り替えを「中長期なんてのんきなことは言ってられない、できるなら本当はすぐにでもやるべき」としながらも、一般財源の手当が必要なことから「申し訳ないが、府民皆さん、府を転覆させないためにちょっと延ばさせてください」と答弁した2010年11月13日大阪府住宅供給公社大阪府土地開発公社大阪府育英会 の3公社について、府の短期貸付金から金融機関長期貸付金への切り替え行なう旨の予算要求書作成された。 2010年平成22年2月8日短期貸付金を「不当な操作」と指摘する2009年度包括外部監査報告書提出された。 翌9日当時原口一博総務大臣会見で、大阪府短期貸付金を巡る報道について違法とまでは言えない」としながらも、「本来は長期貸付け又は補助金という形で対応すべき。早急に見直すように助言をしている」と述べたまた、「これは大阪府だけ(の問題)ではない。公会計制度そもそも見直そう考えている」とし、住民から見た自治体財政の「透明性確保されているのか、あるいは財政持続可能性をどこまで判断されるのか。判断できないようなやり方はまずい」とコメントしたその後の対応として府は、2010年平成22年度)より前出の3公社への短期貸付金金融機関長期貸付金への切り替え、他の2公社については2015年まで廃止とする措置講じた大阪府不適切な会計処理に関して橋下2010年2月16日会見で、「公会計システムがでたらめである」とし、「明治以来続いてきた現金主義」や「出納整理期間とかわけのわからない期間」などを問題点として挙げ抜本的な改善総務大臣訴えていくと語った同年3月3日内閣府第2回地域主権戦略会議出席した橋下は、地方自治制度改革に関する提案書提出その中で、「複式簿記発生主義会計導入」「出納整理期間廃止」を提案している。 大阪府は、2010年平成22年度)の決算において「特定目的基金からの借入」と「公社への短期貸付金」を見直した上で普通会計実質収支274億円の黒字見込み詳細は「#政策 複式簿記」を参照

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