荘子itとは? わかりやすく解説

荘子it

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/08 03:28 UTC 版)

荘子it (そうしっと、1993年8月24日 - )は日本のラッパー

Dos MonosトラックメイカーMC担当。

人物

日本大学芸術学部卒業。音楽、映画、哲学などに関して学んだ内容をベースにDos Monosのトラックメイカーを務める。中学生の頃からエレクトリック・ギターを弾き始め、古いロックに始まり、マイルス・デイヴィスから派生したジャズ・ロックを好んだ。高校時代はプログレッシブ・ロックやアヴァンギャルドなフリー・ジャズに親しむようになり、フランク・ザッパを好んで聞いた。周囲が大学受験の準備をはじめてバンドを辞めていく中、Ableton Liveを使って一人で曲作りを続けた。大学では映画を専攻して映画監督を目指す傍ら、マッドリブJ・ディラなどのヒップホップを聞いてビートメイキングを趣味とする。

名前の由来は、本名と音の響きが近い荘子の思想に、プラスアルファ(it/何か)を加えたいという思いから。精神分析学者フロイトの概念es(ドイツ語でitを表す)とも意味をかけている。また、発音に“So shit”や“So 嫉妬(shitto)”などのネガティブなイメージも付与している。

ハードコアな読書家で、小説のほかに哲学書や思想書、批評を好んで読むことに関して「少なくとも20世紀のポップなカルチャーを提供する人に明らかにインスピレーションを与えてきたものであって(中略)アイデアの源泉でもあるし、つまんないことをしないためのリテラシーだったりもするし、そういう意味でアーティストにも必要なものだと思っている」と述べている。

Dos Monosでの活動以外にも他アーティストのプロデュースや楽曲提供、コラボなども行っている。

楽曲提供・コラボレーション

  • The Out of Africa Hypothesis feat. 荘子it
    - 音楽プロデューサー/DJ/ライター:audiot909およびTOMCとのコラボレーション[1]
  • 海辺へ行く道
    - 2025年8月29日公開(予定)の映画(横浜聡子監督)において、音楽を担当。エンディング曲「La chanson de Yoko」も手掛けた。[2][3]
  • パリピ孔明
    - ミア西表(演:菅原小春)の楽曲「New Zone」を提供。[4]

著作

  • 『最後の音楽 𝄇ヒップホップ対話篇』 荘子it×吉田雅史(出版社 DU BOOKS、発売日 2024年3月15日、ISBN 978-4-8664-7213-3
  • 伊藤潤二×荘子it「脱獄するための穴を掘る」 - 『文學界』2025年7月号

脚注

注釈

出典


荘子it(ソウシット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:57 UTC 版)

Dos Monos」の記事における「荘子it(ソウシット)」の解説

トラックメーカーMC担当1993年8月24日生まれ音楽映画哲学などに関して学んだ内容ベースDos Monosトラックメーカー務める。中学生の頃からエレキギター弾き始め、古いロック始まりマイルス・デイビスから派生したジャズロック好んだ高校時代プログレッシブ・ロックアヴァンギャルドフリージャズ親しむようになり、フランク・ザッパ好んで聞いた周囲大学受験準備をはじめてバンド辞めていく中、Ableton Live使って一人曲作り続けた大学では映画専攻して映画監督目指す傍らマッドリブJ・ディラなどのヒップホップ聞いてビートメイキングを趣味とする。

※この「荘子it(ソウシット)」の解説は、「Dos Monos」の解説の一部です。
「荘子it(ソウシット)」を含む「Dos Monos」の記事については、「Dos Monos」の概要を参照ください。

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