被爆建物とは? わかりやすく解説

被爆建造物

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 23:25 UTC 版)

被爆建造物(ひばくけんぞうぶつ)は、爆撃によって被害を受けて、被爆した建造物遺構)。戦争遺跡の一種。特に原子爆弾水素爆弾によるものを指すことが多く、この場合被曝建造物とも表記される。また、被爆樹木被爆電車についても一部述べる。


補足

  1. ^ 4.05km[4][5]。主要な工場は1990年代末。事務所棟は2011年に。煙突は2015年に解体されている。

出典

  1. ^ a b “遺構は「モノ」なのか”. 西日本新聞. (2004年8月7日). http://www.nishinippon.co.jp/news/genbaku/2004/kiji/ren_yura/04.html 2010年2月26日閲覧。 
  2. ^ a b c “遺構は「モノ」なのか”. 西日本新聞. (2015年4月5日). http://mainichi.jp/shimen/news/20150405ddm001040164000c.html 2015年7月30日閲覧。 
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  5. ^ a b 『被爆50周年 ヒロシマの被爆建造物は語る』 - 376ページ
  6. ^ 広島市が新たな被爆建物を登録 - NHK広島放送局 2015年1月15日
  7. ^ 公衆トイレ、被爆建物だった 市民気づき、広島市が登録 - 朝日新聞 2015年11月24日 2015年11月24日閲覧。
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  11. ^ 国指定史跡「長崎原爆遺跡」 | 長崎原爆資料館 周辺施設・関連施設 | 訪れる | ながさきの平和【公式】”. ながさきの平和. 2023年10月20日閲覧。
  12. ^ a b c d “外国の人が「放射線汚染続いてるの」”. 中国新聞. (2007年5月14日). http://www.chugoku-np.co.jp/hiroshima-koku/exploration/index_20070514.html 2010年2月26日閲覧。 
  13. ^ a b “平和宣言2004”. 広島市公式. http://www.pcf.city.hiroshima.jp/declaration/Japanese/2004/ 2010年2月26日閲覧。 
  14. ^ 高田純 『世界の放射線被曝地調査 自ら測定した渾身のレポート』 講談社 2002年 p.106.
  15. ^ 高田純 『世界の放射線被曝地調査 自ら測定した渾身のレポート』 2002年 p.115.
  16. ^ 高田純 『世界の放射線被曝地調査 自ら測定した渾身のレポート』 2002年 p.106.p.115.
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  20. ^ 被爆建造物等はどれくらいあるのですか。 長崎市あじさいコール 2018年7月26日、2018年8月9日閲覧
  21. ^ “城山小・被爆の木、完全に枯死確認 長崎市教委、現地保存の意向”. 西日本新聞. (2016年7月20日). http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/260023 2016年7月20日閲覧。 



被爆建物

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中国軍管区司令部跡」の記事における「被爆建物」の解説

1956年広島護国神社広島城址公園内に移転することになる。そこからこの建物神社倉庫として用いられていた。 1979年慰霊碑建立された。また平和学習の場として用いられ修学旅行生を中心に1万人が訪れていたという。 2015年被爆70年にあたり広島市文化財団が中国軍管区司令部跡詳細な建物構造調査し広島城資料館公表するという企画展開催される2017年広島市耐震調査備えて視察した際に、コンクリート剥離進行していたため落下可能性があるとして内部見学中止処置取られた。ただ調査のため一時壊さなければならないことと耐震補強多額の費用がかかることに加え所有者である財務省国史跡広島城中にあるため文化庁協議しなければならず、保存向けて時間かかっている。

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被爆建物

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被爆建造物」の記事における「被爆建物」の解説

木造とは、SRC構造RC構造。 現名現所有構造爆心地からの距離(km)被爆時の名称設計者判明分のみ)原爆ドーム市 非木造 0.16 広島県産業奨励館 ヤン・レッツェル 平和記念公園レストハウス市 非木造 0.17 燃料会館 増田清 広島アンデルセンアンデルセン 非木造 0.36 帝国銀行広島支店 長野宇平治 旧日本銀行広島支店日本銀行木造 0.38 日本銀行広島支店 長野宇平治 本川小学校平和資料館市 非木造 0.41 本川国民学校 増田清 袋町小学校平和資料館市 非木造 0.46 袋町国民学校 本川公衆便所広島市木造 0.48 同現名 福屋百貨店福屋木造 0.71 同現名 渡辺仁 中国軍管区司令部跡市 非木造 0.79 中国軍管区司令部防空作戦室 広島市役所旧庁舎資料展示室市 非木造 1.02 広島市役所 増田清 NTT十日市ビル1棟日本電信電話木造 1.08 広島中央電話局西分山田守 広島逓信病院外来棟市 非木造 1.37 広島逓信病院外来山田守 広島大学旧理学部1号館市 非木造 1.42 広島文理科大学 (旧制) 多聞院鐘楼多聞院 木造 1.75 同現名 鶴羽根神社手水舎鶴羽根神社 木造 1.81 同現名 山陽文徳殿市 非木造 1.82 同現名 明泉寺山門明泉寺 木造 1.90 同現名 広島電鉄千田町変電所事務所広島電鉄木造 1.90 広島電鉄千田町変電所資材倉庫 浄光寺山門浄光寺 木造 2.10 同現名 広島東照宮同左 木造 2.10 同現名 安楽寺・本堂安楽寺 木造 2.19 同現名 歴清社倉庫歴清社 非木造 2.20 久永金紙押紙工場 己斐調整場送水ポンプ室市水道局木造 2.31 同現名 尾長天満宮同左 木造 2.60 同現名 國前寺同左 木造 2.60 同現名 真宗学寮講堂寮舎同左 木造 2.62 同現名 旧日本通出汐倉庫1-3号棟県 非木造 2.67 広島陸軍被服支廠 旧日本通出汐倉庫4号中国財務局木造 2.67 光徳寺納骨堂光徳寺木造 2.68 同現名 広島大学附属中学校・高等学校講堂広島大学木造 2.69 広島高等学校 (旧制)講堂 善法寺・本堂庫裏善法寺 木造 2.74 同現名 広島大学医学部医学資料館広島大学木造 2.75 広島陸軍兵器補給廠 蓮照寺本堂蓮照寺 木造 2.75 同現名 旧濾過調整池上屋市 非木造 2.77 牛田水源地濾過調整池上屋 舟入神社同左 木造 2.78 同現名 広島市水道資料館市 非木造 2.80 牛田水源地送水ポンプ水道資料館別館ビデオルーム市 非木造 2.80 牛田水源地送水量水旭山神社同左 木造 2.80 同現名 浜田給水塔浜田園 非木造 2.83 日本紡績(株)給水塔 新庄之宮神社本殿・拝殿新庄之宮神社 木造 2.90 同現名 光西寺本堂光西寺 木造 2.93 同現名 妙法寺本堂庫裏妙法寺 木造 2.94 同現名 浄修院・本堂浄修院 木造 3.01 同現名 三瀧寺想親観音堂鐘楼稲荷社三鬼権現堂鎮守堂三瀧寺 木造 3.18 同現名 広島市郷土資料館市 非木造 3.21 宇品陸軍糧秣支廠 観音寺・本堂観音寺(山根) 木造 3.26 同現名 稲生神社本殿渡殿稲生神社(西) 木造 3.34 同現名 海神同左 木造 3.36 同現名 地寺・本堂・庫裏地木造 3.44 同現名 真幡神社黄幡社)真幡神社 木造 3.44 同現名 海宝寺山門海宝寺 木造 3.47 同現名 衣羽神社本殿・拝殿手水舎衣羽神社 木造 3.59 同現名 邇保姫神社手水舎邇保姫神社 木造 3.62 同現名 広島市江波山気象館市 非木造 2.63 広島地方気象台 大歳神社本殿・拝殿大歳神社 木造 3.64 同現名 長束神社本殿長束神社 木造 3.69 同現名 穴神社同左 木造 3.84 同現名 不動院同左 木造 3.90 同現名 本説教同左 木造 3.95 同現名 最勝寺本堂・門・庫裏最勝寺 木造 3.95 丹那説教所 覚法寺本堂庫裏法寺 木造 3.96 同現名 蓮光寺・門・観音堂蓮光寺 木造 4.02 同現名 熊野神社同左 木造 4.15 同現名 マツダ宇品工場マツダ木造 4.16 陸軍船舶練習JR貨物広島車両所日本貨物鉄道木造 4.25 広島鉄道局広島工機観音寺・本堂鐘楼観音寺(黄金山) 木造 4.25 同現名 千暁寺・本堂千暁寺 木造 4.31 同現名 イエズス会聖ヨハネ修道院イエズス会 木造 4.50 イエズス会長束修練院 イグナチオ・グロッパー 竈神社同左 木造 4.52 同現名 萬休寺本堂山門庫裏萬休寺 木造 4.60 同現名 西福寺本堂庫裏山門西福寺 木造 4.62 同現名 旧広島県港湾事務所県広港湾振興局 木造 4.64 宇品警察署 龍宮神社同左 木造 4.78 同現名 熊野神社・本殿熊野神社(祇園) 木造 4.80 同現名 慈光寺山門滋光寺 木造 4.93 同現名 鷺森神社同左 木造 4.93 同現名 海蔵寺本堂山門海蔵寺 木造 4.95 同現名 光明寺同左 木造 4.96 日宇説教瓜木神社本殿・拝殿瓜木神社 木造 4.98 同現名 浄教寺本堂山門南門経堂浄教寺 木造 4.98 同現名 教寺・本堂・経堂教専寺 木造 4.99 同現名 専念寺・本堂鐘楼専念寺 木造 4.99 同現名 胡子神社本殿・拝殿子神社(草津) 木造 5.00 同現名 稲生神社同左(草津) 木造 5.00 同現名 草八幡神社・本殿拝殿草津八幡神社 木造 5.00 同現名 西寺・本西楽寺 木造 5.00 同現名 ウィキメディア・コモンズには、広島県の被爆建物に関連するカテゴリあります

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被爆建物

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千田車庫」の記事における「被爆建物」の解説

(左・被爆後、右・現在)変電所 被爆建物である変電所事務所は、1912年大正元年)に「広島電気軌道火力発電所」として発電機発電用ボイラー収容するため建設された。当時煉瓦造地上1階地下1階2棟1934年昭和9年老朽化能力低下のため発電所廃止となり、発電機棟が変電所ボイラー棟が資材倉庫となった変電所として稼動始めた際、500kW水銀整流器増設し千田変電所櫓下変電所相生橋東詰にあった)より遠方制御受けていた。。 1945年昭和20年8月6日広島市への原子爆弾投下により被爆変電所および資材倉庫爆心地から約1.92kmに位置し爆風により屋根吹き飛んだ倒壊免れた木造本社屋半壊し修理工場車庫倒壊し多く職員亡くなった。ただ、千田変電所被害軽かったこと、廿日市変電所無事だったことが広電にとって幸いだった当日午後から職員および軍関係者復旧にかかり、3日後の8月9日には己斐から西天満電停まで折り返し単線運転が再開した。これは、途方にくれる市民大い勇気付けた。 戦後2棟とも改修されたが、変電所棟は今でも現役であり旧倉庫棟は現在は事務所棟として使用されている。 1991年平成3年)には本社建て替えられその後広島市により本社前に原爆被災説明板設置された。

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