棋士の「55年組」
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「55年組 (将棋)」の記事における「棋士の「55年組」」の解説
昭和55年(1980年)度にプロになった将棋棋士(男性棋士)の中にはタイトル戦などの舞台で活躍した者が多く、「花の55年組」、あるいは単に「55年組」と呼ばれる。 昭和55年(1980年)度にプロ入りしたのは、高橋道雄、中村修、泉正樹、依田有司、島朗、南芳一、塚田泰明、神谷広志である。なお、「55年組」が目立った活躍をしている棋士達だけに限定されるか否かは曖昧であるが、同期に8人もプロ棋士が誕生したのは類例がない。しかも、依田を除く7人は現役で八段に、さらに7人のうちの5人がタイトル獲得を経験し、現役で九段に昇段している。 この「55年」はプロ入りの年度を表すが、下記の表には年齢が近い主な棋士も含めている。この世代には55年組の他にも谷川浩司を筆頭に、若手強豪棋士が続々と出現し、当時の棋界を賑わせた。昭和55年(1980年)度のプロ入りには着色をしている。項目名のボタンを押すと、並べ替え(ソート)ができる。 55年組、および、年齢が近い主な棋士 棋士番号棋士名四段昇段(プロ入り)生年月日初タイトル棋戦初優勝A級初昇級(自己最高)九段昇段123 小林健二 1975年12月20日 1957年03月31日 - 1977年度 若獅子戦 1986年04月01日 2009年03月01日 127 田中寅彦 1976年06月04日 1957年04月29日 1988年度前期 棋聖 1981年度 新人王戦 1985年04月01日 1994年12月16日 131 谷川浩司 1976年12月20日 1962年04月06日 1983年度 名人 1978年度 若獅子戦 1982年04月01日 1984年04月01日 135 福崎文吾 1978年10月11日 1959年12月06日 1986年度 十段 1979年度 若獅子戦 (B級1組) 2005年10月28日 142 高橋道雄 1980年06月04日 1960年04月23日 1983年度 王位 同左 1989年04月01日 1990年04月01日 143 中村修 1980年07月02日 1962年11月07日 1987年度 王将 1983年度 新人王戦 (B級1組) 2008年01月23日 144 泉正樹 1980年08月20日 1961年01月11日 - - (B級2組) (八段) 145 依田有司 1980年09月03日 1957年12月23日 - - (C級2組) (七段) 146 島朗 1980年09月18日 1963年02月19日 1988年度 竜王 1982年度 勝抜き戦 1994年04月01日 2008年04月17日 147 南芳一 1981年01月19日 1963年06月08日 1987年度後期 棋聖 1981年度 若獅子戦 1986年04月01日 1989年02月22日 148 塚田泰明 1981年03月05日 1964年11月16日 1987年度 王座 1983年度 早指し新鋭戦 1988年04月01日 2000年12月15日 149 神谷広志 1981年03月17日 1961年04月21日 - - (B級1組) (八段) 157 井上慶太 1983年02月04日 1964年01月17日 - 1985年度 新人王戦 1997年04月01日 2011年03月03日 福崎、谷川、井上の3名は、年齢で言えば55年組の中にはさまっており、また、小林、田中は依田と同じ年の生まれとなっている(谷川は十七世名人資格者、福崎、井上、小林、田中は九段)。
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