棋士に進む
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/14 06:30 UTC 版)
度会郡小林に、山田奉行同心役の中根久馬三の第二子として生まれる。幼時より碁、将棋を好み、碁は12歳の時に中浦源次郎初段に学び、その後山崎兼次郎二段、原忠則、安藤新兵衛、梶川昇らに教えを受け、将棋は松坂幅四郎六段に学んで有望と目された。1872年に勝田栄輔が遊歴中に伊勢の中根家に立ち寄り、また同年に林秀栄が遊歴中に訪れて、両人からも薫陶を受けた。 1873年に石川県に勤め、西南戦争では報賞も得たが、職を辞して上京し十三世井上松本因碩に入門し、芝区に居す。しかし同門で研鑽、伯仲していた村上半次郎が早世したのとともに門下を去り、林秀栄の紹介で近隣にいた小林鉄次郎の門下となり、代稽古なども務める。次いで千葉県に勤め、碁を好んだ県令柴原和の催しで小林、黒田俊節らと多く対局した。1881年に大蔵省に転じ、方円社に参加。1882年に九級(初段)を認められ、84年に八級、85年に七級、87年六級(四段)と進む。
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