新津車両所とは? わかりやすく解説

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総合車両製作所新津事業所

(新津車両所 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 08:35 UTC 版)

総合車両製作所新津事業所(そうごうしゃりょうせいさくしょにいつじぎょうしょ)は、新潟県新潟市秋葉区南町にある総合車両製作所(J-TREC)の鉄道車両製造工場。 


備考

  1. ^ a b 新津では全てJR東日本新津車両所時代に製造した車両。
  2. ^ 新津ではJR東日本新津車両製作所時代に製造した車両。
  3. ^ 500番台は全て新津で製造。
  4. ^ 500番台とその6扉車置換え用4扉車は全て新津で製造。
  5. ^ 5000番台・8000番台は全て新津で製造。
  6. ^ 0番台及び1000番台の普通車は全て新津で製造。なお、グリーン車(1000番台のみ)の製造は横浜事業所であるが、1000番台については全車両『JR電車編成表』や鉄道ファン付録の「JR旅客会社の車両配置表/JR車両のデータバンク」などの新製車両表の製造所は、当事業所製と記載している[16][17]
  7. ^ 1000番台の中間車2両 19編成分 計38両製造(同番台の先頭車は横浜事業所で製造)
  8. ^ 2020系10両編成19本と、2020系9両に6020系Qシート車を組み込んだ10両編成が2本。

注釈

  1. ^ a b 6扉車が欠車(東急車輛にて製造)。
  2. ^ 当事業所には製造ラインがないことは、『鉄道ジャーナル2002年12月号 特集●日本の鉄道車両工業』pp.34 - 51の「日産1両 E231系電車量産のための最新工場 新津車両製作所」[19]や『鉄道ジャーナル2011年12月号 特集●鉄道車両工場』pp.62 - 75の「首都圏通勤電車の製造を担う工場の今 18年目の新津車両製作所」[20]において、グリーン車の製造ラインが一切掲載されていないことや、特に、2011年12月号ではE233系3000番台(国府津車両センター向けの車両)の全製造過程の画像と説明文が記載されており、そこには一切グリーン車の製造の説明やその画像は掲載されておらず、p.75には「近郊電車にはグリーン車も連結されるので、このとき東海道線用E233系にも、前日他のメーカーから8両まとまって回送されてきたばかりであった。」との記載があり、当事業所にはグリーン車の製造ラインがなく、グリーン車は他のメーカーに製造を頼っていることがわかる[20]。また、『JR電車編成表』のE217系、E231系、E233系3000番台、E531系のグリーン車は東急車輛製造(現・総合車両製作所横浜事業所)や川崎重工兵庫工場(現・川崎車両兵庫工場[21]が製造と記載されている。ただし、E531系の2014年製造分以降は横浜事業所で製造との記載[21]
  3. ^ 車両を受け取るJR東日本が、自社で輸送を行うことができるため、JR貨物に委託(甲種輸送)する必要がない。
  4. ^ 『鉄道ジャーナル2011年12月号p.75において、「近郊電車にはグリーン車も連結されるので、このとき東海道線用E233系にも、前日他のメーカーから8両まとまって回送されてきたばかりであった。」との記載[20]や、鉄道ファンのWebサイト『鉄道ファン railf.jp』に、E235系1000番台グリーン車が横浜事業所製造のJRなど向けの新製車両が甲種輸送される時の出発地点である逗子から、本事業所まで甲種輸送された記事が掲載[18]された。

出典

  1. ^ 広報にいつ 第764号 1994年10月15日 pp.1-3 鉄道のまちに新しい拠点施設 - 新津市
  2. ^ 【レポート】日本で唯一の鉄道会社直営車両生産工場「新津車両製作所」に潜入 - マイコミジャーナル 2008年10月23日
  3. ^ 車両製造事業の子会社への会社分割による継承について (PDF) - JR東日本 2013年12月18日
  4. ^ JR東日本、新津車両製作所をJ-TRECに譲渡…車両製造部門を一元化 - Response. 2013年12月18日
  5. ^ レイルマガジン416号140ページ
  6. ^ 旧国鉄新津工場 - 新潟市秋葉区HP
  7. ^ a b c d e f 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2003年6月号「E231系と新津車両製作所」47-57P記事。
  8. ^ a b 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1992年8月号24P「JR東日本が新津に車両新製工場」記事。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 日本鉄道運転協会「運転協会誌」2001年8月号職場のわだい(70)「累計1,000両と1日1両生産のあゆみ」50-51P。
  10. ^ a b 新潟鉄道管理局・新津車両管理所「新津工場史」。
  11. ^ 『早くて安あがり 赤外線利用の貨車乾燥装置 国鉄新津工場』昭和39年3月11日読売新聞信越版
  12. ^ 『除雪機関車も自動操縦 新津の国鉄工場でテスト』昭和46年3月7日読売新聞新潟読売
  13. ^ 『再出発へ初の電車完成 JR新津車両所で記念式』昭和63年6月28日読売新聞朝刊22面新潟読売B
  14. ^ 『初の車両製作工場 新津で操業を開始 第1号は来春完成 JR東日本』平成6年10月4日読売新聞朝刊26面新潟読売下越・県央
  15. ^ JR東日本会社要覧2019-2020 (PDF) 』p.21。
  16. ^ a b 太田浩道 編「2020(令和02)年度上期 車両動向一覧 新製車両 東日本旅客鉄道」『JR電車編成表 2021冬』発行人 横山裕司、交通新聞社〈ジェー・アール・アール編〉、2020年11月18日、356頁。ISBN 978-4-330-08220-2 
  17. ^ a b 別冊付録:「JRグループ 車両のデータバンク 東日本旅客鉄道 新製」『鉄道ファン7月号付録 JR旅客会社の車両配置表/JR車両のデータバンク 2021』第61巻7号(通巻723号)、交友社、2021年7月1日、23頁。 
  18. ^ a b c 朱励 (2020年8月8日). “E235系1000番台グリーン車が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp. 交友社. 2021--07-17閲覧。
  19. ^ a b 鶴通孝、沖勝則、(写真)久保田敦「日産1両 E231系電車量産のための最新工場 新津車両製作所」『鉄道ジャーナル2002年12月号 特集●日本の鉄道車両工業』第36巻12号(通巻434号)、鉄道ジャーナル社、2002年12月1日、34 - 51頁。 
  20. ^ a b c d 沖勝則、(写真)久保田敦「首都圏通勤電車の製造を担う工場の今 18年目の新津車両製作所」『鉄道ジャーナル2011年12月号 特集●鉄道車両工場』第45巻12号(通巻542号)、鉄道ジャーナル社、2011年12月1日、62 - 75頁。 
  21. ^ a b 太田浩道 編「東日本旅客鉄道 鎌倉車両センター(E217系)、小山車両センター・国府津車両センター(E231系、E231系3000番台)、勝田車両センター(E531系)」『JR電車編成表 2021夏』発行人 横山裕司、交通新聞社〈ジェー・アール・アール編〉、2021年5月24日、45,63,64,79,81,86頁頁。ISBN 978-4-330-02521-6 
  22. ^ 地域の”. SR1 | しなの鉄道株式会社. 2021年5月30日閲覧。
  23. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2008年10月臨時増刊号鉄道車両年鑑2008年版「JR東日本 新津車両製作所を見る」40P記事。


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