移転に向けた動き
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「岡崎市立中央図書館」の記事における「移転に向けた動き」の解説
しばらくすると明大寺町の図書館も徐々に手狭になり、再移転が議論されるようになった。2000年(平成12年)2月には「岡崎市図書館基本構想」が策定され、岡崎公園のグラウンド跡地が建設地に盛り込まれた。しかし、駐車場の建設費が莫大になることが判明したり、発掘調査で江戸時代の石垣など岡崎城の遺構が発掘されたりしたことで、図書館の建設地としては不適当とされた。そこで、岡崎郵便局移転後に跡地の利用方法が議論されていた康生通西4丁目が移転先として有力視されるようになった。岡崎郵便局跡地には2000年(平成12年)7月22日に商業施設「岡崎城下三河小町」(略称:三河小町)が建てられたが、経営状態が逼迫していることは同年9月の市議会定例会で早くも指摘されていた。 2001年(平成13年)1月、市は図書館の建設場所を康生通西4丁目とする方針を固めた。同年8月13日に開かれた市議会の新図書館建設特別委員会で、市の提案が了承された。 1992年に開始された岡崎市図書館建設基金は最終的に35億円となり、1987年に開始された岡崎市構成地区拠点整備基金は15億円となっていた。これによって岡崎市立図書館は再び名鉄以北に戻ることとなっている。 2004年(平成16年)3月には岡崎市新図書館基本計画が策定され、2005年(平成17年)3月には新図書館を核とする康生地区拠点整備基本設計が策定された。2006年(平成18年)4月には複合文化施設「岡崎市図書館交流プラザ」の実施設計が策定され、2006年6月28日に着工された。この間の2005年1月1日には岡崎市が額田郡額田町を編入合併し、岡崎市立図書館は岡崎市立中央図書館に改称されている。2004年度から開館までの4年間には市民参加型のワークショップが25回開催され、建築家であり都市計画の専門家である延藤安弘(愛知産業大学教授)がワークショップの指導を行った。「おかざき図書館倶楽部」は2001年(平成13年)頃から活動を行い、「図書館まつり」、「学校読み聞かせボランティア交流会」、「調べ学習講座」などを企画して図書館とともに運営した。りぶら開館後には「りぶらサポータークラブ」に改称し、「図書館まつり」「連続講演会」「講座」などを企画している。
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移転に向けた動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 20:57 UTC 版)
米寿祭後には移転に向けた動きが活発化し、特に天王通り6丁目にある市役所跡地が候補に挙げられた。「津島駅周辺に文化的な図書館の建設を願う」請願署名運動が行われ、人口約60,000人の津島市で15,063筆の署名が市議会に送られると、市議会は全会一致で可決している。市民団体「津島市市立図書館を良くする会」は新図書館建設のための基金づくりを目的として、図書館まつりや古本バザーを開催した。毎年開催された図書館祭りは大きな盛り上がりを見せ、愛知県外にも紹介されている。1986年(昭和61年)には神島田公民館が新築され、神島田連絡所にあった神島田分室を公民館内に移転させたが、移転後も神島田分室の利用は低迷した。 1989年(平成元年)10月1日には津島市立中央図書館(仮称)建設準備委員会の設置を決定し、1990年(平成2年)1月19日に初会合が開催された。この時点の津島市市立図書館は、愛知県内29市の市立図書館としてはもっとも延床面積が狭く、一宮市の一宮市立豊島図書館に次いで建設時期が古かった。他館で充実化が進んでいた視聴覚資料はほとんどなく、駐車場は20台分しかなかった。新図書館は1995年度着工の予定だったが、1994年度の津島市は津島市文化会館の新築や津島市民病院の財政再建など大型出費が重なり、図書館の新館建設は一時延期された。1995年(平成7年)には隣接する佐屋町に佐屋町立図書館新館(現・愛西市中央図書館)が開館し、津島市市立図書館の利用者数は1995年度と1996年度の2年連続で減少した。 1995年には創立100周年を迎え、『津島市市立図書館100年のあゆみ』を刊行したほか、シンボルマークの制定、資料の展示会、女優の中野良子による講演会など様々な催しを開催した。この100年間には実に8回もの名称変更と6回もの移転を経験している。1996年(平成8年)3月、新館の建設地が現在地から約500m南の老松町にある津島市営プール跡地となることが決定した。1998年(平成10年)9月25日には起工式が行われ、2000年(平成12年)2月18日に竣工。旧館は4月から段階的に業務を縮小して移転作業を行い、1947年から同地にあった図書館は9月1日に閉館した。現在のこの建物は資料館「わざ・語り・伝承の館」として使用されている。
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