活用を求める動きとは? わかりやすく解説

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活用を求める動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/07 04:27 UTC 版)

吉野町煉瓦倉庫」の記事における「活用を求める動き」の解説

吉野町煉瓦倉庫活用求め弘前市民の活動1988年昭和63年)に煉瓦再生の会(代表:渋谷龍一)が結成された頃より始まる。この会の顧問村上善男によると、会の趣旨は「弘前市内に点在する煉瓦造り倉庫は、古都弘前内側からささえる<大切な風景>のになっているので、都市変容前に倉庫を残す運動起こす必要がある同時にただ補修をして残すだけでなく、館を文化的に活用することにより<煉瓦館の再生>をもはかること」であった。 この会のメンバー弘前青年会議所OB会員ら市内青年層中心に15人で、数年にわたり、定期的に勉強会見学会重ねていた。同倉庫木版画美術館として再生すべく、会の構想について知ってもらうためのPRイベント現代日本版画展」が1991年平成3年6月19日から23日までスペース・デネガで開催された。同展では、池田満寿夫駒井哲郎野田哲也横尾忠則李禹煥ジャスパー・ジョーンズ国内外著名作家のほか、青森県出身棟方志功関野準一郎下澤木鉢郎加え、約60点の作品公開し5日間の会期中に千人に近い熱心な観客つめかけた1994年平成6年)になると、リンゴにちなんまちづくり運動展開するアップルフェア推進協議会会長今井正直)は「いいリンゴの日」の11月5日日本初め本格的なシードル大々的製造した倉庫にて「アップルパーティ」を開催。また1996年平成8年)には、同協議会が「ジャパンアップルフェア」を2日間の日程開いた初日開催され弘前市民が同倉庫活用法考える「アップルカレッジ」では幅広い世代からの様々な提案がなされ、また翌日にはリンゴ料理シードルジャズ生演奏楽しめるパーティ催された。 一方弘前市においても、煉瓦倉庫含め周辺一帯文化拠点施設として整備する吉野町緑地整備構想」が進められていた。構想がまとまる前の1989年平成元年)には、市土地開発公社弘前市活用見込み周辺の土地6,265m2を取得、市は1993年平成5年)から倉庫持ち主土地建物取得交渉入った取得計画は「吉野町煉瓦倉庫美術展示館に」という市民側から要望後押しされたものだった1994年平成6年)には県重点要望事項文化拠点施設支援」の中に煉瓦倉庫明記し耐震調査再生利用計画調査実施した。しかし倉庫所有者との交渉条件など折り合わず1998年平成10年3月以降交渉途絶えたままだった。2000年平成12年)の重点要望からは煉瓦倉庫の項目が削除され、さらに翌年重点要望では、県の地域芸術パーク構想示された「弘前既存施設活動活用による地域芸術パーク構想づくりを目指す」という考え呼応し文化拠点施設整備支援そのもの削除された。 弘前市はいったんは煉瓦倉庫取得断念したものの、2015年平成27年)に吉野町煉瓦倉庫土地建物購入することができ、(仮称弘前市芸術文化施設として2020年には弘前れんが倉庫美術館開館弘前市はこの吉野町にある文化施設弘前れんが倉庫美術館」を、人々交流の場である鍛冶町地区と共に回遊性向上と賑わいづくりなど、弘前市中心市街地活性化基本計画における「文化交流エリア」にゾーニングし、官民連携による周辺民間事業と共に一体的整備計画事業のひとつに位置づけている。

※この「活用を求める動き」の解説は、「吉野町煉瓦倉庫」の解説の一部です。
「活用を求める動き」を含む「吉野町煉瓦倉庫」の記事については、「吉野町煉瓦倉庫」の概要を参照ください。

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