書物・文献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 16:04 UTC 版)
「ゼロの使い魔の用語一覧」の記事における「書物・文献」の解説
「始祖ブリミルの使い魔たち」 トリステイン魔法学院の教員用書庫に収められていた文献。召喚された才人の左手のルーンを不思議に思ったコルベールは様々な本を読み漁った結果、この本で「ガンダールヴ」の徴であると確認した。 「始祖の祈祷書」(偽書) 始祖ブリミルの偉業と教えを記したとされる書物。世界中に複数存在する同名の書は微妙に内容が異なっており、そのうち幾つかは「これこそが本物である」と謳われている。実際には時代地方によって様々な貴族や聖職者が、自分たちに都合のいいように解釈した内容が書き散らされているので、どれが本物なのかは一般に知られていないが、古いだけで内容は白紙であると広く知られるトリステイン王家秘蔵の「始祖の祈祷書」こそがオリジナルである。オリジナルの効果については始祖の祈祷書を参照。 「風の力が気象に与える影響とその効果」 タバサがトリステイン魔法学院の入学式最中に、オスマンの話を尻目に読んでいた魔法の研究書。隣席に座っていたキュルケは、子供にしか見えないタバサが難解な本を読んでいたので、怪訝な顔をしていた。 「炎蛇のヒミツ」 コルベールが出陣前の才人に渡した自筆の小冊子で、ゼロ戦に搭載した発明品の使用方法が書かれていた。手紙が同封されていたが、それは戦場に赴く才人を自分の生徒と見込んで記した、コルベールの教師としての思いやりだった。 「恋愛の方程式〜男の子に好かれるためには」 才人の夢の中でタバサが読んでいた書物。読書内容をからかった才人に向かって、タバサの才人の心を抉るような毒舌マシンガントークが炸裂した。 「メイドの午後」 貴族の館で働く平民のメイドが、無体な主人に夜な夜なお仕置きをされるという小説。シエスタが同室の娘に読むように勧められ、才人の気を引くために内容のロールプレイを敢行した。才人は「そういや自分の世界でも少女誌って内容は過激だったな」と感心していた。 「幻の古代知性生物〜韻竜の眷属」 豊かな知識を持った古の賢者が、歴史の闇に消えた生物を記した1冊の書。ガリア王城に向かうタバサが退屈しのぎにたまたま読んでいたのだが、自分の背中で自分たちの種族に書かれた本を読んでくれていた事に、シルフィードはいたく感激していた。 「ハルケギニアの多種多様な吸血鬼について」 ガリアの領内に現れた吸血鬼掃討に先駆けて、タバサが読んでいた本。 「イーヴァルディの勇者」 ハルケギニアに伝わる英雄譚の中で最もポピュラーとされる物語。いじめられっ子のオリヴァン少年が鞄に入れて持ち歩いていた。 シャルロット(タバサ)が幼少の頃、母親から語って聞かされた本の中で最も多く聞かされたのがこの物語であった。 基本的に、始祖ブリミルの加護を受けた勇者イーヴァルディが剣と槍を用いて龍や悪魔、亜人や怪物など様々な敵を倒すというもの。主人公が平民であるためか平民に大きな人気があり、原典が存在しないために筋書きや登場人物に違いがあったり、伝承や口伝、詩吟、芝居、人形劇など数多くのバリエーションがある。 一方でイーヴァルディの素性ゆえに大人の貴族には御伽噺と決め付けられており、様々な内容が伝えられているにもかかわらず、イーヴァルディの実在の真偽など、学問的研究はなされていない。 エルフにも似た様な伝承が存在する。エルフの伝承に出てくる聖者アヌビスは聖なる左手を有し、勇者イーヴァルディは光り輝く左手を持っていたとされており、ビダーシャルもこの共通点に深い興味を抱いていた。 この本の愛読者であったタバサは、後に自分を救ってくれた才人をイーヴァルディと同一視し、信仰と恋慕合い半ばする複雑な感情で見るようになる。 「召喚されし書物」 アニメ第4話に登場するアイテム。とある魔法使いが行った魔法の実験中の何らかの事故によって召喚された書物。未知の言語書体で文字が書かれており誰にも解読できなかったが、男性の欲情を駆り立てる効果があるという評判を聞きつけ、ゲルマニアの貴族フォン・ツェルプストー(キュルケの祖父)が買い取り、家宝とした。本自体は書物マニアの間では有名らしく、トリステインのモット伯爵もこの書物を所望していた。 実は才人の世界のセクシーグラビア誌で、書名は「エロ凡パンチ・'75年4月号」。留学してきたキュルケが嫁入り道具として託されていたが、内容を一瞥したキュルケにとっては何の感慨があるでもなく、モット伯にあっさりと譲渡した。 「バタフライ伯爵夫人の優雅な一日」 貴婦人マダム・バタフライと男性との関係を赤裸々に綴った小説本。第2章がすごいらしい。トリスタニアで今人気の読み物らしく、倹約派のシエスタも自費で購入した。価格は55スゥ。
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