改装箇所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 07:07 UTC 版)
船体やエンジンはクリスタル・ハーモニーから変更されておらず船舶としての能力は同等であるが、日本人のニーズに合わせ設備を追加するなどした影響で総トン数が増えた他、乗客定員(872名)と乗組員(約470名)が若干減少している。主な改装箇所は次の通り。 大浴場「グランドスパ」 日本人向けの客船には必須の設備として12デッキに新設された。 リドガーデン 一斉に食事に来る日本人客の特性を考慮し、当初の「リドカフェ」の収容人数では不十分として、11デッキの「ネプチューンプール」を廃し「リドカフェ」と連なる形で新設。 「ネプチューンプール」上部のスライディングルーフの部分に「グランドスパ」を新設、「リドガーデン」も非露天区画となったことから、本船の容積が増え、総トン数が「クリスタル・ハーモニー」時の 48,621 より 50,142 に増加した。 寿司「海彦」 11デッキの和食レストラン「KYOTO」を改装。寿司カウンターや水槽が新設された。 プレゴ 改装はされていないが、イタリアンレストランとしての機能は停止され、スイートルーム客専用の夕食スペースとなった。 和室 子供用プレールームであった11デッキの「ファンタジア」を和室「游仙」に改装。 アトリウム 5・6デッキ吹抜け部分の、上部より水が流れる泉(但し「クリスタル・ハーモニー」運航末期は、故障により水を流していなかった)が、時間帯によって色が変わる自光式の構造物に置き換えられた。 人工芝 スカイデッキには緑の人工芝が敷かれていたが、鮮やかな青色のカラー舗装に張り替えられた。 ウォシュレット 「飛鳥」の頃より多数の乗客より導入希望が寄せられていたが、同船では技術的理由から不可能であり、「飛鳥II」で改装に合わせ導入された。 この施工不良(配管ミス)がトラブルを招くこととなった。→ 初期トラブルと朝日新聞の記事 カジノルーム デッキ6のカジノルーム「Caesars Palace st Sea」をカジノゲームコーナー「モンテカルロ」と麻雀・囲碁室「マージャンサロン」に改装。 改装費用について、郵船クルーズの松平社長は、改装工事前の2005年10月5日の記者会見で「概算で30~50億円」と発言している。
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改装箇所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 16:52 UTC 版)
広島、長崎市への原爆投下任務に用いた機体は総数15機で、主な改修点として、 尾部銃座以外の武装撤去 装甲の撤去 エンジン及びプロペラを改良型に換装 爆弾懸吊装置の改造(全く形状の異なるリトルボーイ・ファットマンどちらにも臨機対応可能) 爆弾倉扉の改造(油圧開閉方式→空気圧開閉方式) 等を施された。 また、原爆に関する全ての事項を徹底的に秘匿した(アメリカ国内でも、限られたごく一部の政治家・軍司令官クラスしか原爆計画は知らされていなかった)ため、この機体を配備した原爆投下任務部隊(第509混成部隊)の固有マーキング(円の中に前向きの矢印)も、部隊がテニアン基地に展開しパンプキン爆弾を用いた原爆投下訓練を開始する頃(1945年7月中旬)には既存の通常爆撃部隊のマーキングを流用した。こういった経緯もあって外観上通常型B-29との識別は困難である。なお、マーキングは戦後本国へ帰還したのち元に戻された。
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