改装後の防御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 14:01 UTC 版)
「コンテ・ディ・カブール級戦艦」の記事における「改装後の防御」の解説
船体防御では舷側装甲250mm等は変化していないが、船首楼甲板が延長されたのに伴い、最上甲板から第一甲板の間の110mm装甲が120mmへと、第一甲板から主甲板間の装甲が130mmから150mmへと増厚されている。 さらに水平防御が第一次大戦時の戦訓により強化された。改装前で合計80mmであった防御厚は改装後は主甲板自体が80mmに増厚され最上甲板と中甲板とを合わせて合計135mmに強化された。 対水雷防御は、前述の艦底部まで続く二層構造と縦隔壁、石炭庫による防御に換わる物として、新型の「プリエーゼ式水雷防御」が採用された。前後の主砲塔間に舷側装甲下端から、内側に大きく弧を描いて厚さ40mmの水雷防御隔壁が配置されており、舷側外板と合わせて円筒状の空間を形成している。その中央には、水密された直径3.4mの中空の円筒が保持されており、全体としては二重円筒状の構造となっている。外筒と内筒の間は液体(重油等)が充填されており、水中爆発に対しては中央の内筒が圧壊することで爆圧を吸収し、また爆発の断片を受け止める構造となっていた。 かえってダメージを増大してしまうとも言われるプリエーゼ式水雷防御であるが、本級はプリエーゼ部に被雷したことがないため、本級をもってその是非を判断することは適当ではない。
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改装後の防御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 14:02 UTC 版)
「カイオ・ドゥイリオ級戦艦」の記事における「改装後の防御」の解説
船体防御では舷側装甲250mm等は変化していないが、船首楼甲板が延長されたのに伴い、最上甲板から水線部まで舷側が面一となっている。舷側装甲は最上甲板から120mm、第一甲板から150mm、水線部装甲は上端が220mmで水線部が250mmで水面下部が170mmである。水平防御は最上甲板が30mm、第一甲板が15mm、主甲板が80mmで合計135mmであった。なお、主甲板の舷側と接触する傾斜部が40mmである。 対水雷防御はカブール級と同じく「プリエーゼ式水雷防御」が採用された。前後の主砲塔間に舷側装甲下端から、内側に大きく弧を描いて厚さ40mmの水雷防御隔壁が配置されており、舷側外板と合わせて円筒状の空間を形成している。その中央には、水密された直径3.4mの中空の円筒が保持されており、全体としては二重円筒状の構造となっている。外筒と内筒の間は液体(重油等)が充填されており、水中爆発に対しては中央の内筒が圧壊することで爆圧を吸収し、また爆発の断片を受け止める構造となっていた。 かえってダメージを増大してしまうとも言われるプリエーゼ式水雷防御であるが、本級はプリエーゼ部に被雷したことがないため、本級をもってその是非を判断することは適当ではない。
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