特殊な撃発機構とセーフティとは? わかりやすく解説

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特殊な撃発機構とセーフティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:04 UTC 版)

グロック17」の記事における「特殊な撃発機構とセーフティ」の解説

グロック引き金機構は、大別するダブルアクションオンリーDAO)に属するが、グロック社による「セーフアクション」と呼ばれる特殊なメカニズムを持つ。そのため、一般的なDAOピストル違い連続して空打ちできず、空打ちするにはスライドを2-3cm引き、撃針をハーフコック(半後退)させる必要があるスライド操作し初弾装填すると、撃鉄撃針であるストライカー半分後退した位置シアによってロックされる。このポジションでは、ストライカーは、シアおよびファイアリングピン・セイフティにロックされているので暴発危険性はない。ストライカー前進している場合引き金後退しており、引き金引けないようになっているスライド引いて撃発可能なハーフコックの状態では引き金前進位置になるため、これでストライカー位置確認できる引き金を引くと、それに連動してシアストライカーをフルコックの位置まで後退させた後、解放して撃発する。発射に伴う作動終えると、ストライカーシアによりフルコックの位置保持される。この状態では引き金ほんの少し戻すだけで、シングルアクション並みの短いストローク連射することができる。引き金を完全に戻すと、ストライカーシアとともにレストポジションまで前進し安全に保管可能となる。 また、通常のDAOより引金の引き代が短いため、安全のためトリガーセーフティが設けられている。これは引き金中央部分もう一つ引き金挟み込まれたような構造で、安全装置引き金を引く方向とは違う角度解除される[要出典]ため、射手の指以外の物体誤って引っかかって容易に引き金動かないようになっている。他の銃と比較してトリガーガード内のスペース狭くデザイン[要出典]され、手袋などをした場合には障害となる場合があるが、異物入り難い構造にもなっている。この安全機構は弾薬装填した状態で安全に携行できる反面弾薬装填確認しない操作しようとしたり、発射意思がないのに不用意にトリガーに触るような扱い想定していない。 当時回転式拳銃使用していたニューヨーク市警装備改変の際に制式採用されたが、ダブルアクションの重い引き金慣れた現場警官たち暴発事故増えているという意見により、スプリング交換して引き金重さ強めたNY市警向けのモデル開発された。グロック採用した警察などの公用機関一部では、このような対応は取らずに、従来型のマニュアルセーフティを備え価格手ごろS&WM39系やM59系の自動式拳銃装備改めた例もある。

※この「特殊な撃発機構とセーフティ」の解説は、「グロック17」の解説の一部です。
「特殊な撃発機構とセーフティ」を含む「グロック17」の記事については、「グロック17」の概要を参照ください。

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