白川家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:46 UTC 版)
「かげきしょうじょ!!」の記事における「白川家の人々」の解説
白川暁也(しらかわ あきや) 声 - 高梨謙吾、山村響(幼少期) 本名:丁嵐 宏(あたらし ひろ)。 さらさの幼馴染で「彼氏」。前述のとおり幼い頃からさらさと日舞を習っている他、一緒に助六の舞台にも出演している。さらさが紅華に入学してからも、LINEでやり取りしている。芸の道において、最初の壁・手の届かない頭上の星だったという程さらさの素質を認めている。祖父が倒れた際の混乱と動揺から紅華を辞めようかと思いかけていたさらさに、他の誰が許しても自分だけは(星が)地上に落ちることは許さないと発破をかけた。 さらさより2歳年上の17歳という年齢でありながら、歌鷗に一番近いと目されている少年。さらさの祖父とも仲が良く、度々家を訪れている。 白川煌三郎(しらかわ こうざぶろう) 声 - 子安武人 本名:清水真和(しみず まさかず)。 歌鷗夫妻の娘婿で志織の夫。歌舞伎役者の血筋ではないが芸があり、俳優として大河ドラマにも出演する程。志織曰く「優男でハンサムだが狡猾」。 さらさからは「大先生」と呼ばれている。さらさの誕生日には薔薇の花を贈る。十五代目歌鷗のスケープゴートを請け負っており、事実を知らないさらさにもしかして自分の父親なのではないか?と疑わせている。 十五代目 白川歌鷗(しらかわ かおう) 声 - 麦人 本名:丁嵐英雄(あたらし ひでお)。 幸恵の夫で志織とさらさの父。煌三郎の義父。巴の兄。 歌舞伎の名門である「美里屋」の宗家で、荒事を特技とした、歌舞伎の一翼を担う人間国宝。 福二郎曰く子供時代は泣き虫だったらしい。 丁嵐幸恵(あたらし ゆきえ) 声 - 久保田民絵 歌鷗の妻で志織の母。煌三郎の義母。巴の義姉。 福二郎曰く「姉さん女房でしっかりした人」で、さらさの存在を明かされた際にもショックを受けながらも存在を受け入れていた。しかし、内心は完全には納得出来ていなかったようで、幼いさらさについ強い口調で「歌舞伎役者にはなれない」と叱りつけてしまったことがあり、それを後悔している。 白川巴(しらかわ ともえ) 声 - 今泉葉子 本名:丁嵐巴(あたらし ともえ) 歌鷗の妹で志織の叔母。幸恵の義妹。 日本舞踊教室を営みながら、未来の歌舞伎役者達を指導している女性。 さらさが幼い頃、暁也と共に日舞を習いに通っていた先生。 丁嵐辰彦(あたらし たつひこ) 暁也の父で歌鷗の従兄弟。 早くに歌舞伎役者を引退し、洋食屋を営んでいる。歌舞伎役者になりたての息子に嫌ならやめてもいいと話した。 丁嵐玲奈(あたらし れいな) 声 - 河瀬茉希 暁也の母。 夫の辰彦とは早くに結婚して苦労した上に、その夫が早くに歌舞伎役者を引退してしまったため、一人息子の暁也を立派な歌舞伎役者に育て上げようと外遊びを禁止したり、暁也が別の歌舞伎役者の家の子供と喧嘩をした時は息子に原因を聞くどころか、自身の面子や「その子や暁也の顔に傷が付いたらどうしよう」などといった自己中心的な言動が見られたが、暁也の家出と上記の事を夫に叱られたことから「自由に好きな事をしてもいい」と話し、無理強いをやめた。 丈ノ介(じょうのすけ) 暁也の幼馴染で、美里屋の歌舞伎役者の先輩。祖父は美里屋の有名な贔屓筋。 幼い頃は自分より顔の良い暁也に嫉妬して意地悪を繰り返していたが、時が経つにつれ仲良しになる。 丁嵐志織(あたらし しおり) 新姓:清水志織(しみず しおり) さらさの異母姉(さらさ自身は存在は知らない)にして歌鷗夫妻の一人娘で煌三郎の妻。巴の姪。夫からはさん付けで呼ばれている。 幼い頃から自身を可愛がってくれている福二郎のことを両親よりも慕っており、19歳になっても福二郎に膝枕させて貰ったり、亡くなった際には福二郎の棺桶に入ろうとしたほど。 三味線やギター等の楽器演奏が得意で、日舞の名取持ち(11巻144p)。 幼い頃から数多くの習い事をしており、持ち前の器用さから「プロにならないか」と進められたこともあったが、どれも長続きしなかった為に「夢中になれるものが何もない」、「透明な自分の存在を認めてくれる何か」をずっと探している。学生時代からさらさのことを知っていたが、その頃は彼女に対して興味が無かったため特に関わることもなかった。 若い頃は「ガラパゴスヘヴン」という音楽バンドでギター兼ボーカルとして活動していたが、メジャーデビューが決まったと同時に「硬派なバンドを目指す」という理由から、当時交際していたバンドのリーダー(彼氏)からクビを言い渡されて途方に暮れる時に、福二郎から煌三郎との結婚をアドバイスされる。その後、棺桶の前で福二郎の死に憔悴していた際に煌三郎に頭を撫でられ、福二郎を思わせるやさしい手のひらに結婚を決意する。そうして大学在学中に煌三郎と結婚。卒業後は普通に就職し会社員になるも、上司から昇進をネタに身体の関係を持とうと言われただけでなく、その様子を煌三郎に見つかって上司が謝罪に来た際、「(志織のつてで)歌舞伎座のチケットを取って欲しい」と言われたことに腹を立てて自主退職する。 その後は叔母・巴の手伝い(日舞の名取)をしながら過ごしていたが、その帰り道にさらさが公園で友人達とベルサイユのばらの群衆シーンを踊っている姿とその時に「オスカル様なる」という言葉を聞いて、亡き福二郎の言葉やOL時代の同僚の言葉を思い出し、さらさの夢である「紅華に入ってオスカル様を演じる」を全力で応援することを決意。さらさの祖父に畳のセールス名目で押しかけ、「夢を持っている人間の方が少ないのだから、(夢を持っている)さらさの夢を全力で応援したい」という思いを伝え、学費をはじめとした寮での生活費などの紅華関連の資金を提供することを承諾させた。「あの2人(煌三郎や暁也)がさらさのナイトを気取っているが一番支えているのは私」と言い切るなど、現在ではさらさを溺愛している節が見受けられる。 髪型は黒髪のふわふわロングヘア(幼少期)→メッシュ入りのボブカット(番外編1)→黒髪セミロングの巻髪を一つ纏めにしている(本編・番外編2) 白川福二郎(しらかわ ふくじろう) スピンオフ・丁嵐志織編に登場。 美里屋一番の古株俳優(当時)で、先代(志織の祖父)の代から入ってから、70年以上舞台に立っている。 幼い頃から先代の孫である志織をとても可愛がっていて、自身の夢だった「可愛い女の子に可愛い服を来させて銀ぶらする」のを幼い頃の志織とよくやっていた。 バンドをクビになった上に彼氏に振られた志織を、思い出の場所である銀座の喫茶店で励まし、煌三郎との結婚を勧めた後に体調不良でこの世を去る。
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