荘園時代とは? わかりやすく解説

荘園時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 16:35 UTC 版)

生口島」の記事における「荘園時代」の解説

島の南にある光明坊は、天平2年730年)に行基開基したと伝えられる。 島の西にある垂水天満宮伝承によると、菅原道真由来神社である。別名は牛天神といい、道真寛平8年896年)に大山祇神社祈祷へ向かう最中、この付近難破して上陸できずに困っていたところ、里人引いていた牛が嵐の中から道真を陸まで引っ張りあげたことからこの名がついた。その時道真世話になったお礼として清水在り処を示すとそこから湧き出たことから、“垂水”の名がついたと言われている。そこより北の、瀬戸田水道南口見守るような位置にある天満神社は、長和元年1012年)沢信勝が北野天満宮から寄進したもの伝えられる平安時代生口島は「生口荘」、あるいは「生口南荘」「生口北荘」「福田庄」に分割され荘園であった平安時代末期後白河院であった南荘の一部光明坊寄進し、寺社領となったその地は発展遂げ御寺”と呼び出した建久2年1191年)北荘は長講堂領となる。 正嘉元年1257年)いつ移ったかわからないが生口全域法華堂であった記録がある。 これらのことから、当時の島の中心地は島の南側である御寺地区であった考えられている。一方で島の北側瀬戸田や名荷は古くからの天然良港で、倉敷地として用いられていたと推定されている。

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荘園時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 06:03 UTC 版)

因島」の記事における「荘園時代」の解説

因島荘」を参照 平安時代末期から鎌倉時代にかけて、後白河院そしてそれに連なる人物の荘園となっている。年貢は塩であった鎌倉中期記録によると三津荘・(因島中荘重井荘3つ別れており、地頭北条氏がすべて独占し得宗領であった考えられている。 建武の新政前後である元弘3年1333年)、後醍醐天皇地頭職浄土寺与え以降寺領となる。この時代浄土寺のある尾道交易港として発展した時期で、因島取れる塩やなどの特産物取引しており、寺領となったことで尾道商業圏として確立した考えられている。ただ鎌倉末期のこの時期島内混乱していたことから浄土寺支配及んでおらず、建武3年1336年足利尊氏所領安堵したことにより浄土寺荘園として機能するうになる建武5年1338年尊氏京都東寺寄進し、以降東寺荘園となった。ただこの時代までのこの島には、寺自体は全く存在していなかった。 南北朝時代から室町時代初期にかけては蒲刈小早川氏進出してくる。南北朝時代、西隣の生口島とともにこの地は南朝方が支配していたが高山城拠点とした北朝方の小早川氏伊予攻め途中攻略し浦の一ノ城を拠点として康永3年1344年)から応永年間1394年から1427年)まで支配した因島村上氏の名前が出てくるのも同じ頃である。鎌倉末期この地の開発領主上原祐信が元弘の乱での六波羅探題攻め参加した際に一族郎党多く戦死したため上原氏は絶家してしまったことに端を発し伊予拠点としていた南朝方の今岡通任がこの地を横領し北朝方に転身したため、南朝方は天授3年1377年長慶天皇綸旨を受け村上師清が通任を討伐し、その三男である村上顕長が本主継承した、と伝えられている。この顕長が因島村上氏の祖であると言われている。また敗れた今岡氏(河野氏系)の子孫はそこから1字づつとった岡野姓を名乗り田熊中心に住み現在まで至っていると言われている。

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