決闘者の王国編
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第7巻(遊闘60) - 第15巻(遊闘133) M&W全国大会決勝戦をテレビで観戦する遊戯のもとに、M&Wの創造者であるペガサス・J・クロフォードから1通のビデオレターが届く。ビデオレターに映ったペガサスは、遊戯にビデオの中でデュエルを挑むと宣言する。困惑しながらもデュエルを開始する遊戯だが、1ターン目のやりとりで闇のゲームであることに気付き、闇遊戯が戦う。闇遊戯はペガサスの策略に苦しみながらもあと一歩のところまで追いつめるが、ビデオテープの時間切れによって敗北する。その罰ゲームとして、双六の魂がビデオテープに封印される。ペガサスは双六を助ける条件として、自らが主宰するM&W大会「決闘者の王国(デュエリストキングダム)」への参加を要求し、そして最後に自分が千年アイテムの1つ「千年眼(ミレニアム・アイ)」の所有者であることを告げる。遊戯は双六を救うため「王国」への参加を決意。一方、城之内は離れ離れに暮らす妹、川井静香から送られたビデオレターを見て、彼女が先天性の病気で近く失明すると知る。最先端の医療を受けさせて静香の目を治すと決めた城之内もまた、賞金を勝ち取るために王国に参加する。 ペガサス島で始まった「王国」には国内各地から名だたるデュエリストが集い、様々な思いが交錯するなか、遊戯たちはそれぞれの目標を果たすために激戦を勝ち抜いていく。そんな時、彼らの前に海馬の弟・モクバが現れ、ペガサスが海馬コーポレーション占領を企てていることを伝えるが、モクバはペガサスの手の者に拉致されてしまう。同じころ、DEATH-Tで闇遊戯の罰ゲームを受けて以来、意識不明の状態が続いていた海馬も意識を取り戻し、モクバ救出と自社防衛のために島を訪れる。 王国編のデュエルは、「上級モンスターカード召喚に生け贄(現在はリリースに改称)が不要、ライフポイント2000、ダイレクト・アタック不可」といった、バトルシティ編以降のルールとは違うルールである。また、ソリッドビジョンシステムはテーブル型で、この王国編ではのちの次世代決闘盤(デュエルディスク)の雛型である投げる決闘盤も登場する。
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決闘者の王国(デュエリストキングダム)編
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「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の記事における「決闘者の王国(デュエリストキングダム)編」の解説
第1話 - 第42話。 第1話は原作における「海馬瀬人」の初登場回とDEATH-T編でのデュエルをベースにしたストーリー。「武藤遊戯」の祖父・武藤双六が世界に4枚しかないとされるレアカード「青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)」を所持することを知った海馬は、残る3枚の同カードを入手、双六にデュエルを挑み、これに勝利して青眼の白龍のカードを破り裂いた。遊戯は双六のデッキを託され、海馬にデュエルを挑む。ここでのデュエルは「海馬スペシャルルール」と称して行われた(下記の物とほぼ同じ)。 それからしばらくしたある日、デュエルモンスターズの創造者「ペガサス・J・クロフォード」から遊戯の元へ一通のビデオレターが届く。そのビデオレターに現れたペガサスは、なんとデュエルをすると言い出し、遊戯はテレビの前にカードを置いてデュエルを始める。しかし遊戯の戦略は、全てペガサスに見透かされていた。ビデオの時間切れによって遊戯の敗北扱いとなり、罰ゲームとして祖父・双六の魂がビデオに封印されてしまう。最後にペガサスは、自分が千年アイテム「千年眼(ミレニアム・アイ)」を持っている事を告げて消えていった。双六を救うため、ペガサスが提示した条件であるデュエル大会「決闘者の王国(デュエリストキングダム)」への参加を決意する遊戯。一方、遊戯の親友である「城之内克也」もこの王国に参加したいと言い出す。それは優勝賞金を手に入れ、目の病気に苦しむ妹・静香を救うためであった。 第42話までと第46話・第50話・第51話・第53話のデュエルは、「上級モンスターカードを召喚するのに生贄が不要、ライフポイント2000、ダイレクト・アタック不可」といった、現在行われているデュエルとは違う初期のルールだった。また、デュエルに使用されたソリッドビジョンのシステムも、原作ではテーブル型(ボックス)であるのに対し、アニメでは「デュエル・リング」と呼ばれる大掛かりな装置(「デュエル・スタンバイ」の掛け声で地面から競り上がってくる)となっていた。他王国編以前のエピソードは対海馬戦以外カットされ、王国編で一部のみ挿入された。 原作にはなかった話もいくつか制作され、原作と違ってキースはペガサスに殺害されず、遊戯と城之内の決勝戦(原作ではペガサスが不要と判断し行われず)も描かれた。 ペガサス島から帰還後は、原作における海馬初登場回に写真のみ登場した双六の友人の孫である全米チャンピオンのレベッカが登場するTVアニメオリジナルエピソードが描かれた。 このシリーズでは、中盤あたりまでオープニングの前にアバンタイトルがあった。初期はゲームの歴史と遊戯が千年パズルを完成させたことを紹介するもの、その後は島に渡って仲間と共にペガサスに挑むことを紹介するものであった。シリーズ終盤はアバンタイトルなしでオープニングに入るようになった(その後、ドーマ編の中盤で前回までのあらすじを紹介していたが短期間で元に戻った)。なお、初期のものでは遊戯を「光と闇 二つの心を持つ少年。人は彼を『遊戯王』と呼ぶ」と紹介していた。
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