フィリピンのトライシクル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 02:18 UTC 版)
「三輪タクシー」の記事における「フィリピンのトライシクル」の解説
フィリピンでは、「トライシクル」と呼ばれる三輪タクシーが大量に走っていて、庶民の足として利用されている。定員は運転手を含め4人-7人程度で、大きなバス停の近くにトライシクルのターミナルが設けられていて、満員になると発車する。ルートを巡回する運行形態の場合、乗合料金は13.5ペソ/人で、貸切直行タイプは往路で60ペソ、復路で50ペソである(いずれもマニラ近郊)。100 cc程度の小型オートバイを改造した三輪自動車や、屋根付のサイドカーが利用されているほか、自転車に側車を取り付けたトライシクルもある。 マニラ近郊の大気汚染を緩和する一環として、2011年に電動トライシクルを導入するプロジェクトが行われたが、度重なる水害に巻き込まれたり過酷な使用状況から1年程度の間に半数近くが故障した。2013年からは、アジア開発銀行の協力を得ながら5億ドルの費用を投入して、2016年までに10万台を投入する計画が進められている。日本のベンチャー企業トリトンEVテクノロジー(その後渦潮電機(現・BEMAC)が吸収合併)、テラモーターズの二社が相次いでフィリピン向け電動三輪タクシーの開発生産を発表した。2019年には、渦潮電機がフィリピン政府がから受注した電動三輪タクシー3,000台を納入した。 庶民の足トライシクル(側車タイプ)オーソドックスな乗客定員4人のタイプ (ちょっとだけ大きめの)乗客定員6人のトライシクル(側車タイプ前) 乗客定員6人のトライシクル(側車タイプ後) 乗客定員6人のトライシクル(三輪車タイプ前) 乗客定員6人のトライシクル(三輪車タイプ後)
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