本庄宿に関する諸々の情報とは? わかりやすく解説

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本庄宿に関する諸々の情報

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 04:01 UTC 版)

本庄宿」の記事における「本庄宿に関する諸々の情報」の解説

本庄宿19世紀当時風景を今に伝えるものとして、渓斎英泉作中山道六十九次の『支蘓路(きそろ)ノ駅本庄宿神流川渡場』があるが、その他に幕府作成した詳細な絵図もある。それが『中山道分間絵図』である。これは寛政12年1800年)から文化3年1806年)にかけて作成され国内の各道中集成し測量絵巻一本である。縮尺は約1800分の1で、1982年国の重要文化財指定されている。この『中山道分間絵図本庄宿』の模写レプリカ)は、本庄市本庄歴史民俗資料館2階展示されている。 本庄宿中山道最大宿場町成り得たのは、早い時期に城が廃城本庄藩廃藩となったことで、城下町全体宿場町としてそのまま利用できたことによる文字通り城下町武家領地)から宿場町商人の町)へと方向転換し、代わっていった町であり、幕府政策意向よる。結果として大飢饉天災生じたでも、諸藩財政難から領民救えなかったのに対し本庄宿では豪商達が宿内民の救済処置に当たることができた。 基が城下町であるため、道が入り組んで細かいこと特徴一つであり、近年になって道路整備が行われるまで、複雑な町の造り交通事故の多さ繋がっていた。 本庄宿は、宿場町として規模大きかったため、何度大きな火災被害受けており(特に町の拡大進んだ18世紀から)、近世当時面影を残す建物少ない(明治期近代建築の方が目立つ)。本庄宿作り街道沿いの正面ではなく店先一つ下がった部分建設されている。これらは隣家繋がりの帯とも言うべき家並み作った。その理由は、火事になった時、防火帯役目はたしたからである。商家資産保管していた、こうした蔵々火災時にとなった。これも近世当時建物少な理由である。 本庄宿総鎮守は、現在の千代田3丁目2番3号宮本町)に鎮座する金鑚神社である。本庄氏滅亡後近世になって何度移転した末、現在地に至る(小笠原政信の方も参照)。『金鑚神社略記』の由緒によると、本庄の地に金鑚神社分社)が建立したのは欽明天皇2年541年6世紀中頃とされる中世では東本庄の地にあり、代々本庄氏氏神として祀られていたが、本庄宮内少輔実忠の代になり、本庄城築城にともない移転した本殿18世紀初めに建てられ当時は金鑚明神の名で親しまれとされる18世紀から19世紀にかけての児玉郡周辺普及した地方ローカル剣術真之真石川流と言う流派があり、柳生新陰流末流とされる剣術である。この石川流の4代目小林庄松本庄宿拠点として周辺地域広めていった(当流より古くから奥山念流地元では普及していた)。 皇女和宮親子内親王田村本陣の方を通った。 後の新撰組局長近藤勇が、浪士組一員として京都に向かう際、芹沢鴨宿割り忘れ怒った芹沢本庄宿街道上で夜通し篝火焚いたというエピソードがある。 明治時代本庄首都移そう発案した人物がいる。佐賀藩士であり、近代海軍創設日本赤十字社創立した佐野常民明治35年没)である。彼は『遷都意見書』を提出し外国船の攻撃受けない地域で、水害恐れがなく、水運良く高い山がなく、気候温暖で、飲料水確保できる風土条件とし、その条件満たした地域として具体的に本庄をあげた。ただし、この意見書草案終わった考えられている。この地候補本庄論の内容書かれ資料は、長い間忘れられていたが、慶應義塾大学教授の手塚豊によって、昭和36年1961年)に発見されることとなる。

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