第4回十字軍
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第4回十字軍(1202年–1204年、英語:Fourth Crusade)とは、ローマ教皇インノケンティウス3世の呼びかけで13世紀初頭に実施されたラテン・キリスト教徒の軍事遠征である。この遠征の目的はイスラム教徒が支配するエルサレムを奪回することであり、エジプトに本拠を置くムスリム王朝アイユーブ朝を打倒することが意図されていた。しかし、経済的および政治的な一連の出来事が重なり、十字軍は当初の計画とは異なり、1202年のザラ包囲戦および1204年のコンスタンティノープルの略奪へと進んでしまった。この結果、十字軍と彼らの同盟者であるヴェネツィア人によるビザンツ帝国の分割、すなわち「ローマ帝国領土分割」が行われ、「フランク人の支配(フランコクラティア)」として知られる時代が到来した。
- 1 第4回十字軍とは
- 2 第4回十字軍の概要
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