乗客定員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 07:07 UTC 版)
主要目の通り、本船の乗客定員は940名であるが、パンフレットでは872名と謳われている。理由は以下の三点である。 「飛鳥」が満室状態が続いていたとはいえ、二倍近くの集客をなすことは難しい。(代替船投入の選択肢としての新造船建造では、750名程度の定員を前提していたらしい) 日本では馴染みの薄い、海の見えない内側の部屋を販売していないため。(クリスタル・ハーモニー時代は19室の内側キャビンが販売されていた) 乗組員の雇用が追いつかない。「クリスタル・ハーモニー」の乗組員(545名)をそのまま雇えばよさそうなものであるが、彼らは欧米向けには一流のサービスができても、日本人向けのサービスができるとは限らない(逆に「飛鳥」の現役乗組員は、〈希望者の〉全員がそのまま継続雇用された)。「飛鳥」と同等のサービスを維持するための乗組員育成には多少の時間を要し、一般的に客船において一流のサービスを提供するには乗客2人に対し乗組員1人以上の割合が必要、とされる。 郵船クルーズとしても空き部屋を遊ばせておくつもりは無く、集客が順調で且つ乗組員の雇用、教育が進めば、早い機会に乗客定員を増やしていきたい旨、明言している(2008年のA-styleクルーズでは 850名以上が乗船し、ラ・ベットラ・ダ・オチアイの落合シェフが850人前以上のパスタを1人で作ったと公言している)。
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