発表後の処理に伴うロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:10 UTC 版)
「緊急地震速報」の記事における「発表後の処理に伴うロス」の解説
また、気象庁が速報を発表してから情報が末端まで配信されるまでの間にも、ロスが生じる。全般的な遅延要因としては、配信事業者や予報業務許可業者を利用して受信する場合、気象業務支援センターを経由して配信されており、末端ユーザーへの配信が遅延する場合がある。 また、テレビ放送においては速報開始後、デジタル放送はアナログ放送よりも遅延が長いことが分かった。少なくとも2008年5月には報道され、翌6月に発生した岩手・宮城内陸地震の際に、地上デジタル放送・BSデジタル放送は約2 - 3秒、ワンセグでは約4 - 5秒、それぞれ地上アナログより遅れることが明らかになった。同9月に総務省はデジタル放送推進協会と電波産業会に技術開発を要請し、2009年9月に地上デジタル放送に対しては0.5秒まで遅延の短縮が可能だが、受信機の仕様を変更する必要があると発表した。この遅延を短縮するためNHKは全局で文字スーパーの先行表示を実施し、在京民放5局、在阪広域4局なども追従している。 ラジオ放送においては、「(チャイム2回)緊急地震速報です。○○で地震。」と震源地が分かるまで約5秒掛かる。
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