山下町旧社屋とは? わかりやすく解説

山下町旧社屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:39 UTC 版)

テレビ神奈川」の記事における「山下町旧社屋」の解説

山下町旧社屋の建設1971年2月から開始され、約11ヶ月後の1972年1月竣工完成主な建設会社清水建設で、社屋アルミサッシ防音ガラスなどは飯島硝子興業社屋鉄筋構造体建造梶川産業市川圧接亀井組などの共同防音シャッター三和シャッター設備本社屋屋上照明昭和ネオン工業所、エレベータ設備東芝放送機器電子機器設備放送送信制御設備、スタジオマスター設備NEC東芝、TOAMCO社の共同などで、社屋は全25社の協力完成した本社屋演奏所竣工記念式典には当時横浜市長神奈川県知事神奈川新聞社社主などが出席し、「火入れ式」と呼んだマスター主調整室設備第1スタジオ第1スタジオ副調整室などへの電源投入式典行われた第1スタジオ1Fメインスタジオ広さ198平方メートル開局記念特番はばたけTVK」(オープニング一部映像16ミリフィルム、その他はスタジオからの放送)が最初番組その後さまざまな番組暮らしのワイド・リビングポート、新車情報、テレビグラフィック42番街、YWTVなど)に使用された。旧社屋末期には3台のカメラ(3台共日立製)が常設されていた。なお一部特番ではスタジオ内にカメラクレーンを搬入して運用したこともある。 第1スタジオ・副調整室 (1サブ2Fステレオ音声多重放送対応の副調整室である。アナウンスブース併設。 このアナウンスブースからはかつて、朝の情報生番組「モーニング・ブレイク」(VJ有田真子)が放送されていた。有田は、ブース内に設置されテクニクス製のCDプレーヤーを自ら操作しながら曲出し行ったり、映像合わせてビデオジョッキー担当したちなみに第1回放送ではアナブースの模様ハンディカメラによって撮影され生放送された。 第2スタジオ1F広さ66平方メートルニュースミニ番組収録などを想定して作られ小型スタジオ。しかし、1スタからのOAコストかかっていた昼ワイド省力化目的とし「スタジオ・きょう」(60分→のち45分開始1980年時に改装された。特筆すべきサブからの遠隔操作運用する無人リモコンカメラ池上通信機製)が2台設置されたことで、これによりスタジオにはフロアディレクター以外のスタッフがいなくても放送運行が可能となった。 主に「日本大通り情報」「TVグラフィックおしゃべりトマト」「情報ステーション」「KICK OFF F・Marinos」「saku sakusaku saku morning call)」で使用されていた。 第2スタジオ・副調整室(2サブ2F第2スタジオだけではなく、のちに稼働したSEAスタジオサブとしても使用された。1サブ同様、2サブ内にもアナウンスブース併設開局時から2スタ機材更新までの間、ニュース用の簡易スタジオとしても使用し、その期間はブース内にニュース用の簡易セットおよび無人リモコンカメラ常設)。 SEAスタジオ3F1995年社長室一部取り払いオフィス内に開設されガラス張りスタジオ先述通りサブは2サブ使用)。「たてながHAMA大国」→「HAMA大国」、PUFFYSay a Little Prayer生放送時のsaku saku morning call」、ニューススポーツ番組1998年の横浜ベイスターズ優勝特番も含む)はここから放送SEAスタジオの名称は一般公募決まった。「SEA」はオフィス見える「seeの意味横浜の海、そして「S」にSports、「E」にEntertainment、「A」にAreaをかけた。その後SEA戦略」と局のステーションポリシーにも使用第2スタジオ同様、小回りが利くため重宝された。「HAMA大国放送中小学生社会見学ガラス越し子供が手を振るのは、恒例だった。 主調整室(マスタールーム、2FTVKテレビのマスターコントロール室で、マスター設備NEC製。ここから鶴見親局三ツ池送信所)のコントロール番組送出行っていた。マスタールームに隣接したCMバンク」は1992年頃D2-VTRのカートラック方式更新され続いて、「番組VTR室」の1インチVTRD2-VTR更新された。CMバンクには、提供コメント提クレ)を送出する為の音声パック装置備えられていたり、CMバンク室に隣接した場所に「天気画面描画マッキントッシュPCグラフィック装置があった。また、マスタールームの入口ドア左側には「お待ち」と呼ばれた「しばらくお待ち下さい」(ガチャ目電波TVKカラス)のテロップカード常時備えられ放送事故時はテロップ装置にそれを差し替えて放送していた。また、このマスタールーム内には「お天気カメラ」のコントロール卓も設置されており、旧横浜そごう屋上カメラ横浜ベイブリッジ設置カメラコントロールここから行っていた。ちなみに、マスタールームと上記番組VTR室」隣との間には「テロップ送出」があり、1972年開局時から使用していた紙カード写植による「テロップ送出装置」も備えられていた。番組運行中リアルタイム送出する「制作著作 TVK」「STEREO」「BILINGUAL」等のテロップもここで送出していた(同装置1990年頃新装置に更新されその後電子テロップ装置サブ機として現用されていた)。 なお、旧社屋竣工当時1972年)に上記番組VTR室」に導入されVTRは、東芝アンペックス製(TOAMCO製)2インチVTR(2インチスーパーハイバンドカラーVTR)が2台であり、1台は中継回線外部からの中継収録使用され、もう1台はビデオテープ番組運行などに使用されていた。※1インチカラーVTRへの更新年度は1980年代であるが現在のところ詳細不明報道顔出しブース報道部内) SEAスタジオ稼働するまで、報道部一角簡便な顔出しブース作られており、ここから午後ワイド内のミニニュースが放送されていた。また一時期夕方と夜のニュースここから放送されていた。 その後、同じフロア報道部至近SEAスタジオ完成したことに伴いすべてのニュース番組ここから放送されることとなり、顔出しブース廃止された。

※この「山下町旧社屋」の解説は、「テレビ神奈川」の解説の一部です。
「山下町旧社屋」を含む「テレビ神奈川」の記事については、「テレビ神奈川」の概要を参照ください。

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