白川口(駅東側)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 16:46 UTC 版)
熊本都市圏を運行する路線バスの多くが当駅前より発着しており、自動車ターミナル法上の一般乗合旅客自動車運送事業の用に供する自動車ターミナルには該当しないものの、実質的に熊本桜町バスターミナルに次ぐ熊本県内最大のバスターミナルとしての機能を有する。 かつては事業者別にそれぞれ乗り場が異なっていたが、2004年頃において上り・下り各1箇所に統合された。その後、2010年12月8日より熊本駅前周辺再開発事業に伴いバスのりばの移設が行われ、4箇所に分散。2021年4月1日より駅舎ならびに駅周辺再開発工事完了により駅構内白川口駅前広場が整備され、これに伴って広場内にバス乗り場が新設され、乗り場も行先別に細分化された事により、現在は下記8箇所(うち1箇所は降車専用)において乗降扱いをおこなっている。 以前は、九州産交の駅前ターミナルビルも存在し、当ターミナルより発着する路線(快速バス・特急バス・空港リムジンなど)の改札業務等もおこなっていたが、建物老朽化ならびに諸事情等により2004年頃廃止・解体されたのち売却され、跡地には北九州予備校熊本校が所在している。旧九州産交駅前ターミナルは乗り場が3番まであった。熊本空港、大分、延岡、天草、定期観光バス等が乗り入れており、他のバスは発着所前にバス停があった。 旧九州産交ターミナルの廃止後、2011年3月12日からはのりば1(ホテルニューオータニ熊本南側)横に九州産交の駅前案内所が設置され、係員による発着時刻・のりば案内や乗車券販売などが実施され、以前に比べると建物は小規模かつ簡素的ながらも当駅前での窓口業務が復活したが、こちらも2017年6月30日を以って終了となった。 2004年頃から2010年までにかけて使われていた熊本交通センター(現:熊本桜町バスターミナル)方面行きの熊本駅前バス乗り場(現在の駅前交番前付近)は、元々は熊本市営バス専用のバス停であり、以前は横断歩道の南側(現在の東横イン熊本駅前の位置)に産交バスと熊本電鉄バスのそれぞれ個別にバス停があった。乗客の不便解消と交通渋滞緩和のため、市営バスのバス停1箇所に乗り場が統合された。 2010年12月8日より熊本駅前市街地再開発に伴い、バスのりばの大幅な変更・見直しが行われた。これまで使用されたバス停を廃止と同時に3箇所に分散、さらに2012年3月の駅前複合施設「くまもと森都心プラザ」オープンと共にバスのりばも整備され、当駅前バスのりばは4箇所となった。2019年3月末までは、この状態でバスのりばの運用が行われていたが、同年4月1日より駅前再開発工事によって4箇所のうち1箇所の乗り場(東横イン熊本駅前横、九州・本州向け都市間バスと熊本都市バスの一部路線乗り場)が閉鎖され、都市間バスは熊本桜町バスターミナル乗り場と同じ1番乗り場へ変更、熊本都市バスの一部路線に関しては駅構内にロータリー広場が整備され、広場内にバスのりばが設けられた。2021年4月1日からは白川口駅前広場リニューアルに伴って、全ての路線バスは駅広場内に設けられたバス乗り場に移動すると同時に各方面別に7箇所の乗り場に細分化され、従来停車していた北九州予備校前乗り場(天草・西部車庫・熊本港・天水方面)は降車専用ホームとなり、くまもと森都心プラザ前乗り場は廃止され新たに「森都心プラザ前」停留所が別途設置された。 高速道路を経由する都市間バス路線は当初はすべて熊本交通センター(現:熊本桜町バスターミナル)を起終点とし熊本駅前に発着するものはなかったが、2009年12月より長崎行と宮崎行が、その後2011年には本州方面行き夜行バス(神戸・大阪・京都行)が停車するようになり、その後も徐々に各路線が乗り入れ始めた事により、現在では熊本発着のすべての路線が熊本駅前に停車している(福岡行のスーパーノンストップ以外の系統、鹿児島行の鹿児島側運行会社便を除く)。また、かつては2013年8月から「新高速乗合バス」制度に伴い従来のツアーバスから移行したロイヤルバスも当駅前に停留所を新設し乗り入れていた(2017年9月末日を以って運行休止)。 乗り場・路線一覧(太字は系統記号)
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