物理上の改善
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 00:22 UTC 版)
バリアフリーは最初は建築物の段差解消などの意味で用いられた。 具体的には、施設面(特に公共施設)では 車椅子利用者向け段差の解消(視覚障害者向けでもある)ノンステップバス 超低床電車(日本では路面電車が特に重視される) 低床バス 階段に併設したスロープ 車椅子対応エレベータ、運搬機(いわゆる階段昇降機・斜行機) 手すり スペースの広いトイレや電話ボックス 車椅子利用者用駐車スペース(幅:3.5m以上)内部障害者や妊婦などに開放しているケースもある パーキングパーミット制度の実施 視覚障害者向け点字点字ブロック (点字ブロックは歩行困難者や車椅子使用者にとってはバリアになる問題点が指摘され、段差凹凸の低いものが開発実用化されてきている) 容器・包装の改良(ユニバーサルデザインも参照)牛乳パックの上部の切欠き(日本農林規格及び日本工業規格) ラップフィルムの紙箱の凹凸の「W」マーク(業界団体・家庭用ラップ技術連絡会) シャンプー容器の側面の刻み(業界団体・日本化粧品工業連合会) 音響式信号機(盲人用押しボタン(歩行者用信号機の青の点灯時間が長くなる)が併設されているケースがある) 玄関・入口近くでの電子チャイム(盲導鈴) コントラストの強い公共表示(弱視者のため) オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)向けオストメイト対応トイレ 子供を持つ保護者などに対する配慮ベビーチェア(トイレを保護者が使用している間に、子供が暴れたりしないように座らせる椅子。ベビーキープとも称される。) ベビーベッド・ベビーシート(乳児のオムツ交換のために座らせる設備) 授乳室 その他(内部障害など)歩きたばこの禁止とその表示(携帯用酸素ボンベへの引火などの危険がある) 携帯電話使用禁止とその表示(総務省の基準では15センチメートル程度以上離すとされる) 施設の禁煙化とその表示(肺に障害がある場合、タバコの煙が症状を悪くする) 小便器近傍への手すり設置 玄関・入口・トイレへの呼出し用インターホン などを指す。 超低床電車の例(富山市ポートラム) バスに装備された車椅子スロープの例(神奈川中央交通) 知恩院に設置された車椅子スロープ スロープ状のコンビニの入口(ただし一般の乗り上げブロックは道路法では違法) ハートビル表示板の例(福岡県福岡市のイオンマリナタウン店) 廊下の二段手すりの例 多目的トイレのピクトグラムの例(オストメイト・乳児にも対応) 多目的トイレのピクトグラムの例(高齢者・子供連れにも対応) トイレの杖ホルダー スペースの広いトイレの例 手すり付小便器の例 オストメイト対応トイレ(汚物流しシャワー型) オストメイト対応トイレ(パウチしびん洗浄水栓使用型) ベビーチェアーのあるトイレのピクトグラムの例 ベビーチェアーの例 スペースの広い電話ボックスの例(北海道旭川市の平和通買物公園) スペースの広い電話ボックスの例 身障者用駐車場における標識の例 障害者用駐車場の例 身障者用駐車場における標識の例(石川県金沢市の金沢市庁舎駐車場) 歩道バリアフリー化工事の標識の例 点字ブロックの例 電子チャイム(盲導鈴)の例 音響式信号機の例 インターホンの例 低位置にボタンがある自販機の例 大きなコイン投入口 大きな数字で明確に表示(西国分寺駅) 大きな文字と色分け(東京駅のバス乗り場)
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