第一次試案: 1925年調査報告書作成までとは? わかりやすく解説

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第一次試案: 1925年調査報告書作成まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 01:15 UTC 版)

アメリカ国道」の記事における「第一次試案: 1925年調査報告書作成まで」の解説

ウィスコンシン州全米先駆けて道路番号振り始め1918年5月道路番号標識整備した他の州もすぐにウィスコンシン州続き1922年にはニュー・イングランド地方6州共同ニュー・イングランド州間道路New England Interstate Route)を立ち上げたそんな中連邦政府でも連邦道路整備補助Federal Aid Highway Act of 1916通過機に主要道整備費用の半額負担することとした。続く1921年度版の連邦道路整備補助Federal Aid Highway Act of 1921では補助対象道路各州道路の7%までとし、うち七分の三は州を横断する道路とされた。路線選定1923年までに完了している。 全米高速道路協会American Association of State Highway Officials、略称:AASHO)が1914年結成され道路規格策定行った1924年会合主要道路に番号振り標識整備した「州を横断する高速道路interstate highways」を計画した。AASHOでは農務長官各州共同し路線策定にあたるべきとの答申出した農務長官Howard M. Gore答申を受け、州間高速道路合同委員会 the Joint Board on Interstate Highways を1925年3月2日結成した構成員州の高速道路管理官21人、連邦道路局(Bureau of Public Roads)付け係官が3人。4月2021日初会合で U.S. Highway という名称が採択された。また米国国章模した道路標識決まった。 これに Auto trail 側は即座に反発した既存高速道路名を廃止し番号置き換えることに反発したもので、これを受けて委員会側では地域レベル会合開き懐柔努めた5月15日西部、同27日ミシシッピ川流域翌月3日五大湖地域8日南部15日北大西洋地方およびニュー・イングランド地方会合持たれた。Auto trail側は会合発言することはできなかったが、各地訪れていた委員直接交渉し委員会ではauto trail側の案と大筋合意する至った暫定案では総延長81,000マイル130,000キロ)に及び当時公道の2.8%を占めることとなった。 二回目全体会合1925年8月3、4日に開かれた道路網の密度議題上がりマサチューセッツ州William F. Williamsニューヨーク州Frederick S. Greenのように大陸横断する主要道のみを国道指定する案を支持する向きもあったが、そういった最重要路線限らず地域内のみで完結する主要道国道指定する案を支持する州が多かったGreene例えニューヨーク州内の国道を主要4路線に絞る例を挙げている。大方国道カバーする範囲について意見一致見られたが、中西部道路が多すぎるとする意見多かった第一回会合採択され道路標識若干修正の後採択され道路固有名ではなく数字を振る案も可決された。東西方向の主要8路線南北方向の主要10路線番号の振り方については、番号制定小委員会無条件付託された。 各州との協議経て合意至った最終案では総延長122,000キロ75,800マイル)、国内全線の2.6%にも及ぶ計画となり、8月4日可決した草案より50%以上も路線長が伸びている。番号の振り方連邦道路局のEdwin Warley James8月27日骨子をまとめ、方向により偶奇を振り分け全米座標見立てて順に番号を振る案を提示した当初の計画図では下一が0、1、5で終わるもの主要道その後間もなく下一が5の路線は準主要道格下げられている)、短距離連絡路線については接続先の本線応じた三桁道路番号与えられた。会員5名からなる小委員会9月25日最終案がまとめられ州間高速道路合同委員会10月26日付け最終報告書提出された。10月30日には農務長官の下に報告書送られ1925年11月18日認可された。 当時主な大陸横断路線一部既存auto trailざっくりと踏襲した路線)は以下の通りU.S. Route 1, Fort Kent, ME to Miami, FL: Atlantic Highway U.S. Route 6, Provincetown, MA to Long Beach, CA U.S. Route 11, Rouses Point, NY to New Orleans, LA U.S. Route 21, Cleveland, OH to Jacksonville, FL (where it met US 1) U.S. Route 31, Mackinaw City, MI to Mobile, AL U.S. Route 41, Powers, MI to Naples, FL: Dixie Highway U.S. Route 51, Hurley, WI to New Orleans, LA U.S. Route 61, Canadian border north of Grand Marais, MN to New Orleans, LA U.S. Route 71, International Falls, MN to Baton Rouge, LA (where it met US 61): Jefferson Highway U.S. Route 81, Canadian border north of Pembina, ND to Laredo, TX: Meridian Highway U.S. Route 91, Great Falls, MT to south of Las Vegas, NV U.S. Route 101, Port Angeles, WA to San Diego, CA: Pacific Highway U.S. Route 2, Houlton, ME to Bonners Ferry, ID U.S. Route 10, Detroit, MI to Seattle, WA: National Parks Highway U.S. Route 20, Boston, MA to Newport, OR U.S. Route 30, Atlantic City, NJ to Astoria, OR: Lincoln Highway U.S. Route 40, Atlantic City, NJ to San Francisco, CA: Victory Highway U.S. Route 50, Annapolis, MD to Wadsworth, NV (where it met US 40) U.S. Route 60, Chicago, IL to Los Angeles, CA U.S. Route 70, Morehead City, NC to Holbrook, AZ (where it met US 60) U.S. Route 80, Savannah, GA to San Diego, CA: Dixie Overland Highway U.S. Route 90, Jacksonville, FL to Van Horn, TX (where it met US 80): Old Spanish Trail 106090号線は厳密に大陸横断路線はなっておらず、実際に大陸三分の二横断したところで途切れている。また11号線南北方向ではなく南西から北東方向へ、60号線は東西方向ではなくやはり南西から北東方向走っている。60号線が原則から大きく外れてしまっているあたりに(下一が0の幹線道路用の番号にもかかわらず大陸横断しきっていない点、偶数番号にもかかわらず東西方向伸びていない点)、計画策定時の紆余曲折ぶりが見て取れよう。ちなみに60号線はその後1926年にかのルート6666号線)に差し替えられている。また101号線奇数番号南北路線にもかかわらずワシントン州で東に折れ、更に南下してワシントン州オリンピアまで伸びている。 当時2号線大陸横断しきっていなかったが、現在は上記のBonners Ferryから更に西のワシントン州Everettまで延長されており、道路番号原則通り大陸横断となっている。

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