初期トラブルと朝日新聞の記事
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「飛鳥II」の記事における「初期トラブルと朝日新聞の記事」の解説
2006年5月20日、朝日新聞(大阪版)の夕刊一面に『豪華客船ため息航路』の見出しで、本船上のトラブル(排水の逆流、自動ドアの不具合、大浴場の湯温が上がらない、エレベーターの不具合等)を報じる記事が掲載された。 のちに、旅行業界では「クレーマー」として知られる男性が朝日新聞に告発したところ大きく取り上げられてしまったものであり、実際には他の乗客はそれほど問題としていなかったといわれている。トラブルは無いに越したことは無いが、大新聞が一面で取り扱うほどのことであったのかは意見が分かれるところである。もっとも、2月の「飛鳥」運航終了から3月の「飛鳥II」デビューの際のマスコミの取り上げ方も別の意味で凄まじいものがあった。特にNHKでの扱いは、これらが純然たる営利企業の船であることに鑑みれば、異例ともいえるものであった。 報じられた不具合はいずれも事実であり、4月からの世界一周クルーズでもこれらの一部は解消されなかった。ソフト面でも一定のレベルが確保できなかったとして、郵船クルーズは最終的に客室単価の2泊分のクレジット(船内でのみ使用可)を「お詫び」として乗客に提供している。飛鳥IIに限らず、ホテルや客船といった宿泊施設において初期トラブルはつきものであり、「開業当初、就航当初の施設はあえて避ける」という利用客も少なくないようである。
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