戦闘・アセンブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 01:46 UTC 版)
「アーマード・コアV」の記事における「戦闘・アセンブル」の解説
戦闘モードとスキャンモード 戦闘モードは従来のインゲーム画面と同じように、ロックオンサイトや武器の残弾数やAPが表示される。スキャンモードは武器での攻撃はできないが、リコンが探知している敵のシルエット、敵の防御力の解析と自機の搭載武器の与えるダメージのグラフ表示、爆発するオブジェクトの探知ができる。また、武器と腕部のエネルギー消費がオミットされるため戦闘モードに比べてエネルギーゲージの回復が速く、ブースタの消費エネルギーも少なくなる(アップデート前は武器と腕部以外の部位の消費エネルギーがオミットされる仕様だった)。敵の情報を知るだけでなく、効率的な移動をするための要素でもある。 属性と跳弾 以前は「実弾」と「エネルギー」の2つに分かれていた攻撃力や防御力の属性が、KE (Kinetic Energy), CE (Chemical Energy), TE (Thermal Energy)の3つに改められた。KE属性の攻撃は物理的なダメージを与え、距離による威力の減衰が大きい。CE属性の攻撃は化学反応を利用したダメージを与え、距離による威力の減衰が少ないが発射速度は遅い。TE属性の攻撃は熱エネルギーを利用してダメージを与えるもので、使用時にエネルギーゲージを消費するが、全体的に高い攻撃力を持つ。武器の攻撃力が相手の防御力を下回っている場合、ダメージが通常の1/3になる「跳弾」が起こる。跳弾されたかどうかは、効果音で判別可能(KE属性とCE属性の場合は金属音、TE属性の場合は独自の効果音)。戦闘では、相手の防御力を上回る攻撃力を持つ武器で攻撃する(弱点を突く)ことが重要だが、一部の単位時間あたりの火力が高い武器で強引に大ダメージを与える戦法などでは必ずしも考慮すべき要素ではない。また、威力が非常に高いブレードやキャノンの攻撃力を超える防御力を持つACは存在しないため、実質的に跳弾できない武器も存在する。 ブースト 通常のブースト移動でのエネルギーゲージの消費がなくなった。また、数ある仕様変更の中でもとりわけ大きいのがブースタによる上昇の制限で、高所へ到達するには、周辺の障害物を利用した「ブーストドライブ」と呼ばれる壁蹴りをする必要がある。ただし、タンク型の機体ではできず、一定高度までの垂直上昇のみである。『AC2』から『ACfA』まであった「オーバード・ブースト」は「グライドブースト」となり、後方にも移動できるようになったが、接地状態でしか使用できない。また、『AC2』-『ACLR』の補助ブースタや『AC4』『ACfA』の「クイックブースト」での急加速の要素は「ハイブースト」と名称を改め続投している(クイックブーストと違い急速旋回はできない)。すべての機体で使用できる近接攻撃「ブーストチャージ」は「ハイブースト」からの突進攻撃で、ブースタのハイブースト消費ENの2倍のエネルギーを消費する。脚部のチャージ基本攻撃力が高いほど、衝突時の速度が速いほど、機体重量が重いほど威力が高まり、相手の防御力を無視してダメージが与えられる。突進攻撃ではあるは、自機へのダメージは一切なく、チャージ基本攻撃力の高い重量二脚が高速で衝突した場合、APの高くないACなら一撃で破壊できる場合もある比較的強力な攻撃手段である。 RECON(リコン) 従来のレーダーに変わる要素で、機体から射出する小型の索敵ユニット。RECONの種類ごとに駆動時間が定められており、搭載数はコアに依存する。投擲するタイプ、追従するタイプ、射出したその場で浮遊するタイプの3種類に分かれている。リコンの探知範囲内にいる敵の数が画面右下に表示され、スキャンモードではさらに敵の詳細な位置がわかる。 OVERED WEAPON(オーバードウェポン) 非常に高い攻撃力を持った規格外の兵器で、機体の背面に搭載する。これを装備した場合、ハンガーユニットの装備ができなくなり、戦闘中にパージもできない。攻撃属性OWはブーストチャージと同様に、相手の防御力を無視するため、非常に高い攻撃力や複数回の当たり判定と相まって、直撃すれば通常兵器であれACであれ、確実に一撃で破壊する。一度の戦闘で起動できるのは一回で、起動すると稼働時間が過ぎるまでOW以外の武器で攻撃することもできず、熱で徐々にダメージを受け、画面にはノイズが走る。攻撃には一定時間チャージする必要があり、チャージにかかる時間はコアやジェネレータの性能に依存する。起動するとエネルギーゲージがほぼ無尽蔵に使用でき、衝撃に対する耐性も劇的に上昇する。GRIND BLADE 6基のチェーンソーが装着された超大型近接攻撃武器。起動すると背面のユニットを右腕に装着後、左腕を強制的にパージし、露出した左腕ジョイント部にエネルギー供給用のアームを接続する。6基のチェーンソーが直列になった後に円形に並び、ドリルのように回転させて突撃、持続的に抉り取るようにダメージを与える。攻撃を繰り出す速さに優れるが、使用後もパージした左腕は欠損したままなので、OWの中でも特にハイリスクと言える。 MASS BLADE 建築資材の柱にブースターとハンマー状の先端を取り付けたもので、装着するとそのまま柱を背負う格好となる。使用時には両手の通常武器をサブアームによって格納し、ブースターとAC本体の推力を利用して強引に叩きつける。大振りではあるが、1回の攻撃力・衝撃力は非常に高い。 HUGE CANNON 膨大なエネルギーをチャージして核弾頭を放つ超大口径砲。右肩に折りたたまれた巨大な砲身を背負い、左肩にジェネレーターのようなパーツを装着する。起動するとOW中央のアームで両手の通常武器を格納、右腕に装着された砲身を展開後に二脚銃架と左腕で保持される。チャージ時は構えをとるが、非常に長い射程を誇るうえに着弾時の爆風も強烈で、遠距離から対象を破壊できる。 MULTIPLE PULSE 全周囲への攻撃が可能なパルスキャノン。装着時は、130の砲門を半円状に並べたものを5枚重ねたユニットを両肩に搭載する。攻撃時はこのユニットを左右に扇形に展開する。広範囲の対象を一気に殲滅できる。130の砲門一つ一つから攻撃力6万以上のパルスが発射されるため、総合的な攻撃力がOWの中でも圧倒的に高い。 HUGE MISSILE 大型の弾道ミサイルを搭載したミサイルランチャー。戦艦「セントエルモ」に装備されているものをそのまま流用している。装備時には両肩に六角柱型の箱を背負う。OWの中では唯一ロックオンが可能。右肩のユニットは展開してミサイルのカタパルトとなり、左肩のユニットからミサイルを取り出し発射体制をとる。ミサイルをその場で組み立てることが最大の特徴。
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