荘園公領制における得分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/11/14 14:55 UTC 版)
荘園公領制においては、国衙・荘園領主・荘官・地頭などが、その職(権利)に応じて取得する経済的な権利・利益を指す。本来、国衙や荘園領主は荘園及び公領からの年貢・官物・地子を荘官や地頭を通じて賦課徴収を行っていたが、後に名主などの小領主が荘園・公領内に発生すると、加地子と呼ばれる独自の得分を支配下の農民より徴収するようになった。鎌倉時代に入ると加地子の得分にも所職が発生し、室町時代には得分権(所職)の売買が盛んに行われるようになった。
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