発表!日本ものまね大賞
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発表!日本ものまね大賞 | |
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ジャンル | バラエティ番組/特別番組 |
構成 | 玉井貴代志、沢口義明、だいもん孝之[1] |
ディレクター | 安藤厚司[2] |
演出 | 木村忠寛[3] |
監修 | 奥山侊伸[1] |
司会者 | あのねのね (原田伸郎・清水国明) 所ジョージ 明石家さんま、他 |
音楽 | 甲斐正人[3] |
製作 | |
プロデューサー | 木村忠寛[1] |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | ? - 2000年 |
放送時間 | 不定期 |
『発表!日本ものまね大賞』(はっぴょうにほんものまねたいしょう)は、フジテレビ系列で放送されていた素人参加型ものまね番組である。
概要
- 系譜
1973年夏に短期間放送された素人参加番組『スターまねマネ大会』(1973年8月3日 - 9月28日)をルーツに持つ[注 1]。
直系としては『金曜ファミリーアワー』(1977年4月 - 1979年3月)のレギュラー企画「紅白ものまね歌合戦」(司会:坂上二郎)の地方ロケVTRコーナー「とびだせ!ものまね大作戦」(レポーター:あのねのね)の流れを汲む。
一時期は、単独番組に昇格した『とびだせものまね大作戦』(1981年10月 - 1983年2月)出場者による特別番組の位置づけで放送された。
エピソード
収録は8時間もの長時間に及び、出場者数十組のうち放送されるのは十数組であった[4]。
常連のレイパー佐藤と青木裕一は事実上シード出場であり、楽屋も別室が用意されていた[5]。ちなみに、佐藤は2013年の復活版は応募により参加している[5]。また、佐藤は他の出場者へのアドバイスや番組演出の提案を積極的に行っていた[2]。
プロ・アマ問わず、ものまね界の甲子園的存在であり、出場者にとってのステータスとして人生が変わるほどの影響力を持っていた[5]。実際に当時セミプロであったCHAPPYは収録当日はものまねイベントに出演予定だったが、キャンセルして当番組に出場した[5]。
すでにプロとして活動している者の出場も認められた(三木ヒロシ、など)。ただし番組内ではそのことには触れずに一般人として扱われる。
主な出場者
- 第?回
司会:あのねのね
- 第?回(1981年4月14日[3])
司会:あのねのね
- 第16回(1984年1月10日)
司会:あのねのね
- 第?回(1984年3月27日)
司会:あのねのね
- 第?回(1986年)
司会:あのねのね
- 第20回(1987年)
司会:あのねのね
- 第21回(1988年6月14日)
司会:あのねのね、所ジョージ
- 第22回(1989年)
司会:あのねのね、所ジョージ
- 第23回(1990年)
司会:あのねのね、所ジョージ
- 第24回(1991年)
司会:明石家さんま、研ナオコ、清水国明
- 石黒ツトム(Mr.No1se)
- 今則之(こんちはる)
- マジド・シャイエステ
- 三木ヒロシ
- ※放送ではカットされたがコージー冨田も本戦出場している。
- 第25回(1992年)
- 第26回(1993年)
- 第27回(1994年)
司会:明石家さんま、研ナオコ、清水国明
- 第28回(1995年8月22日)
司会:あのねのね、榊原郁恵、清水アキラ[13]
- 第29回(1996年)
司会:あのねのね、松村邦洋、翔
- 第30回(1997年)
- 第31回(1998年)
- 第32回(1999年)
- 金野忠義(すだちtoかぼす)
- CHAPPY(2回目)
- 第33回(2000年8月29日[1])
司会:あのねのね、ネプチューン、島崎和歌子
- 関谷昇
姉妹番組
- 『ものまね王座決定戦』(1973年11月6日 - 2000年10月3日)
- 『とびだせものまね大作戦』(1981年10月 - 1983年2月)
- 『もっとものまねショー』(1983年5月9日 - 1983年9月19日)
- 『ものまね珍坊』(1989年10月4日 - 1992年3月27日)
後継番組
ものまねスター誕生!
ものまねスター誕生! | |
---|---|
ジャンル | バラエティ番組/特別番組 |
司会者 | さまぁ〜ず (三村マサカズ・大竹一樹) 三田友梨佳(フジテレビアナウンサー) |
製作 | |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2013年 |
放送時間 | 火曜 19:00 - 20:54(114分) |
2013年8月27日には、『カスペ!』枠にて『ものまねスター誕生! 超ものまね大好きさん全国から大集合スペシャル』として約15年ぶり[注 3]にて、日本ものまね大賞形式の素人ものまね番組が復活した。この放送でのMVPは、賞金30万円と『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』の出演のチャンスが贈られる。
当初はレギュラー化を目論んでいたが、低視聴率のため一回限りとなった[5]。
回数 | 放送日 | 放送時間(JST) | 放送タイトル | MVP | 平均視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1弾 | 2013年8月27日(火) | 19:00 - 20:54 | ものまねスター誕生! 超ものまね大好きさん 全国から大集合スペシャル |
千葉彩 | 7.4% | 『カスペ!』枠 |
脚注
注釈
- ^ 1986年放送の『総決算!! 発表!日本ものまね大賞同窓会』において、司会の清水国明が「13年の歴史」と言及している。
- ^ 23歳の大学生時代の出演である。
- ^ 『発表!日本ものまね大賞』は2000年まで放送されているため厳密には13年ぶりである。
出典
- ^ a b c d 脚本「発表!日本ものまね大賞」詳細情報脚本データベース 管理番号 K01-20386-00
- ^ a b #ものまね チャッピーのやっつけ仕事でユーチューブ @010
- ^ a b c 脚本「発表!日本ものまね大賞」詳細情報 脚本データベース 管理番号 K01-10742-00
- ^ a b チャッピーのやっつけ仕事でユーチューブ #008 ゲスト レイパー佐藤 さん
- ^ a b c d e #ものまね チャッピーのやっつけ仕事でユーチューブ @009 ゲスト:レイパー佐藤
- ^ ものまねブームをけん引した"四天王”の一人、栗田貫一がいまのものまね界に思うこと「歌“は”うまいなあとは思います」双葉社 THE CHANGE 2025.6.27
- ^ 三遊亭 愛楽株式会社オフィスまめかな
- ^ イジリー岡田(イジリー オカダ)ホリプロオフィシャルサイト
- ^ 矢沢 B吉日本タレント名鑑
- ^ 野呂 五郎 Profile
- ^ なかじままり(Nakajima Mari) FROM FIRST
- ^ 藤川なお美オフィス亜都夢
- ^ 名司会者・原田伸郎東京ポチ袋
- ^ キューティーはし プロフィール
- ^ 第25回スターものまね王座決定戦ものまね王座決定戦データベース
フジテレビ 素人参加型ものまねバラエティ番組 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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発表!日本ものまね大賞
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爆笑そっくり
ものまね紅白歌合戦 スペシャル |
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ものまねスター誕生!
|
爆笑そっくり
ものまね紅白歌合戦 スペシャル |
発表!日本ものまね大賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 13:58 UTC 版)
「ものまね王座決定戦」の記事における「発表!日本ものまね大賞」の解説
プロのものまねタレントが出演する『ものまね王座決定戦』と並行して、番組に応募した素人の出演者がものまねを披露する『発表!日本ものまね大賞』も年1回程度放送された。司会者や審査員、生バンドスタイルもそのままであったが、司会者は赤いブレザーを着用せず、その代わりに金と銀の背広を着用した(初期と後年になると全員が赤いブレザーになった)。 チャンピオン(この時もくす玉と大量の紙吹雪と風船と紙テープがあった)は、賞金20万円と海外旅行が贈られる(稀に審査員特別賞がある年もあり、その場合は海外旅行が審査員特別賞に回され、チャンピオンは賞金のみとなる)。栗田貫一、松村邦洋、中島マリ、布施辰徳、ジェニーいとう、ナオミ・グレースなどがこの番組からデビューし、本選の常連となった。 素人時代のコージー冨田はこの番組での優勝を機に本格的にプロ転向し、後に日本テレビ『ものまねバトル』でブレイク。若手時代の千秋も出演したことがある。 名物素人として、以下が挙げられる。 カメちゃん(亀田さん)眼鏡をかけた太った女性。誰がどう聴いても全く似ていない桜田淳子の歌真似(「夏にご用心」)を披露した。歌う時には体を少し低くして、左右に横歩きをする。全然似ていないのに、本人は至って真面目に堂々と披露するので、爆笑の嵐が起こった。 他にもアグネス・チャン(「ひなげしの花」)や日吉ミミ(「男と女のお話」)、天地真理(「恋する夏の日」)の歌真似も披露するのだが、司会の原田伸郎がその都度途中で「桜田淳子」「次、桜田淳子」と言って遮り、本人もそれに応えて繰り返し桜田の歌真似を披露した。 土肥さん海外のオペラ歌手のものまねを披露。司会者、審査員、観客のほぼ全てが、ものまねをされる歌手や曲名についての知識がないために一同呆然となった。しかし、淡谷のり子からは歌唱力を高く評価された。 青木裕一本人は「人間ジュークボックス」と称していた。魚の名前などの一覧表を示し、司会者に言葉を適当に選んでもらい、そして様々な歌の歌詞にその言葉の駄洒落を当てはめて歌う、駄洒落替え歌を披露する。特に司会のあのねのねは、毎回盛んに「クロッコダイルのおべんとばこに」のネタを振っていた。 純粋に駄洒落替え歌を披露するだけでものまねではなく、番組の趣旨に完全に反すが、その馬鹿馬鹿しさで爆笑が毎回起き、高く評価されて数多くの回に出場した。2001年以降は『ものまね紅白歌合戦』にも出場したが、ここでは、様々な映画の題名を想い付くままに審査員に言ってもらい、即興で駄洒落替え歌を歌った。 佐藤文則(のちのレイパー佐藤)打ち上げ花火や「ゴジラが世界にやってきた」などの正統派ものまねを披露するが、必ず後半では「瓶で小便するウルトラマン」「瓶で小便するロボコップ」「大人のサザエさん」「大人のドラえもん」「ルークとダース・ベイダーの白黒ショー」「ロボコップのファッションヘルス」「ウルトラマンとウルトラセブンのSM」など、あまりにお下劣系のものまねを連発する。毎回清水アキラは大ウケしており、のちにレイパー佐藤として清水の下でプロに転向した。 2013年の復活SP放送(後述)の際には再び本名を名乗り、トリで登場。タレントとしてではなくあくまでも一般出場者として出演した。かつてのような下ネタものまねを封印し、「ロボコップとアイアンマンの違い」、「トランスフォーマー・オプティマスのまね」、「エヴァンゲリオンのまね」など、昭和・平成のロボットのものまねを真面目に披露した。他の出場者がふるわず、大きなクオリティの差があったことから、司会を務めた大竹一樹は「今日、初の本格的な奴だよ!」と絶賛した。 松本哲也(当時東京ディズニーランド職員)ディズニーランドの「カリブの海賊」の船頭、エレクトリカルパレードなどのものまねを披露したほか、柴田理恵やピーターの顔まねを披露。 神山三岬8歳ながら武田鉄矢やちびまる子ちゃん、山瀬まみや土井たか子などを披露した。後に本選には、保沢紀とのコンビで審査員として出演している。 国井藍里3歳ながら村田英雄やVIPのCMのまね、間寛平などを披露した。バカボンのママやのび太のママのまねも披露している。ご本人の前で当時司会者だった研ナオコのまねも披露した(鼻にテープを貼り、再現)。
※この「発表!日本ものまね大賞」の解説は、「ものまね王座決定戦」の解説の一部です。
「発表!日本ものまね大賞」を含む「ものまね王座決定戦」の記事については、「ものまね王座決定戦」の概要を参照ください。
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