西鉄新宮 - 津屋崎間の存廃問題とは? わかりやすく解説

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西鉄新宮 - 津屋崎間の存廃問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:49 UTC 版)

西鉄貝塚線」の記事における「西鉄新宮 - 津屋崎間の存廃問題」の解説

三苫ないしは西鉄新宮から津屋崎までの区間鹿児島本線国道並行しており、2004年度輸送密度は2,201人と、貝塚から西鉄新宮までの同年度の輸送密度9,557人の1/4という状況であった西鉄側は福岡県及び沿線自治体経営改善協力要請をしていることが2005年1月明らかになり、沿線自治体経営改善策検討してきたが、結局利用客増加せず、2006年3月西鉄新宮 - 津屋崎間廃止決定された。廃止2007年4月1日で、同時に宮地岳線から貝塚線改称した。なお、廃止区間には代替バス運行されている。代替バスによる三苫 - 津屋崎間の運賃は430円(同区間鉄道利用場合鉄道廃止時点260円)である。 廃止対象区間沿線住宅街で、同じ西鉄甘木線よりも本数が多く系列筑豊電鉄線などの成功事例比べる好条件見える。しかし、全線単線普通列車のみ・車両本線系統から転属した旧型車などで輸送力が低いこと、終点位置津屋崎という半端なところであること、現状地下鉄接続しているとはいえ都心直通ていないこと、新宮 - 津屋崎間は地下鉄との乗り継ぎ割り引き適用されず、前述のようによかネットカード使えないこと、国鉄民営化により並行しているJR鹿児島本線近代化進み新駅設置新車導入快速・普通列車増発などによって利用者離れ進み赤字続いていた。 福津市古賀市新宮町住民から宮地岳線当時)の存続訴える6万人署名集まり西鉄新宮 - 津屋崎間第三セクター化などが検討されたが、西鉄側が三セクとの直通運転行わない明言したことや三セク設立には多額の費用掛かることなどもあり、断念した2007年2月20日宮地岳線一部区間廃止に伴う路線変更および鉄道バス運行概要発表された。内容は、鉄道運行の概要として、廃止伴って路線名称を「貝塚線」に改称すること、貝塚 - 西鉄新宮間の運行本数平日83往復土曜休日73往復とすること(これにより平日三苫 - 西鉄新宮間以外は減便)、運行間隔平日ラッシュ時10分・オフラッシュ時および土曜休日終日15分とする、ラッシュ時列車離合見直し所要時分短縮すること、日中時間帯10 - 17時)の福岡市地下鉄箱崎線西新方面直通列車接続するなど利便性向上を図ることである。また、廃止区間についての代替路線バスの運行概要は、西鉄新宮駅から古賀JR福間駅経由して津屋崎までを結ぶ路線1日40往復)や、平日朝夕ラッシュ時間帯に都市高速経由して天神津屋崎を結ぶ路線西福間三丁目からJR福間駅経由して光陽台を結ぶ路線新設することであった(しかし西福間三丁目-JR福間駅-光陽台系統赤字のため2009年4月1日廃止)。 翌3月16日には、宮地岳線一部区間廃止関連行事について発表された。概要としては、同月19日から31日まで宮地岳線全駅で今回廃止となる6駅の写真入れた記念乗車券」を発売する19日より廃止当日まで車体カッティングシート装飾した記念電車311+361編成)を運行する西鉄新宮 - 津屋崎間運行最終日31日廃止区間終日無料運賃にて営業する最終臨時電車前に2本の臨時営業電車津屋崎発)を運行津屋崎駅23時22分発→貝塚駅24時05分着と津屋崎駅23時41分発→貝塚駅24時23分着)する、最終臨時電車運行津屋崎駅24時20分発→貝塚駅25時00分着で途中客扱いなしの運行宮地岳駅31日10時より「乗車整理券」を配布)する、津屋崎駅発の最終電車となる24時20分発貝塚最終臨時電車出発先立って31日23時50分から津屋崎駅にて「最終臨時電車出発式」を実施する、ことであった3月31日当日は、松林を走るローカル線との別れを惜しむ沿線住民鉄道ファン詰め掛けた。最終臨時電車出発式4月1日午前0時すぎに津屋崎駅にて行われた。同駅の狭いホームは、深夜にも拘らず写真撮影をする人や別れ告げに来た人達でいっぱいであった社長挨拶の後に最終電車入線し、この電車前述した通り、青い波のステッカー装飾した記念電車311+361編成)が充当され、「長い間ご愛顧ありがとうございました」とメッセージ入ったヘッドマーク取り付けられた。運転士花束受け取って乗車し最後乗客整理券持参者)を乗せて貝塚電車営業所長の出発合図貝塚へ向け発車した2008年まで廃止区間線路撤去作業はほぼ完了した

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