物理ポート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:42 UTC 版)
「無線LANコントローラ」の記事における「物理ポート」の解説
無線LANコントローラにはいくつかの物理ポートがある。シスコ製では以下がある。 ディストリビューションシステムポート - 通常のトラフィックや管理トラフィックを送受信する。1台のスイッチに対して複数のディストリビューションシステムポートを接続して帯域幅を増やす、所謂リンクアグリゲーションに対応(そのスイッチ側はトランクポートモードにする必要がある)。 サービスポート - 上記ポートがデータ通信と管理通信の両方が出来るのに対し、サービスポートは管理トラフィックのみ送受信する。これはディストリビューションシステムポートに不具合が発生した場合でも、遠隔操作で障害対応するためである。なお、管理トラフィックのみ送受信できるよう制限されているのは、輻輳なく通信させせるためである。結果、対抗のスイッチポートはアクセスポートでなければならない。また、このポートのIPアドレスの割り当てに関しては、固定IPアドレスを割り当てたり、DHCPを使用してIPアドレスを取得したりすることが可能。 コンソールポート - コンソールケーブルでPCを接続し、直接無線LANコントローラの設定や障害対応ができる。 冗長ポート - LANケーブルで他のWLCと接続して冗長化を図るためのポート。 結果、ディストリビューションシステムポートはインバンド方式(一般ユーザのトラフィックと管理トラフィックを分けない)であるのに対し、上位機種に備わっているサービスポートはアウトオブバンド方式(一般ユーザのトラフィックと管理トラフィックを分ける)となる。
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