特殊な操作方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 07:49 UTC 版)
「マリオカートシリーズ」の記事における「特殊な操作方法」の解説
ミニジャンプ ボタンを押す等の操作により飛び上がる。マリオシリーズでは当然のアクションでマリオカートシリーズでも恒例となっているが、レースゲームとしては(ジャンプ台等を使わない)能動的なジャンプはありえない操作であり、後述の様々な操作のトリガーにもなっている。 ロケットスタート スタート前のシグナル点灯時に、特定のタイミングからアクセルボタンを押し続けると、スタートと同時にダッシュする。ただし、ボタンを押しすぎるとエンジンストールやスリップを起こしタイムロスとなってしまう。 『ダブルダッシュ!!』ではスタートとほぼ同じタイミングでボタンを押すことで発動する。タッグプレイでは2人のタイミングが合うと「ダブルダッシュ」となり、更に効果を発揮するがタイミングが非常にシビア。 『DS』以降ではロケットスタートに成功すると、ボタンを押していた時間に応じた分だけ最高速を保てる。 エンジンブレーキ アクセルを離すと、徐々にスピードが落ちていく。ブレーキを使わずにコーナーを曲がる場合等に利用される。 スリップストリーム(『64』『ダブルダッシュ!!』以降) 現実にも存在する、前を走るライバルの真後ろに入ることで空気抵抗をなくして加速するテクニック。真後ろに付くと風を切るエフェクトが現れ、それをしばらく続けると一定時間急加速できる。ただし、敵カートの真後ろにいるため、攻撃の格好の的になる。 正確には『DS』からできるようになったアクションだが、実際は『64』『ダブルダッシュ!!』にも存在している。 ドリフト コーナーを曲がる時にタイヤを横滑りさせることでスピードを落とさずにカーブを走るテクニック。グリップ走行では曲がりきれない急カーブも曲がれるが、キャラクターやマシンのセッティングごとに効果や制御に違いがあるため、発動タイミングには注意を要する。 『スーパーマリオカート』ではミニジャンプなしでもドリフト可能で、ボタンの使い方も他のシリーズと少々異なる。 『Wii』では、深くハンドルを切ると後述のミニターボは出ないものの自動的にドリフトが発動する「オートドリフト」と、従来通りだがグリップ走行では曲がりづらくなる「マニュアルドリフト」から操作方法を選べる。『8 デラックス』においては長時間深くハンドルをスティック操作のみで入れ続けることでもターボを貯めることができる。 『7』ではオートドリフトとマニュアルドリフトが統合され、『スーパーマリオカート』の仕様にやや近くなっている。 『Wii』、『8』、『8 デラックス』における一部のバイクは、ドリフト時に滑ることなくインに切れ込むハングオンタイプとなっている。 ミニターボ 特定の操作を行った後にドリフトを解除すると、一時的にスピードが上がる現象。発動時間はマシンの性能により異なる。 『スーパーマリオカート』『アドバンス』ではドリフトを一定時間以上続けることで、一定時間後に発動する。ただし、この間に再度ハンドリングやドリフトを行った場合は発動しない。 『64』『ダブルダッシュ!!』『DS』ではドリフト中にカーブの方向と逆にハンドルを切り、すぐに戻す操作を行うと煙や火花が出たり、色が変わったりする。この操作を2回行った後にドリフトを解除することで、ミニターボが発動する。 『Wii』以降では急なドリフトを行う時間が長いほど、発動が早くなる。青色の火花が出てからさらにドリフトを続けると火花がオレンジ色(黄色)に変わり、ここでドリフトを解除すると発動時間が長い「スーパーミニターボ」が出せる。 『8 デラックス』以降では、黄色い火花が出ている状態でさらに長時間ドリフトを続けると火花が紫色に変わり、ここで解除するとスーパーミニターボよりも発動時間が長い「ウルトラミニターボ」が出せる。 『DS』ではロケットスタートの瞬間からミニターボを発動し続けると、ミニターボの加速が切れない限り路肩に入ってもスピードが落ちない。 カウンター ドリフト解除時、そのままだと遠心力によってカートが外側に膨らんでしまう。この時、ドリフト解除直後にジャンプしたり、ドリフトボタンを押したまま逆ハンドルを切ったりすると解消できる。 緊急回避(『スーパーマリオカート』『64』『アドバンス』『DS』) 150ccクラスなどカートのスピードが速く、左右のハンドルのでの回避が難しい時、ハンドルを切るとき軽くジャンプすることにより横っ飛びする形で回避できる。『スーパーマリオカート』のチョロプーや『アドバンス』のテレサを振り払う時には、これを応用したボタン連打が有効。 スピンターン(『64』以降) 停止時にアクセル+ブレーキボタン同時押し(『ダブルダッシュ!!』ではL・Rボタン同時押し+Aボタン)でハンドルを切ると、その場でカートが回転するため緊急回避に利用できる。ロケットスタートと組み合わせることで、スタート直後に別方向にダッシュもできるが、これは特に『64』以降のバトルモードにおいて重要で、当たり負けでも風船を失う軽量級のキャラがスタート直後のライバルの体当たり攻撃を避けるテクニックとして重宝する。 『Wii』ではスピンターンを続けるとミニターボを発動できる。『8』『8 デラックス』ではスピンターンをしている間でも少しずつ前に進む。 ジャンプアクション(『Wii』以降) ジャンプ台に乗ったときや一部の足場などから飛び出した時に、特定の操作をするとジャンプアクションを行い、着地時に一時的にダッシュする。 『ツアー』では自動的に行われる。 ウィリー(『Wii』) バイク搭乗時にある程度スピードに乗った状態でWiiリモコンを振り上げる(または十字ボタン↑を押す)とウィリー走行を行い、一定時間最高速度が上昇する。ただしウィリー走行中は殆ど曲がれず、壁やライバルのマシンに接触するとバランスを崩して失速してしまう。 『8』『8 デラックス』ではバイクがダッシュキノコ等で加速した際の演出でのみ登場。 ジャンプターン(『ダブルダッシュ!!』以外) 停止時にハンドルを切りながらジャンプすると、同時に方向転換が可能。バック機能のない『スーパーマリオカート』では特に効果的。 立ち直り(『64』『アドバンス』) スリップする寸前に、ブレーキをかけるとすばやく立ち直る。 急スタート(『64』) カートが転倒した時(または停止時)などアクセルボタンを2回、または4回連打してから加速すると通常より2倍の速さで加速できる。 ジュゲムダッシュ(『64』『アドバンス』『ダブルダッシュ!!』『DS』『Wii』『7』) コースアウトするとジュゲムに吊り上げられるが、その際に特定のタイミングでアクセルボタンを押すと着地と同時にダッシュができる。タイミングは難しいが、成功すればリカバリーになる。 『64』『アドバンス』ではアクセルボタンを押しすぎるとエンジンストールを起こしてしまう。『ダブルダッシュ!!』以降ではジュゲムが途中でキャラを落とす都合上、着地した瞬間にアクセルボタンを押すと発動する。 バック(『64』以降) カートが停止時、ブレーキボタン(『64』、『アドバンス』では↓+B)を押すとバックする。目の前に障害物があった時や、壁に直撃してアクセルだけでは身動きが取れない場合に使える技。 アイテム奪取(『ダブルダッシュ!!』) ミニターボ発動・キノコダッシュ・スター無敵中は、接触したライバルからアイテムを奪える。また、『ダブルダッシュ!!』のタッグプレイ時では後ろのプレイヤーも、LまたはRボタンを押してライバルに接触してアイテムを奪う「スライドアタック」が使用可能。 Uターン(『8』・『8 デラックス』) 『8』ではドリフト中にアクセルボタンを離す、『8 デラックス』では走行中にアクセルボタン+ブレーキボタンを押しながらハンドルを切るとUターンができる。バトルのみのテクニックであり、レースでは使用できない。 スピンターボ(『8』・『8 デラックス』) 反重力中にライバルやオブジェクトにぶつかることでスピードアップする。 ドリフトブレーキ(『8』・『8 デラックス』) ドリフト中にブレーキをかけるとスピードを落としてコーナーを曲がれる。 クラクション(『アドバンス』・『8 デラックス』) 演出としてのみ存在する要素。特にレースで有利になったりすることはない。『アドバンス』ではSELECT、『8 デラックス』ではアイテムを所持していない時にLボタンを押すと鳴らすことができる。『DS』以降では能動的に鳴らすことはできないが、他のカートと接触した時に相手のキャラが鳴らすことがある。
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