移転と閉鎖・再開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 05:23 UTC 版)
「BBCテレビジョンセンター」の記事における「移転と閉鎖・再開発」の解説
BBCでは経費削減等を目的とする構造改革計画の一環として、2004年にテレビジョンセンターの移転計画を発表した。それによれば子供向け番組等の制作部門やBBC Sport、ラジオの一部チャンネル、研究開発部門等をマンチェスター・メディアシティUKの第2放送センターに移転させるほか、その他の部門もBBCの本部があるBBCブロードキャスティング・ハウス等に移転させ、2013年までに移転を完了させる方針とした。 移転完了後BBCは同地を競争入札により売却する方針を当初より明らかにしており、2012年には不動産デベロッパーのStanhope plcに約2億ポンドで売却。最終的に2013年3月末でテレビジョンセンターは完全閉鎖された。跡地はBBCとStanhopeの共同企業体であるTelevision Centre Developmentsによって再開発されるが、スタジオ1~3については改装の上で再オープンし、BBCを含む番組制作会社に貸し出す方針である。因みに再オープンについては、「トップギア」(シーズン20)で明かしている。ただ改装工事は遅れており、当初2014年だった完成予定は2017年春に延期されている。一方で2015年4月には、従来「Stage6」と呼ばれていたビルを改修する形でBBCワールドワイドの本部を同地に移転させるなど、敷地の一部は引き続きBBCの拠点として使われている。 ただ、この移転に対してはBBCの番組の出演者等から反対も多かった。ジェレミー・クラークソンなど一部の出演者は「マンチェスターに移転した場合は番組を降板する」と公言しており、朝番組『Breakfast』の司会者だったシアン・ウィリアムス(en:Sian Williams)など実際に番組を降板した者も現れている。
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