自然の科学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 02:13 UTC 版)
A1 天文・宇宙 地球は、銀河宇宙の中にあっては、ほんの小さな存在にすぎないが、そこに発生した人類は、大昔から果てしない宇宙に対して、限りない興味を持ち続けてきた。そして、科学の著しい進歩は、今、宇宙の未知の扉を少しずつ開き始めている。 このコーナーの中央に浮かぶ太陽系模型は、パイオニアやボイジャーなどの、探測器の成果をもとに作成したものである。私たちを惑星空間へと導いてくれる。 A2 地球 絶えず姿を変化させている地球を紹介している。 このコーナーの中心に展示してある2.4mの大地球儀は、陸地のみでなく海底地形の複雑な構造もみることができるものである。その他、各種の岩石鉱物の実物標本も展示している。 A3 地球の変遷・生物の進化 新潟県内には、3億年以上昔の岩石や化石が残っている。そのような太古の時代から現在にいたるまで、新潟県もさまざまな環境下にあったことを紹介している。 このコーナーでは、県内で採集した化石を中心に、野尻湖の発掘で有名となり、県内でも発掘されているナウマンゾウの偉容を見ることができる。そして、過去の新潟県の様子を知ることができる。 A4 新潟県の動植物 新潟県は、長い海岸線と多雪の山岳地帯にかこまれている。そこには照葉樹林からブナ林まで、地域によりさまざまな植生があり、それにつれて、すむ動物もそれぞれかわっている。 また、海では、暖流や冷水塊の関係から、南方系の生物も北方系の生物も見ることができる。 ここでは、県内からいくつかの地域を選び、そこに生活する生物を、標本やパネルで展示し、紹介している。 A5 ブナ林の環境と生物 ブナ林では四季をとおしてさまざまな生物が暮らしている。ブナ林は強い日差しや風雨をさえぎり、きれいな水と食料を提供し多種多様な生命を育んでいる。 ここでは、新潟県村上市に分布するブナ-ユキツバキ群落をモデルとしたオープンジオラマを使い、ブナを初めとするブナ林の植物群、そしてこの中でブナ林と深いつながりを持って生活している動物達を紹介しる。 A10 恐竜の体と暮らし およそ2億4700万年前から始まる中生代に、その後1億5000万年の長い期間、地上の動物の中で栄え続けたのが恐竜である。その特異な体型と大きな体、多様な種類、さらに、すでに絶滅してしまったために解明できない神秘性と、恐竜には私たちの興味をひきつけるものがたくさんある。 近年、日本での恐竜化石の発見の報告や、世界各地での研究から、恐竜の進化や生活の様子、恐竜が生きた中生代に関して様々な情報が得られるようになった。このような恐竜研究の資料や化石をもとに、新しい恐竜像と中生代の環境について紹介する。
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自然の科学
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A9 「科学の目」 肉眼では観察できなかった生物の体のしくみも、科学技術を使うことにより観察が可能になる。そのことでいままで見えなかった生物の世界を知ることができる。この展示を通して、生物の世界を探求していこうという意欲が沸いてくることを同館は望んでいる。 科学の目には、「虫めがねの世界」「鳥屋野潟の野鳥」「野外探検図鑑」「光学顕微鏡の世界」「電子顕微鏡の世界」のコーナーがあり、超ミクロの世界から超望遠カメラで探る世界までを体験できる。 中でも、電子顕微鏡は、県内では初めて一般の人が自分で操作できるもので、立体的で高い倍率の画像を観察することができる。また、二つのシンボルがあり、科学の目を象徴する「水レンズ」は順路の最初に導入シンボルとして、「DNA」は生命の基本となるものとして中央部に空間シンボルとして設置されている。電子顕微鏡の脇には大画面テレビシアターも備え、各コーナーの映像を大きく映し出すことができ、迫力のある生物の世界を観察することができる。
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